別荘を売却するときの注意点を解説|別荘が売れにくい理由や所有し続けるデメリット・売却するコツ・処分する方法もご紹介します

相続や購入などの経緯で別荘を所有しているものの、利用する機会が少ないため売却したいという方は少なくありません。
例え利用していなくても、別荘を所有しているだけで管理費や税金などの費用負担が発生してしまいます。
早く手放してしまいたいと考えていても、別荘は普段生活している住宅と同じように売却ができるのか不安という方もいることでしょう。
今回は別荘の売却の注意点やコツなどをご紹介します。

目次

1.別荘を売却するときの注意点

別荘を売却する場合も、査定を受けて売却するという基本的な流れは住宅を売却する際とそれほど変わりません。

しかし、住宅を売却する場合とは税金などの扱いが違うところがあります。

まずは別荘を売却するときの注意点を解説します。

  • 住宅とは扱いが異なる
  • 税金の控除がない
  • 損益通算もできない

1-1.住宅とは扱いが異なる

別荘を売却する際にまず注意したいのは、別荘は普段生活している住宅とは扱いが異なる点です。

住宅は安心して普段の生活を送るために欠かせないものとして考えられますが、別荘は必ずしも必要なものではありません。

別荘は趣味や娯楽のために所有する家屋として考えられるため、戸建てかマンションかなどの物件としての種類にかかわらず、税制上の優遇措置などが受けられなくなります。

住宅であれば受けられる優遇措置がなくなることで費用負担が大きくなってしまう可能性があるため、あらかじめ注意が必要です。

1-2.税金の控除がない

先述した通り別荘は生活を送る上で必ずしも必要なものではないため、税制上の優遇措置は受けられません

通常、普段生活している住宅を売却した際には、売却で得た利益に対してマイホーム控除として3,000万円の控除などが受けられます。

1-2-1.譲渡所得税の控除や特例

売却で得た利益は譲渡所得といい、これにかかる税金が所得税・住民税・復興特別所得税を合算した譲渡所得税です。

もしも住宅の売却価格が購入価格よりも高かった場合、売却価格から住宅の購入金額と売却のためにかかった費用を差し引いた金額に対して譲渡所得税がかかります。

この譲渡所得税に対して3,000万円控除されるマイホーム控除や、マイホームの買い替え特例などが適用されます。

しかし、別荘の場合はあくまでも趣味や娯楽のための家屋として扱われるため、これらの控除や特例は受けられません

もしも別荘の売却で利益が発生した場合は、その利益分に対して譲渡所得税が発生することは変わりませんが、税金の支払いは税率通りに支払うことになるのです。

1-2-2.譲渡所得税の税率

譲渡所得税の税率は所得税・住民税・復興特別所得税のそれぞれに対して設定されており、さらに物件の所有期間によっても異なります。

売却した年の1月1日時点で所有期間が5年以内の場合は「短期譲渡所得」、5年以上の場合は「長期譲渡取得」といいます。

それぞれの税率は下記の通りです。

  • 短期譲渡所得:39.63%(所得税30%+住民税9%+復興特別所得税0.63%)
  • 長期譲渡取得:20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)

