4LDKのマンションを売りに出してもなかなか売れない場合、どのような理由が考えられるでしょうか?
4LDKのマンションは一般的なニーズよりも広く価格も高い傾向にあることから、売れにくい場合もあるでしょう。しかし、そのマンションの売却に強い不動産会社へ依頼して売り出し方などを見直せば、売れる可能性が高くなります。
今回は、4LDKのマンションが売れない理由や売れない場合の対処法などについて詳しく解説します。
4LDKのマンションが売れない主な理由
4LDKのマンションを売りに出しても、なかなか売れない場合もあるでしょう。4DLKのマンションが売れない主な理由は次のとおりです。
- 需要が少ないから
- 価格が高い傾向にあるから
需要が少ないから
一般的に、もっとも売れやすいマンションの間取りは2LDKや3LDKだといわれています。
マンションを購入する主な世帯は、夫婦のみの世帯かファミリー世帯です。さらに、子どもの数も1人や2人の家庭が大半であり、4LDKが広すぎると考える場合も多いでしょう。部屋数が多いと掃除やメンテナンスにも手間がかかります。
価格が高い傾向にあるから
4LDKのマンションは広く、価格も高い傾向にあります。そのため、予算オーバーなどの理由から購入の候補から外す場合もあるでしょう。
売れない原因は間取りにあるとは限らない
4LDKのマンションは2LDKや3LDKと比べて売りにくい傾向にあるとはいえ、必ずしも売れない間取りというわけでもありません。4LDKだからではなく、次の理由などでマンションが売れない可能性もあります。
- 最寄り駅や小学校から遠く不便だから
- マンションが老朽化しているから
- マンションが売れにくい時期に売りに出しているから
- 内見のイメージがよくないから
- 物件掲載写真のイメージがよくないから
- 依頼先の不動産会社がそのマンションの売却に力を入れていないから
- 依頼先の不動産会社が囲い込みをしているから
4LDKのマンションが売れない場合には、売れない理由が間取りにあると決めつけるのではなく、複数の方面から売れない理由を検討して対策を練る必要があるでしょう。
最寄り駅や小学校から遠く不便だから
マンションの立地から利便性が悪く、これが原因でマンションが売れない場合もあります。この場合には、駅から遠くて静かな環境であることなどをアピールすれば、売却につながるかもしれません。
マンションが老朽化しているから
マンションが古いことが原因で売れない可能性もあります。この場合には、ホームインスペクション(住宅診断)などを利用してマンションの安全性などをアピールすれば、売却できる可能性があるでしょう。
マンションが売れにくい時期に売りに出しているから
一般的に、マンションは2月から3月に売りやすいとされています。一方で、この時期以外に売り出している場合には、そのタイミングでの購入ニーズが少ないため購入に至っていない可能性があります。
内見のイメージがよくないから
購入希望者が内見に訪れた際に、部屋が散らかっていたり汚れていたりすると、購入意欲が湧きにくくなります。これが原因でマンションが売れていないのかもしれません。
物件掲載写真のイメージがよくないから
物件情報をウェブサイトなどに掲載しているにもかかわらず問い合わせ自体が少ない場合は、掲載内容のイメージがよくないのかもしれません。たとえば、撮影日の天候が悪く写真が暗かったり、室内が散らかった状態のままで写真を撮ったりしていれば、これを見直すことで問い合わせが増える可能性があります。
依頼先の不動産会社がそのマンションの売却に力を入れていないから
マンションの売却を依頼している不動産会社が売却に力を入れていないことが原因でマンションが売れていない可能性もあります。また、不動産会社がそのマンションの取り扱いを得意としていない可能性も否定できません。
その場合には、依頼先の不動産会社を変更することも1つの手です。そのマンションの売却に強みを持つ不動産会社を探したい際には、東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営する「おうちクラベル」の不動産一括査定をご利用ください。
