お金が必要となったことを理由に家を売る時には、できるだけ早く少しでも高く売りたいものです。
家を売る時にかかる諸費用にはどのようなものがあるのでしょうか、また早く売るためや高く売るためにはどうすればよいのでしょうか。
こちらでは少しでも高く家を売るためのポイントやかかる諸費用について解説しています。
お金が必要で家を売りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
1.お金がないから家を売りたいと考えている方へ
お金がないために家を少しでも高く、そして早く売りたいと考えている場合に試したい方法がいくつかあります。その方法を挙げてみましょう。
- 不動産会社に仲介してもらい買主を見つけてもらう
- 家を担保にしてお金を借りる
- 不動産会社に買い取ってもらう
- リースバックを利用する
1-1.不動産会社に仲介してもらい買主を見つけてもらう
まず不動産会社に仲介してもらい家の買主を見つけてもらう方法です。高く家を売りたい場合は、仲介を優先して検討しましょう。
少し売却期間は長くかかるかもしれませんが、じっくりと買い手を探すことで相場以上の金額で売れる場合もあります。
1-2.家を担保にしてお金を借りる
家を売るのではなく、家を担保にして金融機関からお金を借りることもお金を得る1つの方法です。
自宅を担保にして銀行などから融資を受け、家に住み続けながら利息のみ返済を行い亡くなった後に一括返済するリバースモーゲージも高齢者に人気です。ただしリバースモーゲージの利用にはさまざまな条件があります。
1-3.不動産会社に家を買い取ってもらう
どうしても今すぐにお金が必要な場合には、不動産会社に直接家を買い取ってもらう方法がよいでしょう。
不動産会社に買取を依頼した場合は、相場価格の7割〜8割程度まで価格が下がります。メリットとしては早くお金を手に入れられることでしょう。
1-4.リースバックを利用する
家を売った後でも、毎月の家賃を支払いながらそのままその家に住み続けられる、リースバックも注目されています。
住宅ローンがまだ残っていて、その支払いができなくなった場合には家を売ることでローンの残金を清算できる可能性もあります。
ただ家を売っても借金が残る場合もあり、次に住む家を確保することが難しくなることもあるので、家の売却は慎重に専門家に相談して行ってください。
おうちクラベルでは少しでも高く不動産売却ができるように、不動産会社への不動産一括査定を依頼しています。ぜひ活用してください。
2.家を売る時にかかる諸費用は？
家を売る場合には売却金額をそのまま手に入れられる訳ではありません。家を売る時にはさまざまな諸費用がかかります。
諸費用のことも頭に入れて、金額などを決める必要がありますので諸費用にはどのようなものが含まれるのか以下に挙げます。
- 仲介手数料
- 引き渡し時にかかる費用
- 契約書作成など契約時にかかる費用
- ローン返済にともなう費用
- 不動産譲渡にかかる所得税
2-1.仲介手数料
仲介手数料は家が売れた時に不動産会社に支払う手数料です。規定で上限が定められており、上限設定となっている不動産会社が多いです。
売却額によって仲介手数料の上限額は違い、例えば200万円以下の場合は手数料は5%+消費税、400万円を超える場合は3％+ 6万円+消費税が上限となります。
2-1-1.仲介手数料の値引き交渉をする
仲介手数料は規定で上限額が決められています。そして多くの不動産会社がこの上限額を仲介手数料としています。
上限額なので、交渉次第では値引きしてもらえる可能性もあります。特に競合の多い地域などでは値引き交渉が比較的しやすいのではないでしょうか。
当然ですが、値引き交渉する際にはサービス内容や広告宣伝活動の力の入れ具合が疎かにならないように、しっかりと見極める必要があります。
仲介手数料などの値引き交渉については、専門家の意見を聞きながら行うようにすると見極めに迷うことがないでしょう。
仲介手数料の値引き交渉を行うことも必要ですが、何よりも家の価値を正当に評価してくれる納得のいく不動産会社に依頼することが大切です。
2-2.引き渡し時にかかる費用引き渡しにかかる費用
引き渡しにかかる費用には、引き渡し前の検査費用・清掃費用などが含まれます。
検査費用は引き渡し前に不具合がないかを確認するもので必要な費用です。また清掃費用もきれいな状態で家を引き渡すために必要です。