このように所有期間によって約2倍税率が異なるため、その分負担する税金の額も変動します。

いずれにしても高い税率となっているため、別荘の売却で利益が出たとしても多くの税金を支払うことになる可能性が高いでしょう。

1-3.損益通算もできない

別荘の売却では税制上の優遇措置がないと解説しましたが、これは利益に対してだけではなく、売却によって損失が発生した場合も同様です。

別荘の売却では所得の損益通算ができないことにも注意しましょう。

1-3-1.損益通算とは

損益通算とは、所得金額から損失分を差し引き、差し引いた金額をもとに所得税を算出することをいいます。

例えば年間の所得が2,000万円で、不動産の売却で500万円の損失が出たとします。

この場合、2,000万円から損失額の500万円を差し引くことで年間所得が1,500万円となり、これに対して所得税を算出するのです。

これによって節税することが可能ですが、これは生活する上で必要なものに対してのみ適用されるものです。

別荘の場合はあくまで嗜好品の分類となり、損益通算が適用できません。

別荘の売却で例え損失が出たとしても、それを給与所得など他の所得との相殺はできないことに注意しておきましょう。

2.別荘が売れにくい理由

不動産の売却は立地や建物の状態などさまざまな理由から売却の難易度が変わるものです

その中で、別荘の売却は一般的な住宅を売却するよりも難しいといわれています。

続いて別荘が売れにくいとされる理由を解説します。

  • 古い建物が多い
  • アクセスが悪い
  • 管理費がかかる

2-1.古い建物が多い

別荘の売却が難しい理由の1つとして、古い建物が多いことが挙げられます。

別荘は経済的な成長とともに多く建てられるようになり、1980年代後半のいわゆるバブルの時期に人気がピークを迎えました。

この時期に建てられた別荘であれば、築年数が40年を超えているものが多いでしょう。

建物そのものが古くなっているため、メンテナンスや修繕などが必要になります。

特に管理されていない建物であれば損傷が激しく、値段がつかないケースもあるでしょう。

これらの理由から所有する建物としての魅力に欠けてしまっているため、売却してもなかなか買い手がつかないことになりやすいのです。

別荘自体に値段がつかないようであれば、解体をして更地にしてから売却した方が良いケースもあります。

2-1-1.売却方法に悩んだら不動産会社に相談を

古い建物の場合はそのままで売却するか取り壊すか迷う場合も多々あります。

その際には別荘の状態を鑑みて個人で判断するのではなく、不動産会社との相談がおすすめです。

別荘の状態は購入希望者からの印象を左右するポイントでもあり、売却につながるようにしっかりと計画を検討する必要があります。

売却方法について真剣に検討してくれる不動産会社であれば、親身にアドバイスをくれることでしょう。

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2-2.アクセスが悪い

別荘の売却が難しい2つ目の理由はアクセスが悪いことです。

別荘地として人気が高いエリアは都市部ではなく自然が豊かな郊外が中心です。

都市部を離れてゆっくり過ごすという点では魅力的ですが、郊外ではアクセスが不便なケースが多くあります。

交通手段が車に限られていたり、最寄り駅からの距離が離れていたりする場合は別荘に通うのが不便に思われるでしょう。

さらに別荘地は周辺施設が充実していないことも多く、一時的な滞在であっても不便を感じてしまう場合があります。

こうした不便な立地にあることが売れにくい原因の1つになっているのです。

2-3.管理費がかかる

別荘の売却が難しい3つ目の理由は管理費がかかることです。

