土地売却の際の相談先はどこ?相談内容別にわかりやすく解説

土地を売却する場合、さまざまな疑問や困りごとが生じることと思います。

土地を売却したい場合、売却にまつわる相談は誰にすればよいのでしょうか?

また、相談先となる不動産会社や専門家はどのように探せばよいでしょうか?

今回は、土地の売却に関する相談先について詳しく解説します。

目次

土地を売却したい場合の相談先:不動産会社

土地を売却したい場合の相談先は動産会社

土地を売却したい場合、売却に関する総合的な相談先は不動産会社です。

はじめに、不動産会社に相談できる内容や不動産会社の探し方などについて解説します。

不動産会社へ相談できる内容

不動産会社には、不動産の売却全般について相談することが可能です。

たとえば、不動産の売却の進め方やその不動産をよりよい条件で売却する方法、不動産の売却価格などについての相談先は、不動産会社が最適であるといえます。

不動産会社は不動産売却のプロフェッショナルであり、この後解説するさまざまな専門家とのネットワークを有していることも少なくありません。

そのため、土地を売却したい場合や土地を売却するかどうか相談したい場合は、まず不動産会社に相談するとよいでしょう。

不動産会社への相談料

不動産会社への相談料は、無料であることが一般的です。

その後、不動産会社の仲介によって土地の売買契約が成立した場合に、仲介手数料の支払いが発生します。

仲介手数料の上限額は法令で定められており、上限額は原則として次の額となります。

  • 仲介手数料の上限額=売却価額×3%+6万円+消費税

相談先の不動産会社の探し方

土地の売却について相談する不動産会社は、インターネットでの検索や売却したい土地の近隣を歩くことなど、さまざまな方法で探すことができます。

中でもおすすめなのは、不動産一括査定の活用です。

不動産一括査定とは、所定のフォームに情報を1度入力するだけで複数の不動産会社に査定の依頼をすることができるウェブサービスです。

複数社による査定額や担当者によるアドバイスを比較することで、その土地の売却を任せられる審理できる不動産会社を見つけやすくなります。

不動産一括査定には、東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営する「おうちクラベル」を活用ください。

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売却したい土地の相続登記についての相談先:司法書士

売却したい土地の相続登記についての相談先は司法書士

売却したい土地が故人名義である場合、そのままでは売却することができません。

売却を進める前に、相続登記をする必要があります。

相続登記とは、故人名義となっている土地を、相続人などの名義へと変える手続きです。

相続登記に関する相談先は、司法書士が適切です。

ここでは、司法書士に相談できる内容や相談料などについて解説します。

司法書士へ相談できる内容

司法書士は、不動産登記などの専門家です。

土地の売却に関して、司法書士には次のことなどが相談できます。

  • 相続登記の手続きに関すること
  • 抵当権(ローンを担保するために金融機関が不動産に付けている担保)の抹消に関すること

相談のみならず、実際に相続登記の手続きや抵当権の抹消手続きなどを行ってもらうことも可能です。

司法書士への相談料

司法書士への相談料は、30分5,000円程度です。

その後の相続登記を依頼することを前提に、相談料が無料であることもあります。

なお、相談後に相続登記や抵当権の抹消手続きを依頼する場合は、別途報酬がかかります。

司法書士の報酬は事務所や依頼する具体的な手続きの内容によって異なるため、あらかじめ見積もりをとることをおすすめします。

一般的には、相続登記で8万円から15万円程度、抵当権抹消登記で1万円から2万円程度です。

相談先の司法書士の探し方

不動産会社は司法書士とのつながりを持っていることが多いため、相談先の司法書士は不動産会社に紹介を依頼することで見つけられることが一般的です。

インターネットで検索できるほか、日本司法書士会連合会が運営する司法書士検索サービスから探すこともできます。

土地の売却でかかる税金についての相談先:税理士

土地の売却でかかる税金についての相談先は税理士

土地の売却に関連して、税金の相談をしたい場合もあるでしょう。

土地の税金に関する相談先は、税理士が適任です。

税理士へ相談できる内容

税理士には、土地の売却に関連する税金のあらゆる相談が可能です。

代表的なものとしては、譲渡所得税に関することが挙げられます。

譲渡所得税は土地や建物など資産の売却益にかかる税金であり、高額となることも少なくありません。

一方で、多くの特例が設けられており、特例の適用を受けることで税額が大きく軽減されたり税額がゼロになったりすることもあります。

譲渡所得税の特例の適用要件を自分で正しく確認することや、譲渡所得税を自分で正しく算定することは容易ではありません。

土地の査定額がわかった時点で税理士へ相談し、譲渡所得税を試算してもらうとよいでしょう。

土地の査定には、不動産一括査定である「おうちクラベル」を活用ください。

複数社による査定額を比較することで、その土地の売却価格がより正確に想定しやすくなります。

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税理士への相談料

税理士への相談料は、30分あたり5,000円から1万円程度です。

無料相談会などを活用することで、無料で相談できることもあります。

その後、具体的な税金計算や確定申告書の作成などを依頼する場合は、別途報酬がかかります。

税理士の報酬額は申告する内容やその税理士によって大きく異なるため、あらかじめ見積もりをとるとよいでしょう。

相談先の税理士の探し方

相談先の税理士はインターネットで探すほか、不動産会社に紹介を依頼することで見つけることができます。

税理士会や地域の商工会議所・商工会に相談することで紹介を受けられる場合もあります。

税金の計算方法のみなら管轄の税務署への相談も可能

節税の相談などまでは求めておらず、税金の計算方法が知りたい場合や確定申告書の書き方が知りたいだけである場合は、管轄の税務署へ出向くことで対応してもらうことが可能です。

