田舎に家を持っているものの当面利用する予定がない場合には、売却を検討することになります。しかし、一般的に「田舎の家は売却しにくい」と言われるため、二の足を踏んでいる方も少なくないでしょう。
では、田舎の家を売却するにはどうすれば良いのでしょうか?この記事では、田舎の家を売却するポイントや家を持ち続けるデメリットなどについて詳しく解説します。田舎の家の売却で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
- 1 1.田舎の家は売却しにくい?
- 2 2.田舎の家の売却の流れ
- 3 3.田舎の家を売るときの注意点
- 4 4.田舎の家を持ち続けるリスク
- 5 5.田舎の家を売却するときのポイントは?
- 6 6.不動産会社による買取の場合
- 7 7.不動産の売却で悩んだら
- 8 8.不動産一括査定サイトで不動産会社を見つけよう
- 9 この記事の監修者
1.田舎の家は売却しにくい?
結論から述べると、田舎の家は都市部に比べると売却しにくいです。田舎の家の売却には下記の5つの課題があります。
- 市場の需要が高くない
- 購入の需要が高くない
- 古い物件が多い
- 物件を扱う不動産会社が少ない
- 維持費がかかる場合がある
1-1.市場の需要が高くない
挙げられるのが市場の需要が低いことです。
田舎地域は市内と比べると人口が少なく、家の購入を検討している方も多くはありません。
また、田舎にある家は古い建物が多いため、建物の修繕や改装が必要な場合もあります。
アクセスや周辺環境の不便さなどの理由からも購入をためらう方も多いです。
まずは田舎の家が売却しにくい理由を具体的に解説します。
1-1-1.田舎ならではのアピールポイント
売却しにくいとはいえ、田舎の家には豊かな自然・静かな環境などの魅力もあります。これらの魅力をうまくアピールすれば、買い手が見つかる可能性もあります。
そのためには周辺環境など、買い手が考慮するポイントを把握しておくことが大切です。
不動産のプロフェッショナルに相談して、買い手にアピールするべきポイントを把握しておくといいでしょう。
相場価格を知りたい方は、おうちクラベルの不動産一括査定サイトの利用がおすすめです。
必要な情報を入力するだけで、複数の不動産会社からの査定を同時に受けられます。
1-2.購入の需要が高くない
田舎の家の売却が困難な理由に、購入需要の低さがあります。
最近では、町おこし・職業継承を通して移住希望者の誘致が行われていますが、それでも圧倒的に人口が少ないということが、根底にあるのです。
田舎の家の需要が低い理由は以下の4つです。
- 既に自分の家を所有している
- 移住者希望者が少ない
- 交通アクセスが不便
- 車が不可欠
これらの理由を1つずつ掘り下げてみましょう。
1-2-1.既に自分の家を所有している
田舎地域では古くから住んでいる方が多く、ほとんどの方が既に自分の家を所有しているためです。
1-2-2.移住希望者が少ない
移住者希望者が少ない場合もあるでしょう。このため、需要が少なく、家の値段も低い傾向にあります。
1-2-3.交通アクセスが不便
田舎の場合は交通アクセスが不便な場合があります。
都市部へ通勤通学する方にとって不便であり、家の購入を検討する際の重要な要因になるかでしょう。
1-2-4.車が不可欠
交通アクセスが不便な場合は車が不可欠になることもあります。このため、車を運転できない人にとっては日常生活にも困難が生じることになります。
一方で、この不便さを魅力と捉える方もいますが、これはごく一部の方だけです。そのため、需要アップには繋がりません。
また、田舎に住むことによって自然や空気の良さ、落ち着いた生活が楽しめるといったメリットもありますが、これに対しての需要も限られています。
このような状況から、田舎の家の売却は困難なものになりがちです。
1-3.古い物件が多い
田舎の家は古い物件が多い傾向にあります。古い家は以下の理由から需要があまりありません。
- 設備が整っていない
- リフォームが必要
- 建物形式が古い
1-3-1.設備が整っていない
新しい物件と比較すると古い物件は設備が整っているとはいえません。耐震性・防災性の観点からみると、新しい物件の方が安全です。
また、古い家は新しい家に比べて、気密性などが劣ります。そのため、快適な室温で過ごすためには冷房機器・暖房機器が手放せません。
冷房機器・暖房機器はあまり使いたくないという方にとって、古い家は魅力がないといえます。
1-3-2.リフォームが必要
設備を整えたり耐震性・防災性を上げたりするためにはリフォームが必要です。
少し手直しするだけなら、物件の購入費とリフォーム代を合わせても新築物件を買うより安いでしょう。
しかし大掛かりなリフォームが必要な場合、コストが大きくなります。場合によっては新築物件を買った方がお得な場合もあるかもしれません。
1-3-3.建物形式が古い
田舎の家特有の古い建物形式も評価が分かれます。古い建物形式に魅力を感じる方もいれば、古い建物形式よりも近代的なスタイルを求める方もいます。
1-4.物件を扱う不動産会社が少ない
物件を扱う不動産会社が少ないことは田舎の家の売却を困難にする理由の1つになっています。
冒頭でも述べたように、田舎は人口が少なく需要も低いことから、不動産会社も少なくなりがちです。
このため、不動産会社が広く物件を宣伝できず、購入を希望する方とのマッチングが難しくなっています。以下でポイントを述べます。
- 都市部の不動産会社と比べると経験や知識が不足している
- 不動産会社自体が依頼を受けない?