依頼先の不動産会社が囲い込みをしているから
本来、不動産売買は物件の売り手と物件の買い手が別の不動産会社に仲介を依頼する「片手仲介」が基本です。売買契約が成立した場合には、売り手と買い手がそれぞれ依頼している不動産会社に仲介手数料を支払います。
これに対して、売り手と買い手がいずれも同じ不動産会社に仲介を依頼することを「両手仲介」といいます。両手仲介の場合には、不動産会社は売り手と買い手からそれぞれ仲介手数料を受け取れるため、単純計算で片手仲介の2倍の仲介手数料が手に入ります。
両手仲介自体に問題があるわけではありません。不動産会社の営業力で購入希望者をスムーズに見つけてくれるのであれば、売り手にとってもメリットが大きいためです。
一方で、不動産会社が両手仲介を画策するあまり囲い込みをすれば、これは大きな問題です。囲い込みとは、購入希望者から依頼を受けている別の不動産会社から物件に関する問い合わせがあった際に「その物件はもう売れた」などと嘘をついて取引を断ることなどを指します。
不動産会社が囲い込みをすれば、せっかく売買契約が成立するはずの機会がなくなってしまい、マンションがなかなか売れなくなってしまいます。
売れない4LDKのマンションを売るコツ
4LDKのマンションが売れない場合、どのような点を見直せばよいでしょうか?4LDKのマンションを売る主なコツは次のとおりです。
- 4LDKのマンション売却に強い不動産会社へ依頼する
- ターゲットを明確にする
- 物件の利点をアピールする
- 内見に真摯に対応する
- 売りやすい時期に売却する
4LDKのマンション売却に強い不動産会社へ依頼する
1つ目は、売却を依頼している不動産会社を変更することです。
不動産会社には、それぞれ得意なエリアや得意な物件種別、得意なターゲット層などがあります。4LDKのマンションを売りに出してもなかなか売れないのは、依頼先の不動産会社がそのマンションのメリットを効果的にアピールできていないからかもしれません。
その場合には、思い切って依頼先の不動産会社を変えると成約につながる可能性があります。
なお、今の不動産会社と「専属専任媒介契約」や「専任媒介契約」を締結している場合には、重ねて他の不動産会社と媒介契約を締結することはできません。しかし、専任媒介契約の上限期間は3か月です。そのため、契約期間を過ぎた後は他の不動産会社と媒介契約を締結することが可能になります。
そのマンションの売却に強い不動産会社を探す際には、「おうちクラベル」を活用するとよいでしょう。おうちクラベルは、一度の入力で複数の優良な不動産会社へまとめて査定を依頼できる不動産一括査定です。
複数社による査定額を比較することで、そのマンションの売却適正額を改めて把握しやすくなります。また、査定額や説明などを比較することで、4LDKマンションの売却に強みを持つ不動産会社を選定しやすくなるでしょう。
ターゲットを明確にする
4LDKのマンションの売却を成功させるには、そのマンションのターゲットを明確にすることが近道です。ターゲット層を明確にすることで、その層を意識したアピールポイントを効果的に打ち出しやすくなります。
たとえば、子どもが多いファミリー層が主要なターゲットの場合、小学校や公園が近いことや住民に子育て世帯が多いことなどがアピールポイントとなるでしょう。
一方、仕事部屋としてもう1部屋が欲しい層を主要なターゲットにする場合は、コワーキングスペースを活用せずに落ち着いた空間で仕事ができる点や高速インターネットの活用が可能である点などがアピールポイントとなり得ます。
ターゲットを想定してアピールポイントを打ち出すことで、マンションを売却できる可能性が高くなるでしょう。
物件の利点をアピールする
4LDKのマンションならではの利点をアピールすることで、売却につながる可能性があります。たとえば、余裕をもって1人1部屋の個室を持てることや、物件が広く収納に困らないことなどがアピールできるでしょう。
場合によっては、部屋割りをイメージできる間取り図などを作成することで活用のイメ―ジが湧きやすくなり、漠然と「4LDKは広すぎる」と考えていた層にもメリットを訴求できるかもしれません。