別荘を所有する場合は不動産の所有数が増えることになるため、その分管理費の負担が増えます。

管理費としては水道光熱費や別荘や敷地内の清掃費などのほか、固定資産税・都市計画税住民税といった税金も発生します。

特に古い別荘の場合は修繕費やリフォーム費用なども必要となるケースもあり、さらに負担が大きくなってしまうでしょう。

買主にとってはこれらの負担が増えるため、それを負担するだけの価値があるとならなければ購入に至らず、売却が難しくなるのです。

2-3-1.売却前に修繕やリフォームを行っておいた方が良いケースも

事前に修繕やリフォームを売主側が実施しておくことで、買主の負担を軽減できます。

それによって費用面での負担を軽減できるほか、見た目の印象も良くなって購入につながるケースもあります。

もしもなかなか買い手がつかない理由に別荘の状態が悪いことがあがっているのであれば、売主側で実施すべきか不動産会社へ相談しましょう。

売却活動中は不動産会社と協力して取り組むことになります。

また、購入希望者から費用負担の相談や値下げ交渉があった場合に、どのように対応すべきか分からないという方は遠慮せず不動産会社へ相談しましょう。

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3.別荘を所有し続けるデメリット

所有している別荘があるけれど、特に使用することもなく放置しているというケースもあることでしょう。

また売却がなかなか進まずに手放せていない場合もあるかもしれません。

別荘は所有し続けていれば、その分管理費や税金などさまざまな面での負担が発生します。

続いては別荘を所有し続けるデメリットを紹介します。

デメリットは以下の3つです。

  • 住民税がかかる
  • 固定資産税がかかる
  • 都市計画税がかかる

3-1.住民税がかかる

別荘を所有し続けていれば、その分住民税がかかります。

住民税は基本的には住民票がある自治体に納付する税金ですが、別荘を所有している場合は別荘のある自治体にも納付が必要です。

3-1-1.所得割と均等割

住民税は所得をもとに算出する「所得割」と課税金額が一律で決まっている「均等割」の2つに分かれています。

住民票がある自治体には所得割と均等割のどちらも納税しますが、別荘がある自治体には均等割のみの支払いが必要となります。

この均等割はその土地に住んでいるかどうかにかかわらず、敷地や建物に対して課税されるため、別荘が建っていれば毎年税金が発生してしまうのです。

3-2.固定資産税がかかる

別荘を所有し続けていれば、住民税の他に固定資産税がかかります。

固定資産税は所有している不動産に対して発生する税金です。

これは建物と土地それぞれが課税の対象となるため、例え別荘を取り壊していても土地を所有したままであれば土地に対しての固定資産税がかかります。

3-2-1.固定資産税の納税額

固定資産税の納税額は「固定資産税評価額×税率(1.4%)」で計算し、不動産の評価額によって金額が変わります。

別荘を所有し続ければ、その年の固定資産税評価額に合わせた金額の支払いが発生するのです。

また、固定資産税で注意したいのは、課税の対象は毎年1月1日時点で所有している不動産であることです。

例えば、9月頃から別荘の売却活動を開始して翌年の2月に売却が実現したとします。

この場合、1月1日時点では別荘の所有者は売主のままのため固定資産税の支払いが必要となります。

売却が完了し完全に手放した状態になるタイミングによっては、思わぬ出費となることにも注意しましょう。

3-2-2.固定資産税の負担を減らすためには

固定資産税が発生しないように売却を進めたいのであれば、事前に余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。