- 田舎の家でも売却できる?
1-4-1.都市部の不動産会社と比べると経験や知識が不足している
田舎にある物件を扱う不動産会社は都市部の不動産会社に比べて経験や知識が不足している場合もあります。
このため、物件の魅力をうまくアピールできず、買い手を見つけることが困難になっている場合もあるでしょう。
1-4-2.不動産会社自体が依頼を受けない?
不動産会社自体が田舎の家を敬遠する場合もあり、売却の依頼すらできない場合もあります。
家を売却する際の仲介手数料は不動産会社の報酬となり、売却する不動産の価格に応じて仲介手数料が決まります。
田舎の家は価格が比較的安いため、仲介手数料も安くなりがちです。不動産会社にとっては報酬が安くなるため、敬遠する傾向にあります。
1-4-3.田舎の家でも売却できる?
田舎の家を売却する際に不動産会社が見つからない場合は、不動産一括査定サイトを利用するのもおすすめです。
複数の不動産会社に査定してもらえ、自分の条件にあった不動産会社へ売却を依頼できます。
おうちクラベルの不動産一括査定ではカンタン60秒入力ですぐに結果が分かります。ぜひ、不動産会社探しの参考にしてください。
1-5.維持費がかかる場合がある
家を所有すると、家の所有者として様々な負担を伴うことになります。家は時間の経過とともに劣化していきます。
長く住むためには、劣化しないように維持が不可欠です。
1-5-1.定期的なメンテナンス
古い家の場合、定期的なメンテナンスが必要であり、長期間手入れがされていない場合は外壁や屋根の修繕・配管や電気設備の交換などが必要となるでしょう。
これら家の維持費に加えて、通勤通学や買い物などで車を使う場合には車の維持費も追加されます。
1-5-2.給与面
田舎で働こうとすると仕事の機会が都市部に比べて限られ、給与も高くありません。収入が少ないと家を維持することも困難になります。
また、地元の生活リソースやインフラが都市部に比べて不足していることもあり、家族のライフスタイルに合わせた生活を送ることも難しくなってきます。
このように、田舎の家を購入する際は、家の維持費だけでなく自分のライフスタイルや収入に合わせた計画を立てることが大切です。
その結果、田舎の家の購入を断念する方や田舎の家は候補に加えない方も多くいます。
2.田舎の家の売却の流れ
続いては、田舎の家を売却する際の一般的な流れについて解説します。
2-1.集客
田舎の家を売却するにはまず、買い手を探す必要があります。買い手を探すためには、不動産会社や媒体を使って広告を出さなくてはいけません。
2-2.契約
買い手が見つかったら次は契約です。買い手にも条件を提示してもらい、双方が合意したら契約を結べます。
契約成立後は書類を交換します。不動産会社によっては、契約書交換などのサポートを行ってくれるでしょう。
2-3.引き渡し・所有権移転登記
買い手に家を引き渡したら、最後に所有権移転登記です。所有権移転登記は家・土地の売買などで所有権が移った際、誰に所有権があるのかを明確にするために行います。
一般的にはこの流れで田舎の家を売却できます。
下記では田舎の家の売却を扱っている不動産会社の探し方や、個人間での取引についてみていきましょう。
2-4.扱っている不動産会社を探す
田舎の家を売却するためには適切な不動産会社を選ぶことが最重要です。不動産会社は物件の販売など、様々な面でサポートしてくれます。
田舎の家の売却を扱っている不動産会社を探すためには、以下の3つの方法があります。
- 地元の不動産会社を探す
- 家族・知人から紹介してもらう
- インターネットで検索する
- 不動産一括査定サイトを利用する
2-4-1.地元の不動産会社を探す
地元の不動産会社の強みは地域に精通していることです。地元の需要・価格などについての知識があるため、適切な価格で売却してくれます。
地元の魅力を買い手にアピールすることもできるため、売却に繋がりやすいでしょう。
田舎の家が両親・親戚の家で自分自身は住んでいなかった場合、どこの不動産会社に頼んだらいいのか悩んでしまう場合もあります。
2-4-2.家族・知人から紹介してもらう
そういう場合は家族・知人から不動産会社を紹介してもらうという方法もあります。
家族・知人が田舎の家の売買の経験があれば、田舎の売買に強い不動産会社を紹介してもらえるでしょう。