2-3.契約書作成など契約時にかかる費用
売買契約書の収入印紙代や契約書を提出時に必要な費用も諸費用に含まれます。
2-4.ローン返済にともなう費用
ローンが完済していない場合、売却後に一括返済となります。ローン返済額と残金を計算する上での手数料も必要になります。
2-5.不動産譲渡にかかる所得税
不動産売却金額が購入金額よりも高額となった場合には、譲渡所得税を課せられることがあります。
その他、買い手の印象を良くするために家の修繕を行ったり設備を整えたりする必要があるかもしれません。その場合は費用が大きくなります。
このように単に家を売却してお金を手にしたいと考えても、それにはさまざまな諸費用がかかることを知っておく必要があるでしょう。
できるだけ早く少しでも高く物件を売却するために、おうちクラベルでは複数社の不動産一括査定を受けることが可能です。ぜひ活用してください。
3.家を売る2つの方法とは？
家を売る方法には主として仲介と買取という2つの方法があります。仲介と買取の違いや、どちらを選ぶとよいのか気になるところです。
その他にも、自分で買い手を探して直接買ってもらうという方法もありますが、手続きなどをすべて自分で行わなくてはいけません。
やはり不動産会社に一任する方が失敗がないため、仲介か買取の2つの方法で選ぶとよいでしょう。
仲介と売却についてそれぞれ詳しく説明していきます。
4.仲介について
仲介には次のような特徴があります。
- 不動産会社からアドバイスをもらえる
- 売却に比較的時間がかかる
- 手取り金額は買取よりも高くなる
- 売却にかかる費用は買取よりも高め
4-1.不動産会社からアドバイスをもらえる
不動産会社は不動産に関して、豊富な知識を持っています。不動産の売買においてもトラブルを防ぎ、さまざまなアドバイスもできるのです。
不動産売買には付きものの面倒な手続きも、代行して行ってくれるので売主は安心して任せられるでしょう。
仲介で家を売却する時には、一般の買い手の人が家を見るために訪れますが、少しでも印象を良くするように、片付けなどの手伝いをしてもらえます。
また契約書や登記に必要な書類の作成なども不動産会社は行えるのです。そして不動産会社は不動産の査定ができるという特徴もあります。
4-2.売却に比較的時間がかかる
仲介の場合にはさまざまな手段で物件を宣伝していきますが、すぐに買い手が見つからない場合もあります。
そして売却までにかかる時間は、選ぶ不動産会社によってもかなり差があるので、不動産選びも慎重に行う必要があるのです。
慎重に自分に合う不動産会社を選ぶために、媒介契約についても解説しましょう。
不動産の売却を依頼する不動産会社を決めたら、不動産会社との間で媒介契約を結びます。
この媒介契約には種類があり次の3種類に分かれているのです。そしてそれぞれ特徴が違います。
- 専属専任媒介契約
- 専任媒介契約
- 一般媒介契約
4-2-1.専属専任媒介契約
専属専任媒介契約は他の不動産会社と二重に契約ができないとされています。自分で見つけた買い手への売却も禁じられています。
1社だけの契約なので売却に対しても積極的に力を入れて買い手を探してもらえるのもメリットです。
4-2-2.専任媒介契約
専任媒介契約も同様に他の不動産会社との契約は結べませんが、自身が見つけた買い手とは契約が結べるという契約内容です。
一般媒介契約は複数社の不動産会社と契約を結び、自身が見つけた買い手とも契約を結べます。
4-2-3.一般媒介契約
一般媒介契約の場合には複数の不動産会社が同時に買い手を探してくれるため、早めに買い手が見つかる可能性が高くなります。
ただ、必ず仲介手数料が貰えると決まっていないために、あまり仲介業務に積極的ではない力を入れてくれない不動産会社もあるので見極めることが必要です。
その点専属専任媒介契約・専任媒介契約では必ず仲介手数料が貰えると分かっているので、広告宣伝活動や物件紹介など購入希望者を見つけるために、売主に協力的な立場から売却を支援してくれる力を入れて探してもらえる場合が多いのです。
効率よく不動産の売却を成功させるために、おうちクラベルの不動産一括査定サイトを活用してください。
4-3.手取り金額は買取よりも高くなる
仲介での売却の場合は、買取に比べ2割から3割高めの売却額で売れることが多いので、手取り金額は買取よりも高くなります。
仲介の場合は仲介手数料がかかりますが、さまざまな諸経費を差し引いてもやはり買取よりも手にできる金額は高いと考えてよいでしょう。