また、不動産会社にもいつまでに売却を完了させたいのかを事前に相談しておきましょう。

不動産会社によっては売却活動にあまり積極的でなかったり、販売戦略がうまくいかなかったりといった理由で売却期間が長期化してしまうこともあります。

不動産の売却に関わる相談を気兼ねなくできる不動産会社を見つけたいのであれば、おうちクラベルの不動産一括査定サイトをご利用ください。

経験・実績ともに豊富で、不安なことがあればなんでも相談できる不動産会社が多数参画しています。

計画的に別荘の売却を進めたいのであれば、ぜひ一度ご利用ください。

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3-3.都市計画税がかかる

別荘を所有し続けることでかかる税金として都市計画税もあります。

都市計画税は自治体の都市計画事業などにあてられる税金であり、自治体の市街化区域内に所有している土地や家屋が課税対象です。

3-3-1.都市計画税の納税額

納税額は「固定資産税評価額×税率(最大0.3%)」で計算し、固定資産税と同じく、不動産の評価額によって金額が変わります。

税率の上限は0.3%と決まっており、0.3%までの範囲で各自治体がそれぞれ設定しているため支払いが必要な場合は事前に調べてみましょう。

都市計画税は、別荘のある地域が市街化区域に当てはまるかどうかによって支払いが発生するかどうかが変わります。

市街化区域とは自治体によって優先的に市街化を進めると計画されている区域のことです。

この区域内に当てはまる場合にのみ支払いが必要となるもののため、別荘のある地域が当てはまるかどうかは確認しておきましょう。

3-3-2.市街化調整区域とは

市街化区域とは逆に、開発を抑制するための「市街化調整区域」というものもあります。

この場合は土地の利用や建てられる建物に制限がかかっている可能性があります。

これによって買主にとっては使い勝手が悪いと敬遠されてしまい、なかなか買い手がつかないことも考えられるでしょう。

所有している別荘が市街化区域や市街化調整区域に当てはまっていないかは、事前に確認しておくことをおすすめします。

4.別荘を売却するコツ

別荘の売却はさまざまな理由から難しい可能性がありますが、コツをおさえればスムーズな売却にも実現できるでしょう。

続いては別荘を売却するコツをご紹介します。

方法はリフォームすると、諸経費を負担することです。それぞれ以下で説明します。

4-1.リフォームする

別荘を売却する際には、リフォームをしてから売却した方が売れやすくなる場合があります。

築年数が経っている別荘の場合、建物の劣化などの他にも間取りや内装も古いことで売却時のニーズや好みにあっていない可能性があります。

壁紙や床を張り替えるなどの他にも、キッチンやお風呂といった水回りの設備も新しいものに整えることで、魅力的な別荘へと生まれ変われるでしょう。

ただし、リフォームは多額の費用が必要なため、売主にとっては負担の大きなものになります。

また場合によってリフォームをしても、買主のニーズや好みに合わずに買い手がつきにくいというケースもあるでしょう。

4-1-1.リフォームの前には不動産会社に相談を

リフォームを行う場合は、まずは査定依頼をする際に不動産会社へ相談することをおすすめします。

不動産会社であればリフォームの必要性や、ニーズに合わせたリフォームの内容などを専門家の視点からアドバイスしてくれます。

どの不動産会社に相談したら良いか分からないという場合には、不動産一括査定サイトの利用がおすすめです。

不動産一括査定サイトであれば、1社ずつに査定依頼を出して相談することなく、まとめて複数社に査定依頼ができます。

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4-2.諸費用を負担する

別荘の売却をスムーズに進めるためには、諸費用を負担することもコツの1つです。

長年使用していない別荘の場合は、修繕や掃除などが必要となるケースも多くなります。

それらをせずに売却した場合には、買主が購入後にそれらを実施し、その費用も負担することとなってしまいます。

別荘を使用できる状態にするために追加の費用が発生してしまうため、なかなか買い手がつかなくなってしまうのです。

また、手入れをされていない別荘は見た目が悪く、購入希望者に良い印象を持ってもらえない可能性も高くなります。

事前に必要な修繕や掃除などは売主側が実施し、それにかかる諸費用も負担することで何もしないよりは売れやすくなるでしょう。

4-2-1.更地にして売却する方法も

別荘の損傷が激しくそのままでは使えない状態の場合には、更地にして売却するという方法もあります。

この場合も別荘が建ったままで売却すると、買主側は解体費用も負担することになります。

買主にとって大きな負担になってしまうため、もしも解体が必要なほど別荘が損傷しているのなら、解体をしてから売却しましょう。

また、通常は買主側が負担する登録免許税など手続きにかかる諸費用の負担を申し出ることで、売却へとつながる場合もあります。

なかなか買い手がつかない場合には、ある程度売主側で負担できる費用がないかを検討してみましょう。

5.売れない別荘地を処分する方法は?