ただし、予約制となっていることや、確定申告時期は非常に混み合うため、相談の受付状況を税務署のホームページや電話などで確認してから出向くとよいでしょう。

土地を身内で売却する場合の価格の相談先:不動産鑑定士

土地を身内で売却する場合の価格の相談先は不動産鑑定士

土地を第三者に売却するのではなく、夫婦や親子、法人とその役員など身内同士で売買することもあります。

土地を第三者に売却する場合は、売主と買主が納得している限り、土地をいくらで売却しても構いません。

一方、身内間で売買する場合は土地の時価から大きく外れた価格で売買してしまうと、譲渡所得税や贈与税などさまざまな税金が発生するリスクがあります。

そのため、身内同士で土地を売買する場合、税務リスクを軽減するためには当事者間で適当に価格を決めるのではなく、時価を知ったうえで売買価格を決めることが必要です。

この場合の相談先は一義的には税理士となることが多いものの、土地の時価を知るには不動産鑑定士への依頼が必要となります。

ただし、簡易な方法で土地の時価を推定できる場合もあるため、不動産鑑定士への依頼までが必要となるかどうかは、税理士に相談するとよいでしょう。

不動産鑑定士へ相談できる内容

不動産鑑定士は、土地や建物の鑑定評価を行う国家資格者です。

不動産鑑定士に相談できる内容は、土地や建物の時価に関する事項です。

不動産鑑定士への相談料

不動産鑑定士への相談料は、1時間5,000円から1万円程度です。

ただし、不動産鑑定士への相談のみで時価がわかるわけではないため、実際には相談だけで終わるケースはほとんどないでしょう。

不動産鑑定士に土地の鑑定評価を依頼した場合の報酬は土地の状況やその鑑定士によって異なりますが、土地のみの場合は20万円から30万円程度となることが一般的です。

不動産鑑定士の探し方

不動産鑑定士は、事務所のホームページを持っていないことも少なくありません。

そのため、不動産会社や確定申告を依頼する税理士に紹介を依頼することが多いといえます。

日本不動産鑑定士協会連合会が運営する「会員検索」から見付けることも可能です。

農地の売却に関する相談先:行政書士

農地の売却に関する相談先は行政書士

農地を売却する際は、農業委員会への届出や許可が必要となります。

また、その農地が農業振興地域に位置する場合は、別途農用地区域の指定を外す手続き(「農振除外」などといいます)もとらなければなりません。

このような手続きを担う専門家は行政書士であり、行政書士が相談先となります。

行政書士へ相談できる内容

土地の売却に関して行政書士へ相談できる内容は、農地転用(農地を宅地に変える手続き)や農振除外に関することです。

売却したい土地が農地である場合は、行政書士への相談が適切です。

行政書士への相談料

行政書士への相談料は、1時間あたり5,000円から1万円程度です。

農地転用や農振除外などの手続きを依頼することを前提に、相談料が無料となることもあります。

行政書士の探し方

行政書士はインターネットなどで探すこともできますが、その際は「行政書士」とだけ検索するのではなく、「農地転用 行政書士」など農地を含んだキーワードで探すとよいでしょう。