例えば2,000万円で売却が決まった物件の場合、400万円超以上の上限仲介手数料が適応され、2,000万円×3%+6万円=66万円（税抜き）となります。
66万円と消費税が仲介手数料として不動産会社に売主から支払います支払われます。単純計算で買取で3割安く売却したとすると1,400万円の手取りです。
仲介料や諸経費を差し引いても、やはり仲介の方が手取り金額は高くなるケースが大半でしょうといわざるを得ないです。
4-4.売却にかかる費用は買取よりも高め
それではすべてが買取よりも仲介で売却した方がよいのかというと、必ずしもそうではなく、売却にかかる費用は買取より仲介の方が高めなのです。
大きな費用は仲介手数料で、売却金額により上限額が設定されていますが売却金額が大きいほど手数料も高くなります。
その他、広告費・契約書や登記書などの作成・手続きにかかる手数料といった費用もかかります。
それでも仲介を選ぶことで専門家の意見を聞けることや、市場価格などについてもアドバイスが期待できるのはメリットです。
そしてさまざまな費用を考慮しながら、適切な価格の設定を行えます。
その結果仲介手数料をはじめとする売却にかかる費用をすべて合わせた金額が、買取よりも仲介の方が高めでも手取り額は仲介の方が多くなるでしょう。
ただ仲介の場合は買い手が内覧に訪れることもあり、家の外装や内装に手を入れる必要があります。
リフォームや修繕費用を含めると買取の手取り額の方が多くなる可能性もあるので、しっかりと金額設定を行うことが大切です。
できるだけ費用を抑え最適な価格設定を行うために、おうちクラベルの不動産一括査定サイトで複数社への査定を依頼してください。
5.仲介を利用するメリット、デメリット
5-1.仲介を利用するメリット
仲介での不動産売却には次のようなメリットがあります。
- 高額での売却が可能
- 対応する不動産の数が多い
- 買い手を選べる
何といっても仲介で売却することで高額での売却が期待できる可能になるのが大きなメリットといえます。
仲介の場合、市場価格同等かそれ以上の価格での売却も目指せるでしょうが期待できるのです。ただし今すぐにお金が必要な場合には向いていないかもしれません。
仲介の場合は提示した金額で購入を希望する買い手を探してくれます。それでもすぐに買い手が見つかるとは限りません。
見つかるまで長い期間掛かる可能性もあるのです。ただ高い金額での売却が可能なのはメリットです。
不動産会社は複数あります。売却物件をできるだけ高く売ってくれる不動産会社に依頼したいものです。
複数社への査定を依頼して、納得のいく査定額を提示した不動産会社に依頼できるのも仲介のメリットです。
そして、不動産会社が探してくれた買い手を売主として選べるのも、仲介を選ぶことのメリットといえます。
5-2.仲介を利用するデメリット
仲介はメリットが多い不動産売却の方法ですが、メリットだけではなくデメリットもあります。デメリットを挙げてみましょう。
- 売却までに日にちがかかる
- 仲介手数料がかかる
- 契約後に不具合があれば責任を負う
先に少し触れましたが、仲介ではさまざまな広告媒体を介して買主を探します。そのため
売却までに日数がかかります。
売却完了までの期間が半年かかってしまう場合もあります。まとまったお金がすぐに必要であるために家の売却を考えている場合は仲介以外の方法を選びましょう。
5-2-1.仲介手数料
仲介をお願いするのですから当然ですが、仲介手数料がかかります。契約後に不具合があった場合にはその責任は売主が負うことになります。
これは「契約不適合責任」と呼ばれ、補修や損害賠償などの責任を課せられるのです。
契約不適合責任は注意しても見つけられなかった欠陥が契約後に見つかった場合に課せられ、例としては次のようなことがあります。
- 事故物件
- 雨漏り
- 白アリ
- 構造上危険個所がある
心因的に影響を与える事故物件であることを隠して売却した場合は契約を解除されることもあります。
雨漏りや白アリなども損害賠償が必要となるので、売却前にしっかりと調査して対処しておきましょう。
契約不適合責任の期間については契約時に決められますが、中古住宅の場合3ヶ月くらいとされることが多いです。
6.買取について
買取とは売りたい不動産物件を、直接不動産会社に売却することをいいます。不動産会社では買取した物件をリフォームやリノベーションして販売します。