ここまで売却が難しい理由や売却するためのコツを解説してきました。

別荘によってはさまざまな工夫をしてみたけれどなかなか思うように売れないこともあるでしょう。

そうした売れない別荘を、仲介での売却以外の方法で処分する方法があります。

方法は以下の4つです。

  • 買取で売却する
  • 無料で譲る
  • 相続を放棄する
  • 空き家バンクへ登録する

5-1.買取で売却する

まず1つ目が不動産会社に買い取ってもらう方法です。

不動産の売却には大きく「仲介」と「買取」という2つの方法があります。

仲介は売主と買主の間を不動産会社が仲介してくれますが、買取の場合は買主が不動産会社となります。

仲介であれば相場価格での販売ができる可能性が高まりますが、購入希望者を見つけたり価格交渉をしたりと、売却までに時間がかかってしまいがちです。

しかし買取であれば不動産会社が買主となるため、不動産会社との交渉のみとなります。

売却完了まではスムーズに進められるため、早く手放して現金化したい方におすすめです。

ただし、買取の場合は買取価格が相場の6〜8割程度と安くなってしまうケースが多いことには注意しましょう。

5-2.無料で譲る

2つ目の方法が家族・親族や身近な親しい人へ別荘を無料で譲る方法です。

身近に別荘を利用したいという人がいれば、別荘の所有権を譲れます。

この際、別荘をもらった側には贈与税がかかることには注意しましょう。

無料で譲った場合、渡す側は何も利益が発生しませんが、受け取った側には別荘という資産が渡っています。

その資産に対して贈与税が課税されるため、贈与をする際にはあらかじめ贈与税がかかることも伝えましょう。

5-3.相続を放棄する

もし相続で手にした別荘だった場合は、相続の放棄によって処分することも可能です。

相続を放棄する際には、相続の開始を知った日から3ヶ月以内に必要な手続きを行う必要があります。

相続を放棄したら他の相続権のある親族へ別荘の所有権が移るため、自身の手からは離れます。

ただし、別荘の相続のみを放棄することはできません。

相続の放棄を行うと、別荘以外の全ての相続を放棄することとなるため注意をしましょう。

5-4.空き家バンクへ登録する

その他の方法として、空き家バンクへ登録するという方法もあります。

空き家バンクとは所有している空き家を、その物件を必要としている人へ自治体を通して売ったり貸したりできる制度です。

これは全国各地で問題となっている空き家の有効活用のため、自治体が主体となって運営しています。

空き家バンクに登録すると、利用希望者と直接取引をして利用方法を決めることになります。

自治体によっては不動産会社などの関連企業が所有者と利用希望者の間を取り持つ場合もあるため、登録の際に確認してみましょう。

ただしこれらの方法はいずれも仲介で売却するよりも売主の利益は少なくなるか、全くなくなってしまいます。

より納得できる形で売却したいのであれば、不動産一括査定サイトで複数の不動産会社に相談してみましょう。

おうちクラベルの不動産一括査定サイトであれば、複数の不動産会社からの査定額のほかにも、不動産一括査定後にAI査定が受けられます。

AIに蓄積された膨大なデータから導き出された査定額と、不動産会社の経験や実績に裏打ちされた査定額を見比べることで、より納得できる形で売却を実現できるでしょう。

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6.別荘を売却する不動産会社を選ぶポイント

別荘の売却をスムーズに、納得のいく形で実現するためには、不動産会社選びが非常に重要です。

不動産会社によって得意不得意があったり、サポートの内容が異なったりします。

続いて、別荘を売却する際の不動産会社を選ぶポイントを解説します。

  • エリアの知識・経験が豊富
  • 査定額の根拠がある
  • 売却実績が多い

6-1.エリアの知識・経験が豊富

不動産会社を選ぶ1つ目のポイントが、別荘のあるエリアの知識や経験が豊富かどうかです。

不動産はエリアによってニーズが異なっており、そのニーズに合わせた販売戦略を立てる必要があります。

例えば、普段住んでいる都市部の売却実績の豊富な不動産会社に依頼したら、別荘のあるエリアのことがわからずに査定や売却活動が難航してしまうことが考えられます。

別荘のあるエリアの事情に精通しており、どのような物件なら売れやすいのかを熟知している不動産会社であれば、スムーズに売却へとつながるでしょう。

ニーズによっては解体やリフォームをした方が良い場合と、修繕程度で販売した方が良い場合があります。

どちらを選択したら良いかや、ニーズにあわせた別荘のアピールポイントなどのアドバイスも受けられるでしょう。

エリアの知識や経験が豊富な不動産会社であれば、効果的な販売戦略によって売却完了までをスムーズに進められる可能性が高くなります。

6-2.査定額の根拠がある

査定額の根拠があるかどうかも不動産会社を選ぶ際のポイントの1つです。

別荘を売却する際にまず実施する査定ですが、不動産会社によっては相場からかけ離れた高い査定額を提示される場合があります。

