マンションの売り方とポイントを詳しく紹介!売るときのポイントや注意点も併せて解説

せっかくマンションを売るのであれば、手元に残る金額をできるだけ多くしたいと考えることでしょう。
しかし、マンションの売却に慣れている人は多くなく、より良い条件でのマンションの売り方やかかる費用などがよくわからないという場合も少なくないかと思います。そこでこの記事では、マンションを売却するまでの全体の流れやマンションをできるだけ高く売る方法などについて詳しく解説します。

目次

1.マンションの売り方とポイントを詳しく紹介!

マンションを売るにはいくつかの売り方とポイントがあります。マンションはただ不動産会社に査定を依頼しての査定を取って、売却活動のすべてを不動産会社に任せれば売れるわけではありません。

マンションの売却を成功させる秘訣は、流れを把握して、ポイントを押さえることです。

売却の際に慌てることなく、相場通りの金額でマンションを売却するためにも、流れとポイントをしっかり理解しておきましょう。

こちら参考に、マンション売却を成功させてください。

なお本記事では不動産会社を通しての取引を前提としております。あらかじめご了承ください。

2.マンションの売り方

マンションの売り方には大きく分けて以下の2つの方法があります。

  • 仲介
  • 買取

仲介とは文字通り不動産会社に仲介を依頼し、買取は不動産会社に買取を依頼します。
一見、大きな違いを感じない様に思いますが、全く異なります。

マンションの売却の流れを理解する前に、この違いをしっかり把握しなければなりません。
この章では仲介売却と買取について、詳しくご紹介していきます。

それぞれのメリットとデメリットをしっかりと把握した上で違いを理解し、最適な選択をしましょう。

この章に記載している内容はマンション売却に限りません。不動産全般に共通しておりますので、戸建てやアパートなどの売却を検討している人も、ぜひご覧になってください。

2-1.仲介

仲介は、売主にかわって不動産会社が集客を行い、売却をサポートする方法です。

不動産会社の役割は査定・価格決定のアドバイス・集客・内見のサポート・契約書や書類の作成・契約手続きの立ち会い・引き渡しになります。

2-1-1.仲介のメリット

仲介のメリットは以下の通りです。

  • 相場に近い価格で売却できる
  • 不動産会社のサポートを受けられる
相場に近い価格で売却できる

仲介売却の最大のメリットです。不動産会社は、売主から依頼(媒介契約)を受けると、集客を行います。

集客の結果、買主が現れた場合、売主は直接取引を行います。そのため、相場に近い価格で取引が可能です。

不動産会社のサポートを受けられる

売主は仲介を依頼した不動産会社のサポートを受けられます。不動産売却においては下記の書類が必要です。身分証や印鑑証明書など、売主自身で用意できるものは割愛します。

  • 不動産売買契約書
  • 重要事項説明書

不動産会社に仲介を依頼することで、これらの重要書類の準備から説明を依頼できます。

  • 不動産売買契約書

不動産を売却する売主と不動産を購入する買主が締結する売買契約書です。

一般的には下記の内容を記載します。

  • 売買物件の詳細
  • 価格、支払期日
  • 土地代金の精算
  • 所有権の移転
  • 引き渡しの時期
  • 付帯設備等の引継ぎ
  • 引渡し前の物件の状態
  • 契約不適合責任
  • 公租公課等の精算
  • 手付解除の期限
  • 契約違反による解除

また、契約書には印紙を貼り付けて割印をしなければなりません。いずれも失念すると過怠税の対象となりますので、ご注意ください。

  • 重要事項説明書

契約書とならぶ重要な書類です。

この書類には宅地に関連する事項・法令に基づく制限・道路・インフラ・支払いなど取引条件が記載されており、説明に当たっては、宅地建物取引士に限定されています。

2-1-2.仲介のデメリット

仲介には以下のデメリットがあります。

  • 仲介手数料が発生する
  • 売却まで早くても2~3ヶ月を要する
仲介手数料が発生する

複雑な不動産売却において、専門家のサポートを受けられる対価として、仲介手数料を支払わなければなりません。

やや高額な点がネックですが、専門家のサポートは、トラブルを未然に防ぐことが期待できます。大きな金額が動く不動産売買では、リスク回避を優先すべきです。

売却まで早くても2~3ヶ月を要する

人気の高い物件であっても、最初の内見が入るまで少なくとも2〜3週間を要します。そこから申し込み・契約・支払いとなると2〜3ヶ月を要することは想像に易いといえます。

しかし実際に不動産売買に携わると、2〜3ヶ月で完了する取引は、あまり余裕がありません。
様々な申し込み・役所で証明書などの取得・新居と引っ越しの準備などを仕事をしながら行う必要があります。3〜4ヶ月かけるぐらいが、ゆとりもありおすすめです。