内見に真摯に対応する
内見までは進んでいるにもかかわらず売買契約まで進まない場合は、内見の対応に何らかの問題があるのかもしれません。内見を受け入れる際には、購入希望者からの質問に丁寧に回答するなど真摯な対応を心がけることをおすすめします。
また、内見時に室内が散らかっていたり汚れていたりすれば、これが原因で売却を逃している可能性もあります。売買契約が成立して引き渡すまでに、売主の私物はなくなりハウスクリーニングが入ることはわかっていても、室内の状態が悪いと購入意欲が湧きにくくなるためです。
そのため、内見の際にはマンション内を整理整頓し、最低限の清掃をしておくことをおすすめします。
売りやすい時期に売却する
一般的に、マンションは2月から3月が売れやすいとされています。なぜなら、この時期は就職や転職などで引っ越しをする人が多いためです。
また、4LDKのマンションの主要ターゲットであるファミリー層では、子どもが小学校に入学するタイミングに合わせて引っ越しをしたいとのニーズもあるでしょう。
一方、一般的に夏場や年末はマンションが売れにくいとされています。そのため、マンションを売り出す時期を見直すことで、売却が成立する可能性もあるでしょう。
4LDKのマンションの主な購入層
4LDKのマンションを売るには、購入のニーズがある層を理解することが近道です。4LDKのマンションで想定される主な購入層は次のとおりです。
- 家族が多い人
- 仕事や趣味の部屋が欲しい人
家族が多い人
1つ目は、家族が多い人です。
たとえば、子どもが多い場合や3世代同居などの場合には、2LDKや3LDKのマンションは手狭となりやすいでしょう。このような層が4LDKのマンションを探している可能性があります。
仕事や趣味の部屋が欲しい人
2つ目は、仕事や趣味の部屋が欲しい人です。2LDKや3LDKのマンションで生活はできたとしても、さらにもう1部屋があることで生活に遊びや余裕が生まれやすくなります。
たとえば、本が好きな人であれば1部屋を図書館のようにしたり、釣りが好きな人であれば1部屋を釣り道具のメンテナンス部屋にしたりするなど、活用方法は無限大です。
またコロナ禍以降、在宅ワークをする人が増えています。集中して仕事をするために、リビングとは別の仕事部屋が欲しいと希望する人も増えています。そのような層にアピールすれば、4LDKマンションの売却につながる可能性があるでしょう。
4LDKのマンションが売れない場合の注意点
4LDKのマンションが売れない場合、注意すべきことがあります。
- 間取り変更など大規模なリノベーションは行わない
- 売り急がない
- 安易な値下げは行わない
4LDKのマンションが売れない場合、これらはおすすめできません。このような対応をしてしまうと後悔する可能性があるためです。
間取り変更など大規模なリノベーションは行わない
4LDKのマンションが売れないからといって、間取り変更など大規模なリノベーションをすることは避けた方がよいでしょう。
そもそも4LDKのマンションは、決して売れない間取りではありません。なかなか売れないのは間取りが原因ではなく、他に原因がある可能性も高いでしょう。
また、築年数が古いマンションの場合も、売り手によるリノベーションはおすすめできません。なぜなら、築古のマンションを購入する人の中には、築古のマンションを安く買って自分たちの好みに合ったリノベーションをしたいと考える人が少なくないためです。
売り手によるリノベーションが買い手の好みに合う保証はなく、むしろリノベーション費用が乗ったぶん売り出し価格が高くなることで、さらに売れなくなるリスクがあります。
売り急がない
4LDKのマンションがなかなか売れない場合でも、売り急ぐことはおすすめできません。マンションを売り急ぐと買い手に足元を見られ、大幅な値下げを迫られるリスクがあるためです。
マンションを売り急いで安く買い叩かれてしまえば、後悔してもしきれないことでしょう。
安易な値下げは行わない
確かに、周辺の相場よりも高すぎることが原因で4LDKのマンションが売れない場合はあります。その場合、改めて周辺相場を確認し、相場相当にまで価格を引き下げることは1つの手でしょう。