これは媒介契約を取りたいがために高い査定額を提示している可能性があり、実際売却できる価格ではないケースがほとんどです。

査定額が高かったからとそのまま契約をすると、実際の売却価格は大幅に低くなって後悔してしまうことも考えられます。

査定額を提示された際には、その根拠を確認するようにしましょう。

査定額にしっかりとした根拠がある場合は、担当者が丁寧に説明をしてくれるはずです。

6-2-1.査定額について質問してみよう

査定額や査定の内容などの質問に対して、真摯に応えてくれるかどうかも確認したいポイントです。

質問や相談に対して親身に対応してくれる担当者であれば、その後の売却活動においても信頼して任せられるでしょう。

気になる点があれば契約を進める前に、査定の時点で確認しておくことをおすすめします。

信頼できる不動産会社を選ぼうとしても、まずはどこに査定依頼を出せば良いのか分からないという方もいることでしょう。

その際に便利なのが不動産一括査定サイトです。

不動産一括査定サイトであれば手間なく一度で複数の不動産会社へ査定依頼ができます。

おうちクラベルの不動産一括査定サイトには、実績の豊富な優良企業が多数参画しています。

査定を行った不動産会社への質問や相談も可能なため、不動産会社選びで迷っている方はぜひ一度ご利用ください。

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6-3.売却実績が多い

不動産会社の売却実績が多いかどうかも不動産会社を選ぶポイントの1つです。

売却実績が多いことは、それだけ販売力がある会社であることになります。

また、売却へとつなげるためには適正な価格設定やニーズに合った販売戦略を立てることも必要です。

売却実績が豊富な会社であれば、売却時点での市場の動向やニーズを汲み取った上での戦略を立ててくれることでしょう。

売却実績は不動産会社のポータルサイトに掲載されていることが多いため、査定の前や媒介契約に進める前に確認してみることをおすすめします。

6-3-1.別荘の売却実績が多い不動産会社を探す

売却実績を確認する際には、特に別荘や戸建ての売却実績が豊富かどうかを確認してみましょう。

不動産会社によって扱う不動産の得意不得意があります。

マンションの売却に長けているところもあれば、戸建ての売却が得意という不動産会社もあるのです。

別荘の種類にあわせた実績を確認しておくことをおすすめします。

7.別荘売却はネット集客が得意な不動産会社を選ぼう

別荘の売却をする際の不動産会社の選び方をご紹介しましたが、ネット集客が得意かどうかにも注目してみましょう。

別荘の売却の場合、セカンドハウスや田舎暮らしに憧れている人などへのアプローチも効果的です。

ただし広告やチラシなどの近隣住民向けの売却活動では、こうしたニーズを持っている人へのアプローチが難しい可能性があります。

より広く多くの人にアプローチするためには、ネットの活用が必要不可欠です。

多くの人が利用する検索エンジンへの広告のほか、SNSなどの活用によって広くアプローチをかけることによって、購入希望者を見つけやすくなるでしょう。

7-1.遠方からの集客も可能

ネット集客では別荘の写真や動画も大切です。

視覚的に別荘の状態を伝える情報があることによって、別荘の魅力をより正確に把握してもらえるでしょう。

また、ネットで集客を行う場合、購入希望者が別荘から近いエリアの人とは限りません。

内覧が難しいという場合に、ネット上で別荘の状態を確認できるように対策を立てている不動産会社であれば、遠方にいる人からのニーズにも応えられるのです。

ネット集客が得意な不動産会社であれば、近隣だけではなく全国的にアプローチができるためより売却へとつながりやすくなるでしょう。

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別荘の状態やニーズに合った販売戦略を相談できる会社も多いため、ぜひ一度ご利用ください。

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8.不動産一括査定サイトを活用して別荘を売却しよう

別荘は立地条件や建物の状態など、さまざまな要因によって売却が難しいケースがあります。

場合によっては別荘そのものには価値がつかない場合もあり、処分を検討する方もいることでしょう。

別荘の売却を成功させるためには、不動産会社選びが重要です。

不動産会社を選ぶポイントとして、別荘のあるエリアに精通しているかどうかや、販売実績などをご紹介しました。

しかし、それらのポイントを確認しても、実際に別荘の売却に強い不動産会社をどのように選んだら良いのかわからないという方もいることでしょう。

不動産会社を選ぶ際には、不動産一括査定サイトの利用がおすすめです。

おうちクラベルの不動産一括査定サイトでは、実績豊富な企業への査定依頼が可能です。

信頼できる不動産会社に依頼し、納得できる形で別荘の売却を実現するためにも、ぜひご活用ください。

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