2-4-3.インターネットで検索する
インターネットを使って不動産会社を検索するのもおすすめです。インターネット上には、不動産会社の情報が多く掲載されています。
その不動産会社に対する口コミなどが掲載されていれば、自分の求める条件に合っているか調べられます。
2-4-4.不動産一括査定サイトを利用する
不動産一括査定サイトは複数の不動産会社を比較検討ができ、自分が求める条件に合った不動産会社を見つけやすいでしょう。
おうちクラベルの不動産一括査定サイトはSREホールディングスが運営しているので、安心して利用できます。
ぜひ活用してみてください。
2-5.個人間の取引
不動産会社を介さず直接買い手と取引する方法もあります。不動産会社を探す手間が省け、仲介手数料も節約できます。
しかし不動産会社のサポートが得られないため、契約交渉・契約書の作成や締結、引き渡しまですべて自分で行わなくてはいけません。ポイントは以下です。
- 個人間取引の流れ
- 個人間取引の必要書類
- 引き渡し・所有権移転登記
2-5-1.個人間取引の流れ
個人間取引も流れは不動産会社を介した場合と変わりません。まずは買い手を探し、取引相手が決まっている場合は次の手続きに進みます。
買い手を募集する方法として不動産会社と同じように広告を出したり、家族・知人に頼んで口コミを広めたりする方法があります。
買い手が決まったら契約です。それぞれに条件を提示し、双方が条件に合意できれば契約を結べます。
2-5-2.個人間取引の必要書類
個人間でも必要な書類は変わりません。必要に応じて公正証書を取得し、買い手に家を引き渡します。
2-5-3.引き渡し・所有権移転登記
引き渡し後の所有権移転登記も自分で行います。
買い手からの入金の確認ができたら契約書などと一緒に家を引き渡しましょう。同時に登記書類を司法書士に渡し、所有権移転登記手続きを依頼してください。
書類などに少しでも不備があると手続きがストップする可能性もあります。個人間で取引する際はどのような書類が必要なのかなどを事前にしっかりと確認しておきましょう。
売買益が生じる場合、確定申告も必要となってきます。家を売却して終わりではないので、その点も注意してください。
3.田舎の家を売るときの注意点
田舎の家を売る際には、以下の点に注意しましょう。
- 築年数や家の状態
- 土地
- 周辺環境
- 価格
3-1.築年数や家の状態
まず築年数や家の状態を確認しましょう。田舎の家は築年数が古く、メンテナンスが必要な場合もあります。
買い手に家のメンテナンスも任せる場合は家の築年数・状態をしっかりと伝え、どれくらいの費用がかかるかを説明しましょう。
3-2.土地
田舎の家は広い土地を有していることが多いです。どのような用途で使えるのか、そもそもが利用可能な土地なのかについて明確に説明し、買い手に伝えることが重要です。
3-3.周辺環境
周辺環境について伝えるのも忘れてはいけません。
駅まで遠い場合、バスは出ているのか、バスが出ている場合はその本数・時間なども伝えておくといいでしょう。
また、近くにはどのようなお店があるのかや近隣の環境を伝えるのも大事です。買い手が子供連れなら、保育園・学校などの教育施設についても教えてあげるといいでしょう。
事前にしっかりと情報を伝えておくことで、トラブルを防げます。
例えば周辺環境について伝えていなかった場合、「これほど不便な場所だと思わなかった」と契約を取り消されてしまう可能性もあります。
3-4.価格
田舎の家は都市部と比較すると価格が安めです。しかし周辺環境やアクセスの良さなどで価格が変わる場合もあります。
売却前に同じ地域・同じタイプの不動産と比較し、適正価格を設定しましょう。適正価格を知るためには、不動産一括査定サイトの利用がおすすめです。
複数の不動産会社の査定価格を知れるため、適正価格がどれくらいなのかわかります。
おうちクラベルではカンタン60秒入力で、不動産一括査定ができます。田舎の家の売却価格が知りたい方はぜひ、利用してみてください。
4.田舎の家を持ち続けるリスク
自分の思い入れがある家は住んでいなくても、なかなか手放せません。しかし、誰も住んでいない家を持ち続けることには複数のリスクも含まれています。
田舎の家を持ち続けるリスクとして主に4つのリスクがあげられるでしょう。
- 固定資産税がかかる