行政書士の業務範囲は非常に広く、農地転用や農振除外に関する業務をまったく取り扱っていない事務所も少なくないためです。

農地転用などを得意とする行政書士は不動産会社と連携していることも多いため、不動産会社に相談することで紹介を受けられることも少なくありません。

行政書士などの専門家とも連携をとっている信頼できる不動産会社をお探しの際は、不動産一括査定の「おうちクラベル」を活用ください。

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土地にまつわるトラブルの相談先:弁護士

土地にまつわるトラブルの相談先は弁護士

土地の売却や、その前段階である相続登記などに関して、トラブルが発生する場合もあるでしょう。

この場合の相談先は弁護士です。

弁護士へ相談できる内容

弁護士には、あらゆる法的トラブルについて相談することが可能です。

土地に関して何らかの紛争が生じている場合は、弁護士へ相談するようにしてください。

弁護士への相談料

弁護士への相談料は、30分あたり5,000円から1万円程度であることが一般的です。

その後実際に相手方との交渉や紛争解決を依頼した場合は、別途報酬がかかります。

弁護士の探し方

弁護士はインターネットで探すことができるほか、弁護士会や「法テラス」へ相談することで紹介を受けることも可能です。

法テラスとは、国民向けの法的支援を行う中心的な機関として設立された公的機関です。

市区町村役場などで弁護士による無料相談が開催されていることもあり、相談に出向くことで弁護士を見つける方法もあります。

売却したい土地の境界に関する相談先:土地家屋調査士

売却したい土地の境界に関する相談先は土地家屋調査士

土地を売却する場合、原則として土地の境界が明確になっていなければなりません。

また、土地の境界に設置したはずの杭が見当たらない場合もあるでしょう。

この場合の相談先は、土地家屋調査士です。

土地家屋調査士へ相談できる内容

土地の売却に関して土地家屋調査士へ相談できる主な内容は、土地の境界に関することです。

また、複数の土地を1筆にまとめる「合筆(合筆)」をしたい場合や、1筆の土地を複数の土地に分ける「分筆(ぶんぴつ)」をしたい場合の相談先も土地家屋調査士となります。

土地家屋調査士への相談料

土地家屋調査士は、相談のみの料金を設けていないことが少なくありません。

土地家屋調査士の業務が相談だけで完結することはほとんどないためです。

土地の境界確定や分筆などを依頼する場合の費用は依頼先の事務所や土地の状況によって異なるため、あらかじめ見積もりをとるようにしてください。

土地家屋調査士の探し方

土地家屋調査士は不動産会社と連携していることが多く、不動産会社に相談することで紹介を受けられることが一般的です。

土地家屋調査士などの専門家とも連携している信頼できる不動産会社をお探しの際は、東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営する「おうちクラベル」を活用ください。

おうちクラベルの不動産一括査定を試してみる

土地の売却にまつわる相談先をお探しの際は「おうちクラベル」を活用ください

おうちクラベル

土地の売却にまつわる相談先をお探しの際は、「おうちクラベル」の活用がおすすめです。

最後に、おうちクラベルの概要と活用のメリットを紹介します。

おうちクラベルとは

おうちクラベルとは、東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営する不動産一括査定です。

所定のフォームに売却したい土地の基本情報などを1度入力するだけで、複数の不動産会社にまとめて査定の依頼をすることができます。

おうちクラベルなどの不動産一括査定を活用することで、自分で1社1社不動産会社を回ることなく、複数の不動産会社に査定の依頼をすることが可能となります。

複数社による査定額や担当者によるアドバイスなどを比較することで、その土地の売却適正額が把握しやすくなるほか、その土地の売却について相談できる不動産会社と出会いやすくなります。

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おうちクラベルを活用するメリット

インターネットで検索すると、おうちクラベルのほかにもさまざまな不動産一括査定が見つかると思います。

では、その中から「おうちクラベル」を選んで活用することにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

おうちクラベルを活用する主なメリットは次の3つです。

  • 信頼できる不動産会社に出会いやすい
  • 入力が容易である
  • 査定依頼後にAIによる査定結果が確認できる

信頼できる不動産会社に出会いやすい

1つ目は、信頼できる不動産会社に出会いやすくなることです。

おうちクラベルは、独自の審査により査定依頼先の不動産会社を実績豊富な優良企業に限定しています。

全国展開する大手の不動産会社のみならず、その地域に密着して活動する中小の不動産会社も多く登録しており、その土地の売却に強い不動産会社を見つけやすくなることもメリットです。

査定の依頼先である提携先不動産会社は、おうちクラベルの公式ホームページに掲載しているため、こちらからご確認ください。

入力が容易である

2つ目は入力が容易であることです。

おうちクラベルは入力項目をできるだけ絞り、シンプルな画面設計としています。

そのため、土地に詳しくない方やインターネット上のフォームへの情報入力に慣れていない人であっても、容易に入力することが可能です。

査定依頼後にAIによる査定結果が確認できる

3つ目は、査定依頼後にAIによる査定結果が確認できることです。

おうちクラベルは、査定の依頼後にAI(人工知能)による査定結果を確認することが可能です。

AIによる査定結果を確認したうえで不動産会社による査定額を知ることができるため、土地の価値をより客観的に把握しやすくなります。

まとめ

土地の売却に関する相談先は、相談したい内容によって異なります。

相談したい内容を整理したうえで、適切な専門家へ相談することをおすすめします。

ただし、不動産会社はさまざまな専門家と連携をとっていることが一般的です。

土地の売却に関連する困りごとをまず不動産会社に相談することで、適切な専門家につないでくれることも多いでしょう。

そのため、土地の売却を進める際は、はじめに信頼できる不動産会社を見つけることをおすすめします。

土地の売却を任せる不動産会社をお探しの際は、東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営する「おうちクラベル」を活用ください。

おうちクラベルとは、査定依頼フォームへ1度情報を入力するだけで複数の不動産会社に査定の依頼ができる不動産一括査定です。

おうちクラベルを活用して複数の不動産会社から査定を受け、査定額や担当者によるアドバイスなどを比較することで、信頼できる不動産会社を見つけやすくなります。

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この記事の監修者

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