しかし、4LDKのマンションがなかなか売れないことに焦るあまり、むやみに値下げをすることはおすすめできません。大きな値下げをすれば買い手は見つかるかもしれませんが、相場よりも安く売ると後悔が残る可能性が高いでしょう。
売りに出している4LDKのマンションがなかなか売れずお困りの際には、「おうちクラベル」を活用して改めて査定を受けてみることをおすすめします。
おうちクラベルでは、一度の入力で複数の優良な不動産会社へ査定を依頼することが可能です。複数社による査定額を比較することでそのマンションの売却適正額を把握しやすくなるほか、そのマンションの売却に強みを持つ不動産会社を見つけやすくなります。
4LDKのマンションの売却に強い不動産会社の探し方
4LDKのマンションを売却するには、不動産会社の選定が重要です。しかし、そのエリアにおける4LDKマンションの売却に強い不動産会社に心あたりがない場合も多いでしょう。
では、そのマンションの売却に強い不動産会社はどのように探せばよいのでしょうか?そのマンションの売却に強い不動産会社の主な探し方は次のとおりです。
- 不動産会社を複数回って査定の依頼をする
- インターネットで検索する
- 4DLKのマンションを売った経験のある知人から紹介を受ける
- 「おうちクラベル」の不動産一括査定を活用する
不動産会社を複数回って査定の依頼をする
1つ目は、自分で複数の不動産会社を回ったりコンタクトをとったりして査定の依頼をすることです。複数社による査定額や対応などを比較することで、そのマンションの売却に強い不動産会社を選定します。
この方法は時間や手間が非常にかかります。また、多くの不動産会社に査定を依頼することは現実的に困難でしょう。
インターネットで検索する
2つ目は、インターネットで検索をすることです。
確かに、4LDKのマンションの売却に強い不動産会社はインターネット上でそのようなアピールをしているかもしれません。しかし、「4LDKマンションの売却に強い」とホームページに書いている不動産会社が実際に4LDKマンションの売却に強いかどうかは未知数です。
インターネットで依頼先の不動産会社を探す場合には、1社に決め打ちするのではなく複数の不動産会社に査定の依頼をしたうえで比較検討する必要があるでしょう。
4DLKのマンションを売った経験のある知人から紹介を受ける
親族や友人など信頼できる人が4LDKのマンションを売った経験があれば、不動産会社を紹介してもらうことも1つ方法です。この方法が可能であれば、信頼できる不動産会社に出会える可能性が高いといえます。
ただし、4LDKのマンションを売った経験のある人が周囲にいるケースはあまり多くないかもしれません。
「おうちクラベル」の不動産一括査定を活用する
4つ目にしてもっともおすすめの方法は、「おうちクラベル」の不動産一括査定です。
おうちクラベルは、東証一部上場企業であるSREホールディングス株式会社が運営する不動産一括査定です。一度の60秒入力で、複数の優良な不動産会社へまとめて査定の依頼ができます。
複数社から査定を得るために、自分で1社1社の不動産会社を訪ねる必要はありません。査定額や対応の誠実さなどを比較することで、その4LDKマンションの売却に強みをもつ不動産会社を選定しやすくなるでしょう。
まとめ
4LDKのマンションは2LDKや3LDKのマンションと比べて需要は少ないとはいえ、決して売れない間取りではありません。売りに出しても一向に売れない場合には、間取り以外に何か問題がある可能性もあります。
4LDKのマンションがなかなか売れない場合には、そのマンションの売却に強い不動産会社に依頼先を変更することも検討することも1つの手です。4LDKのマンションの売却に強みを持つ不動産会社をお探しの際は、「おうちクラベル」をご利用ください。
おうちクラベルは、一度の入力で複数社の不動産会社へまとめて査定を依頼できる不動産一括査定です。査定額や説明、対応の誠実さなどを比較することで、そのマンションの売却に自信があり信頼できる不動産会社を見つけやすくなるでしょう。