- 管理費・維持費がかかる
- 倒壊のリスクがある
- 犯罪のリスクがある
4-0-1.固定資産税がかかる
田舎の家を所有している場合、毎年固定資産税がかかります。この費用は家を所有している限り払わないといけません。
4-0-2.管理費・維持費がかかる
田舎の家を維持するためには管理費・維持費が必要です。管理費は管理会社などに依頼する場合もあり、また維持費は屋根の修理や外壁の塗装などの必要な費用も含まれます。
4-0-3.倒壊のリスクがある
田舎の家は古い家が多いため、倒壊のリスクもあります。家を安全に保つためには、定期的な点検や修理が必要です。
4-0-4.犯罪のリスクがある
田舎の家は人口密度が少ないため、犯罪のリスクもあります。このリスクを回避するためには、家の治安を確保するための措置が必要です。
下記ではこれら4つのリスクについて詳しく解説していきます。
4-1.固定資産税がかかる
固定資産税は不動産を所有している人に課せられる税金であり、住んでいるかどうかは関係ありません。
不動産を所有している限り、払わなくてはいけません。そのため、住んでいなくても田舎の家を持ち続けている場合は適用されます。
土地と建物それぞれにかかるので、一戸建ての場合は土地と建物それぞれの固定資産税を合わせた額を払います。
4-1-1.固定資産税の算出
固定資産税は不動産の固定資産税評価額から算出され、税率は1.4%が標準であり、地域によっても違いがあります。
また築年数も関係しており、築年数が経過すると物件の価値が下がると同じように固定資産税の金額も下がっていきます。
4-1-2.固定資産税だけでなく、トータル費用を考慮しよう
単純に固定資産税の金額が安いからと安心してはいけません。トータル的な負担を考慮すると大きな金額になっている場合もあります。
これから住む予定がある・誰かに引き渡す予定がある場合は、税金の支払いは仕方ないと考えられます。
しかし、誰も住む予定のない空き家に税金を払い続けることは、経済的にももったいないことです。
長い目でみた場合、ずっと払い続けられるかどうかという不安も出てくるでしょう。
不要な不動産を手放すことにより、税金の支払いや所有負担の軽減などの経済的なメリットを得られます。
4-2.管理費・維持費がかかる
管理費・維持費は不動産を所有する際に不可欠な費用です。自分で管理できない場合、管理会社などに依頼しなくてなりません。
4-2-1.管理費
管理会社へ依頼すると管理費だけでなく、管理するために必要な諸費用を請求される場合もあるでしょう。
そのため、予算の立て方には十分に注意する必要があります。
4-2-2.維持費
特に田舎の家は古い家が多いため維持費のかかる場合が多いです。
維持費は田舎の家を維持するためには欠かせない費用です。例えば、屋根の修理や外壁の塗装などが含まれます。
賃貸として貸し出している場合でも管理費・維持費は自分が負担しなくてはいけません。家賃としてもらう金額と管理費・維持費のバランスが見合っているかも大事なポイントとなってくるでしょう。
4-3.倒壊のリスクがある
田舎の家を所有する場合、倒壊のリスクは常に存在します。田舎の家は古い家が多く、耐震性・耐久性に優れているとはいえません。
地震や台風などの自然災害によって倒壊する可能性があります。
長年人が住んでいなかった場合、メンテナンス不足により傷みが出ている可能性もあるでしょう。
4-3-1.劣化した屋根や外壁から倒壊
劣化した屋根や外壁から倒壊する危険もあります。排水管が傷んでいると水漏れが起こり、家がさらに劣化します。
4-3-2.漏電
他にも、劣化した電気設備から漏電が起こり火災が起こる場合もあるかもしれません。倒壊や水漏れ・火災は近隣の住民にも影響を与える可能性があります。
場合によっては損害賠償などのトラブルに発展することもあるでしょう。
4-3-3.定期的な点検・修繕
これらのリスクを軽減するためには、定期的な点検・修繕が不可欠です。点検を行うことで、家内外の様々な障害・損傷を早期発見し、早急に対応できます。
修繕をしっかりとすることで、家の劣化を防ぎ安全かつ長持ちさせられます。近隣の住民にも安心して生活できる環境を提供できるでしょう。
田舎の家を持ち続けるのなら、自然災害などから守れるように、常に十分な注意を払うことが大切です。
4-4.犯罪のリスクがある