2-2.買取

買取は不動産会社が不動産を直接買い取ります。

買取会社や不動産会社は物件を買い取ったあと、買い取ったマンションのリフォームなどを行ってより良い状態にしてから、その費用を上乗せして買主に売ることで利益を上げています。

買取には以下のメリットがあります。

2-2-1.買取のメリット

  • 直ぐに売却できる
  • 仲介手数料が発生しない
直ぐに売却できる

買取は不動産会社が行う仕入れです。そのため、買主が見つかっていない状態でも売却が可能となり、結果として直ぐに売却が可能です。

仲介手数料が発生しない

買取は仲介売却とは全く異なる取引形態です。そのため、仲介手数料がかかりません。仲介手数料の上限は宅地建物取引業法で明確に定められており、売買価格によっては100万円を超えることも珍しくありません。

これらの費用がかからない点も、買取のメリットです。

2-2-2.買取のデメリット

仲介売却にもデメリットがあるように、買取にもデメリットはあります。

それは相場よりも安価になることです。

相場よりも安価になる

不動産会社は、買い取ったマンションなどの不動産にリフォームを加えて、付加価値をつけて高く売ります。

また仕入れ販売を行うことから、在庫を増やすというリスクを負うため、買取の価格は一般的に相場の70〜80%とされています。

3.マンションの査定方法とは

マンションの査定方法には、以下の3つの方法があります。

  • 机上査定
  • 訪問査定
  • 不動産一括査定サイト

机上査定は簡易査定とも呼ばれており、インターネット上で利用できる査定方法です。
「正確でなくてもいいから早く査定額が知りたい」という方に向いています。

訪問査定は実際に不動産会社の担当者がマンションを訪れ、様々な観点からチェックを行って査定額を算出する方法です。

「時間がかかってもいいから正確な査定額が知りたい」という方に向いている査定方法です。

また、本記事では机上査定と訪問査定の他に、不動産一括査定についてもご紹介していきます。

不動産一括査定は机上査定のひとつに含まれる査定方法ですが、不動産一括査定ならではの様々なメリットがあるため、しっかりと理解しておきましょう。

査定方法でマンションが高く売れるかどうかが決まります。

ぜひ参考にしていただき、納得のいくマンション売却を目指しましょう。

3-1.机上査定

机上査定は簡易査定とも呼ばれ、インターネット上で簡易的に査定価格を算出する方法です。

不動産会社のホームページや不動産一括査定サービスなどにマンションの情報を入力し、これまでのデータを元に査定額を算出します。

インターネット上やメールのやり取りで完結するため、査定に手間がかかりません。複数の不動産会社へ査定を依頼した場合は、やり取りの回数が増えて手間となります。

ですが、不動産一括査定サイトなどを利用すると、マンションの売却価格のおおよその相場を把握できて便利です。

すでに自分が所有しているマンションで売却事例がある場合は、そのデータを元に算出されるため、精度が高まります。

また、机上査定は早ければ当日中に査定額が知れるなど、査定のスピードが早いことも特徴です。

しかし机上査定は早ければ当日中に査定額が知れるなど、査定のスピードが早いことも特徴です。

3-1-1.インターネットで入力する机上査定の項目

  • 住所
  • マンション名
  • 築年数
  • 間取り
  • 床面積

3-1-2.机上査定の特徴

机上査定の特徴をまとめると以下の通りです。

  • 簡易的な査定
  • 査定結果の算出が早い
  • 相場と乖離がある

近年では、不動産業界もIT化が進み、AI査定が導入されることが多くなりました。このAI査定も机上査定に含まれます。

3-2.訪問査定

訪問査定は不動産会社の担当者がマンションを訪問して、査定額を算出する方法です。

内装・マンションの共有部分・周辺の環境まで入念にチェックをした上で査定額が算出されるため、机上査定よりも正確な査定額が算出できます。

査定には約1週間の時間を要する他、担当者とのスケジュール調整や立ち会いも必要となるため、机上査定よりも手間がかかります。

複数の不動産会社に訪問査定を依頼した場合、その分回数も増えるため時間に余裕がなければ難しいといえるでしょう。

3-2-1.訪問査定でチェックするポイント

訪問査定時にチェックするポイントは以下の8つの通りです。

  • 間取り・専有設備
  • 部屋の階数・方角・位置・築年数
  • エリア・立地条件
  • ライフライン
  • 管理状況
  • 駐車場
  • 耐震・耐火基準
  • 騒音・臭気

不動産会社は法律によって、売主に査定金額を告げる際に、根拠を明確にする義務があります。訪問査定の査定結果は査定書を受け取れます。査定結果は査定書を見て確認しましょう。