売却物件を買取で売却する場合の買い手は不動産会社になります。改めて買い手を探す必要がありません。
買い手となる不動産会社が査定を行い、売主が納得したなら売買契約が交わされます。不動産買取には次のような特徴があります。
- 手数料が不要
- 売却までの日にちが短い
- 費用を抑えて売却できる
- 売却価格は仲介よりも安くなる
6-1.手数料が不要
手数料はすべて買取不動産会社が負担します。手数料がいらないのは大きな特徴です。
とにかくスピーディーな売却が可能で、す。通常1ヶ月ほどで現金化できるので、早めにお金が必要な場合には有利な売却方法です。
状態にもよりますが、古い家屋であっても買取が可能な場合が多いのも不動産買取の特徴です。この場合でも修繕は不要で現状渡しになります。
6-2.売却までの日にちが短い
お金が必要なために家を売却する人にとっては、少しでも早く売却してお金を手にしたいのが本音です。
割安になっても早く売却手続きが終わる方がよいと考えるでしょう。その場合には買取が有利なのです。
不動産買取の場合は、広告を出して買い手を見つける手間がいりません。そのことも早く売却手続きが完了する理由の1つです。
6-3.費用を抑えて売却できる
また買取の場合は売却にかかる費用が抑えられるというメリットもあります。仲介手数料やリフォーム・修繕などにかかる費用も不要です。
不動産会社では買取した物件をリフォームやリノベーションリフォームして転売するため、売主が少しでも高く売るために家に手を入れる必要がないのも費用を抑えられる原因です。
6-4.売却価格は仲介よりも安くなる
先ほども触れましたが、買取の場合売却価格は仲介の場合と比べて、2割から3割安くなってしまいます。
それでも実際にお金が必要な日にちが迫っている場合などは、買取での売却を選ぶ方がスピーディーに契約を交わせるのではないでしょうか。
特にお金が早く必要ではない場合には、仲介で納得のいく金額での売却を選ぶとよいでしょう。
このように自分の都合にあわせて買取・仲介を選ぶようにしてください。
仲介を選ぶのなら複数の不動産会社に不動産一括査定してもらい、納得した上で媒介契約を結ぶことが大切なのです。
おうちクラベルでは不動産会社への不動産一括査定が依頼できます。ぜひ活用してください。
7.買取を利用するメリット、デメリット
7-1.買取を利用するメリット
買取には次のようなメリットがあります。
- 売却までの期間が短い
- 仲介手数料がかからない
- 契約後の不具合に責任を負う必要がない
仲介でのデメリットがそのまま買取のメリットとなっていますが、買取のメリットは何といっても売却までの期間の短さです。
売却開始から1ヶ月ほどで現金が手元に入ります。売買に関する諸手続きはすべて不動産会社が行いますが、手数料はかかりません。
また契約後に何らかの不具合があったとしても、売主が責任を負う必要がないのも買取のメリットといえるでしょう。
7-2.買取を利用するデメリット
買取のメリットは多いです。ただ買取にもデメリットはあります。デメリットを挙げてみましょう。
- 買取金額が割安になる
- 買取に対応している不動産会社が少ない
- 買取できない物件もある
買取でのデメリットはやはり買取額が低くなることでしょう。不動産会社は物件を買取り、リフォームやリノベーションして転売します。
その為、買取額はリスクなども含めて割安となっています。市場相場の2割から3割程度割安になると考えましょう。
不動産会社の中には買取を行っていないところもあります。買取対応を行う不動産会社が少ないのもデメリットといえます。
また条件によっては買取のできないものもあり、どのような物件にも対応できる訳ではないので注意が必要です。
買取は売却にともなうさまざまな手続きを不動産会社に一任でき、買い手が不動産会社という点でも安心できるのではないでしょうか。
ただ売却額については不動産会社によって違いがあるので、しっかりと確認して不動産会社を選ぶことが大切です。
不動産の売却ならおうちクラベルの不動産一括査定サイトで、不動産一括査定を受けてみませんか。
8.家を少しでも高く売るためのポイントは？
お金が必要で家を売りたいと考えている場合には、少しでも高い価格で売りたいところです。
家を高く売るためにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。高く売るためのポイントについて主なことを挙げてみます。