誰も住んでいない田舎の家を持ち続けると犯罪のリスクも出てきます。
空家は侵入が容易なため、家具などを放置している場合は盗難などの被害にあう可能性があります。
4-4-1.犯罪者の隠れ場所
地元の犯罪者たちが隠れ場所として利用する可能性もあるでしょう。
田舎は人口が少ないため、周囲の家も空き家となっている場合もあります。このような状況下は、犯罪者にとって身を隠すのに最適な場所となります。
4-4-2.防犯が不可欠
犯罪リスクを軽減するためには、防犯が不可欠です。例えば、防犯カメラの設置・警報装置の導入などの対策があります。
また、近所の方に家の様子を見てもらうことも大切です。定期的に家に立ち寄っていただける方がいると、家が不正に使用されていないか確認でき、犯罪が発生した場合は早期発見ができます。
このように犯罪のリスクから田舎の家を守るには、防犯対策をしっかりと行うことが大切です。
5.田舎の家を売却するときのポイントは?
家を売却する際、以下の対策をすることで売却しやすくなるといわれています。
- 周辺環境を整える:庭・屋根・屋外の塗装などを整え、家の印象を良くする。
- 家の中を綺麗にする:家の中の不要な物を片づけて掃除し、明るく開放的な印象を与える。
- 家の内装を更新する:古いカーテンや壁紙は交換し、家の内装を新しく見せる。
- 家の機能性を高める:新しいバスルーム・キッチンを取り付け、家の機能性を高める。
- 家の周辺地域をアピールする: 家の周辺にあるスーパーマーケットや学校・公園などの便利な施設をアピールする。
5-1.田舎の家を売却する3つのポイント
田舎の家を売却する際も上記と同じ対策をすることで売却しやすくなります。以下では田舎の家を売却するポイントとして次の3つを紹介します。
- リフォーム・リノベーションを行う
- 土地ごと売却する
- 売却価格を妥協する
田舎の家がなかなか売却ができずに悩んでいる方や田舎の家の売却を検討している方はぜひ、参考にしてください。
5-1-1.リフォーム・リノベーションを行う
田舎の家を売却する際には、リフォーム・リノベーションを行いましょう。まず、家の基本的なメンテナンスを行うことがおすすめです。
- 屋根の修理・外壁の塗り替え
屋根の修理や外壁の塗り替えなど、傷んでいる場所を綺麗に直すことで家の価値が上がります。
- インテリアデザイン
次に、家のインテリアデザインの見直しです。壁紙が傷んでいたりデザインが古い場合は新しい壁紙に変えたりしましょう。
家具付きで売却する場合、家具の見直しも重要です。アンティーク家具のような趣のある家具なら、その雰囲気に惹かれて購入する方もいます。
しかしただ古いだけの家具では家の雰囲気を悪くするだけです。まだ使える家具を手放すのはもったいないですが、家を売却する際は思い切って処分しましょう。
- 家の周りの環境
最後に、家の周りの環境を整えます。庭などは整地し、花を植えるなどして美しい景観を演出します。
バルコニー・ベランダがある場合は掃除も忘れないようにしてください。
ずっと放置されたバルコニー・ベランダには落ち葉などのゴミが溜まっている可能性もあります。
これらのポイントを踏まえて、リフォーム・リノベーションを行いましょう。リフォーム・リノベーションすることで、買い手にとって魅力的な物件にできます。
5-1-2.土地ごと売却する
田舎の家には、先祖代々引き継がれている土地上に建っているものもあります。このような先祖代々の土地は、容易に売却できません。
また、そのような土地を売却することに対しては思い入れがあり、自分の代で終わらせるべきかという葛藤も生じるでしょう。
一般的に、土地と家はセットで販売されていますが、家だけもしくは土地だけで売却もできます。
しかし、田舎の家を売却する際は、土地とともに売却した方がいいでしょう。
土地とともに売却することで、買い手が自由自在に家の改装・建て替えができるためです。これにより、買い手は自分の好みに合った家を建てられ、愛着をもって住めます。
5-1-3.売却価格を妥協する
田舎の家を売却する際の価格設定は、相場に沿って行うことが大切です。都市部とは異なり、田舎は売り出されている物件が多くはありません。
そのため相場が明確ではなく、相場に基づいた価格設定が求められます。一般的に、田舎の家は都市部と比べて価格が安い傾向があります。