- 内覧には丁寧に対応する
- 市場状況を確認する
- 売却時期を考慮する
- 専門家のアドバイスを聞く
- 複数の不動産会社で一括査定をする
- 確定申告をする
- リフォームをする
8-1.内覧には丁寧に対応する
家の売却には買い手の内覧に応じる必要があります。少しでも高い金額で購入してもらうために内装の痛みなどを修復し、買い手の購入意欲を高める工夫が必要です。
不動産会社によっては内覧のためのアドバイスをしてもらえる場合もあり、準備の手伝いも期待できるので相談してください。
また照明にもこだわることで明るい雰囲気を演出でき、写真撮影をする場合にも効果的です。少しの心遣いが売却には必要なのです。
8-2.市場状況を確認する
市場での相場など、妥当な金額を知っておくのも大切なポイントとなります。知った上できちんとした査定を複数社に依頼するとよいでしょう。
不動産売買は地域や立地条件などで価格が大きく変わります。また売却時期によっても価格が違う場合が多いです。
8-2-1.家の需要が高くなる2月～3月を狙う
家の売却には高く売りやすい時期があります。それは家の需要が高まる時期です。転勤などで引越しを決めることの多くなる2月〜3月が狙い時です。
需要が高くなることで、思い通りの金額での売却が期待でき、比較的早く買い手が見つかる可能性があります。
春に向う季節なので、特に室内を明るい雰囲気にしつらえるなど、家を探している人へ強くアピールするとより効果的でしょう。
8-3.売却時期を考慮する
売却に適した時期を考慮することも、物件を高く売るためには必要です。買い手が多くなる時期を考えて売却計画を立ててください。
8-4.専門家のアドバイスを聞く
有利に売却を進めるために、専門家のアドバイスを聞きながら計画することも大切なポイントの1つです。
不動産会社の担当者からも、さまざまな売却のためのヒントをもらえることがあります。そのようなヒントを見逃すことなく売却に活かしてください。
8-5.複数の不動産会社で一括査定をする
家を少しでも高く売るためには、査定で高い金額を提示する不動産会社に依頼したいところです。
ただし、媒介契約を結びたいために、相場価格を無視した高額な査定を提示する不動産会社も存在しますので注意しましょう。
複数社に査定を出してもらう必要があるということを理解し、不動産一括査定で金額を比較するようにしましょう。
査定額は各不動産会社によって基準も違います。得意とする物件やそうでない物件もあります。
不動産一括査定をすることで、それぞれの不動産会社の査定額を比較できるだけでなく、実際の自分の家の価値が分かります。
不動産会社によっては改善案などを提示されることもあるかもしれません。より高い金額で売却するためのヒントをもらえたり、今まで見えていなかったことが分かる場合もあるでしょう。
特に不動産一括査定サイトなら複数の不動産会社に査定を行ってもらい、その中から納得できる金額を提示した不動産会社を選べます。
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8-6.確定申告をする
家を売却した時には確定申告が必要になります。確定申告は年間の所得額を正しく申告するもので、家を売却した場合は別途申告が必要です。
家の売却で確定申告をすることが、直接家を高く売るために必要なことではないのですが、確定申告を行うことで利益を得ることも可能なのです。
どのような利益があるのかいくつか例を挙げてみましょう。
- 確定申告で特例や控除がうけられる場合がある
- 家の売却で得た損失が少しでも取り戻せる
確定申告を行うことで特例や控除が受けられる場合があり、譲渡所得税の減額や非課税が期待できます。
確定申告は強制的に行うものではありませんが、申告を行うことでのメリットは多いです。
確定申告については専門家の意見を聞き、しっかりと理解した上で申告する必要があるでしょう。
8-7.リフォームをする
家はそう何度も購入するものではありません。自分のイメージ通りの物件を購入したいと誰もがそう考えて物件選びをします。
購入するのなら少しくらい高くても新しい家と同じくらい、美しい室内のものを選びたいと考えることでしょう。
少し経費がかかってもリフォームすることで、より早く買い手が決まる可能性が高いです。
リフォームで家自体の価値も上がり、それだけ販売価格も上がることが期待できます。