周辺環境が良くない・交通の便が悪いといった理由により需要が少なく、価格が安くなっているのです。
また、家の様式・デザインなども影響する場合もあります。最新のトレンドや機能性を備えた家は高く売れますが、古い家や機能不足な家は高額設定にすると売れません。
ですので、価格設定を高めにすることは避けましょう。
5-2.不動産一括査定サイトを利用しよう
売却価格の設定に悩む場合、不動産一括査定サイトの利用をおすすめします。
おうちクラベルでは複数の不動産会社の情報を閲覧でき、カンタン60秒入力で結果が分かります。
このような不動産一括査定サイトを利用することで、適切な価格設定を行えます。田舎の家の売却価格に悩んでいるのなら、ぜひご利用ください。
6.不動産会社による買取の場合
田舎の家を売却する際、不動産会社に買い取ってもらうのも1つの手です。
不動産会社による買取の場合、提示された買取価格を所有者が受け入れることで取引が成立します。
6-1.不動産会社による買取
不動産会社に買取を依頼すれば、不動産の情報を調べる手間などが省けます。
不動産を売却する際、居住状況・設備などについての情報を整理しなくてはなりません。
賃貸として貸し出す場合は家賃などの情報を調べる必要もあるでしょう。
不動産会社による買取の場合、不動産会社がそれらの調査を行ってくれます。他にも負担する諸費用を抑えられるというメリットもあります。
不動産会社が不動産を売るために必要な手数料や税金なども負担するためです。
6-2.買取の注意点
買取には注意点もあります。不動産会社による買取の場合、買取価格が市場価格よりも低くなる可能性があります。
不動産会社は買取価格を、取引コストやリフォーム費用などを考慮して決めるためです。
不動産会社へ依頼する際は以下のポイントに注目して選ぶといいでしょう。
- 田舎の家の買取実績がある
- 買取価格が高い
不動産会社にも得手不得手があります。田舎の家の売却を得意とする不動産会社もいれば、マンションを得意とする不動産会社もあります。
マンションを得意とする不動産会社では田舎の家の買取実績が少なく、思うような結果が得られない可能性もあるでしょう。
6-3.複数の不動産会社から見積もりをとろう
先ほども述べたように買取は安価になりやすいので、複数の不動産会社から見積もりをとることが大事です。
相場価格よりも極端に安い価格を提供してくる不動産会社もいるので注意しましょう。
見積もりを取る前に、売却したい田舎の家の価格相場を調べておくのもおすすめです。
おうちクラベルではカンタン60秒入力で、複数の不動産会社から査定を受けられます。ぜひ、ご活用ください。
7.不動産の売却で悩んだら
7-1.専門家に相談
不動産の売却で悩んだら、まずは専門家に相談しましょう。
不動産の専門家や不動産会社などに相談することで、家の条件・市場の需要・売却価格などについてのアドバイスを受けられます。
他にも不動産の売却に関する法律や規制についても教えてもらえるでしょう。
売買契約書や資金移動などの契約書類の作成、契約に関するトラブルが起きたときは解決できるようにサポートしてくれます。
7-2.インターネットで探すなら
どの不動産会社が分らない場合は不動産一括査定サイトの利用がおすすめです。
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ぜひ、あなたに合った不動産会社を見つけてください。
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8.不動産一括査定サイトで不動産会社を見つけよう
不動産一括査定サイトは、不動産を高く売りたいと考えたときにおすすめのサイトです。
不動産一括査定サイトではまず、不動産の買取価格を査定するために、不動産の場所・面積・設備などの必要情報を入力します。
一度の申し込みで複数社の査定結果が分かる不動産一括査定サイトを利用することで、今の相場目安と不動産会社による査定価格の比較が可能です。
売却しにくいといわれる田舎の家を売る際は不動産一括査定サイトの利用が特におすすめです。
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田舎の家を売る際はぜひ、おうちクラベルの不動産一括査定も利用してください。