もし、古い家でも今人気のアイランドキッチンに変えたり、トイレを温水洗浄便座に変えたりするだけで印象は変わる場合があります。
8-7-1.小規模リフォーム
大々的なリフォームは無理でも、お風呂に浴室乾燥器・脱衣室に暖房を取り入れるなどだけでも内覧時のイメージはアップすることでしょう。
外壁を塗り替える・庭を整えておくなど家の外観もリフォームできれば家の価値も上がります。
もちろんリフォームすることでよりお金がかかり、思った金額で売れても負担が大きくならないよう気を付けましょう。
不動産の売却ならおうちクラベルの不動産一括査定サイトを活用して、不動産一括査定を依頼してください。
9.もっと少しでも高く家を売りたいなら
ここまで説明してきましたが、様々な方法で家を売るポイントがあることがわかったと思います。最後に再度確認します。お金がなくて困っているので家を売りたいと考えるのなら、重要なポイントは以下です。
- 自分で売却する
- 売却のタイミングを計る
- 高く買ってくれる不動産会社を選ぶ
9-1.自分で売却する
自分で買い手を探して売却するというのが一番高く売るための方法ですが、すべての手続きを自分自身で行うのは大変です。
9-2.売却のタイミングを計る
売却のタイミングを計ってちょうど買い手が多い時期に売却することも、高額での売却につながります。
9-3.高く買ってくれる不動産会社を選ぶ
複数の不動産会社の中から高い値段で買ってくれる不動産会社を選ぶのも、少しでも高い金額で売却するためには必要なことです。
お金が今すぐにでも必要というのであれば、買取で売却する方法を選ぶ方がよいでしょう。日にちはかかっても高く家を売りたいと思うのなら、仲介で売却する方法がよいです。
仲介を選ぶ場合でも、できるだけ早く買い手を見つけてもらいたいと考えるのなら媒介契約は複数の不動産会社に依頼できる方法を選ぶことです。
おうちクラベルでは複数の不動産会社へ一括で査定依頼が可能です。ぜひおうちクラベルの不動産一括査定サイトをお役立てください。
10.しっかり情報収集して家を高く売却しよう
不動産を売却するには、まずいろいろな情報を収集して高く売却するにはどうすれば一番よい方法なのかを考えましょう。
売却方法にしても、少しの違いで売却額が変ってきます。仲介を選んで売却する場合でも家の内装や外装に気を配ることで物件の価値は上がります。
買取での売却を選ぶ場合でも、少しでも高く買い取ってくれる不動産会社を選ぶことで売却額を上げることが可能です。
特にお金が必要なために家を手放そうとしている場合には、焦ってしまいかなり低い金額で売却してしまうことがあります。
そのようなことのないように、しっかりと調べて有利な査定を出してくれる不動産会社を選ぶことが大切なのです。
そして少しでも早く、少しでも高く売却できるように不動産会社ともコミュニケーションを取りながら納得のいく不動産売却を行ってください。
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この記事の監修者
水野総合FP事務所 代表（ファイナンシャルプランナー、不動産エージェント、講師）
2003年、30歳で子どもの誕生を機に早期退職し株式専業トレーダーとして独立。
年間最高売買代金350億円超、月間最高利益2414万円を達成。合わせて法人経営に携わり複数事業のスタートアップに参画、スモールM＆Aを経験。現在は幅広い世代に対して金融リテラシー啓蒙活動を行い、個別相談、執筆・記事監修、取材協力、講師など多分野で活躍。
独立系FPとしてライフプランや投資・資産運用、不動産・住宅ローン相談を中心に、年間100名以上の相談業務に従事。学校法人や事業法人で講師を務め、年間80回以上登壇。マネー教室を運営し中学生から社会人までを指導。
日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ。中小企業庁「中小企業119」専門家。楽しい暮らしを叶える不動産エージェント。学校法人専門学校非常勤講師。
＜保有資格＞
CFP®︎認定者｜1級ファイナンシャル・プランニング技能士｜宅地建物取引士｜日本証券アナリスト協会検定会員補｜証券外務員1種｜DC(確定拠出年金)プランナー2級｜SP融資コンサルタント
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