3-2-2.訪問査定の特徴

訪問査定の特徴をまとめると以下の通りです。

  • 正確な査定
  • 立ち会いが必要
  • 結果に日数を要する

訪問査定は正確な査定額とその根拠を知ることができるため、自身が納得できる金額でマンションを売却したい場合に利用しましょう。

3-3.不動産一括査定サイト

不動産一括査定サイトは、複数の不動産会社に一括で査定を依頼できるサービスで、インターネットを中心に展開されています。

机上査定に含まれる査定方法で、一回の入力で複数の不動産会社に査定を依頼できるため、非常に便利なサービスです。

1社の不動産会社の査定結果だけでは、相場よりも低い価格でマンションを売却してしまう可能性もあります。

不動産一括査定サイトは初めてのマンション売却でも相場を把握できるため、マンション売却の心強い味方です。

3-3-1.不動産一括査定サイトの利用手順

  • 不動産一括査定サイトで情報を入力します。
  • 不動産一括査定サイトで複数の不動産会社から査定額をもらいます。
  • 気になった不動産会社に訪問査定を依頼します。

複数の不動産会社へ別々にメールを送ったり、何度もマンションの情報を入力したりする必要がないため手間がかかりません。

おうちクラベルはSREホールディングスが運営している、安心な不動産一括査定サイトです。マンションを売却する上で、便利な一括査定を行えます。

また、AIによる高精度な査定価格をその場で知れるため、今すぐ査定額を知りたいときに便利
です。ぜひマンション売却にお役立てください。

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4.マンションを売る流れ

ここまで、マンションの売り方やマンションの査定方法についてご紹介してきました。査定額がわかり、マンション売却を決めたら実際に売却に入ります。

マンション売却の流れは以下の6つのようになりますので、理解しておきましょう。

  • 書類の準備・不動産会社に査定を依頼する
  • 不動産会社と媒介契約をする
  • 販売活動をする
  • 買主と売買契約を締結する
  • 引き渡しを行う
  • 翌年に確定申告

次章にて詳しく解説します。

4-1.書類の準備・不動産会社に査定を依頼する

最初に書類などの売却準備をしましょう。

4-1-1.書類の準備

下記は不動産会社に査定を依頼・仲介を依頼する上で必要になります。

なお売買契約書など、不動産会社が準備してくれる書類については割愛します。

  • 本人確認
  • 権利証または登記識別情報
  • 間取り図面

以下は、売買契約から引き渡しまでに必要な書類の一覧です。

  • 印鑑登録証明書
  • 固定資産税納付書
  • 抵当権抹消書類
  • 設備表
  • パンフレット等

設備表については、あれば良い書類で手書きでも可能です。パンフレットは引き渡し時に買主に渡す書類です。マンション購入時に受け取った物で問題ありません。

残置物があれば、それらの取扱説明書があれば親切といえます。

事前に準備して、売却をスムーズに進めましょう。

4-1-2.不動産会社に査定を依頼する

書類の準備が済んだら、不動産会社に査定を依頼します。

前述で説明した、机上査定から訪問査定の流れがおすすめです。

机上査定にはぜひ、便利な不動産一括査定サイトを利用しましょう。複数の不動産会社に一括で査定依頼できるので、手間がかからずに査定ができます。

不動産一括査定サイトで大まかな査定額を調べたら、その中から不動産会社を選んで訪問査定を受ける必要があります。ここで正確な査定額を調べましょう。

4-2.不動産会社と媒介契約をする

訪問査定で査定額を調べたら、次は不動産会社と媒介契約をする必要があります。

媒介契約とは、不動産会社にマンションの売却の仲介を依頼する契約で、以下の3つがあります。

  • 一般媒介契約
  • 専任媒介契約
  • 専属専任媒介契約

4-2-1.一般媒介契約

一般媒介契約は同時に複数の不動産会社に仲介を依頼できる契約方法です。

自分で見つけた買主と不動産会社を通さずに契約ができたり、幅広く購入希望者が見つけられたりというメリットがあります。

しかし、専任媒介契約や専属専任媒介契約と比べて安定感のない契約となってしまうため、買主探しに時間がかかってしまうというデメリットもあるため注意しましょう。

4-2-2.専任媒介契約

専任媒介契約は1社のみに仲介を依頼する媒介契約です。ただし、自分で買主を見つけた場合には不動産会社を介さずに契約できます。

また、不動産会社は2週間に一度、売主へ仲介業務の進捗報告をする義務があります。
マンションを購入してくれる候補者はいるが、さらに良い条件で購入してくれる人を探したいときに便利な媒介契約となります。

4-2-3.専属専任媒介契約

専属専任媒介契約も1社のみに仲介を依頼する媒介契約です。ただし、専任媒介契約とは異なり自分で見つけた買主であっても直接の売買契約はできず、必ず不動産会社を仲介する必要があります。

契約の有効期限は3ヶ月となっており、不動産会社はその間に買主を見つけないと売買契約の仲介ができないため、より高確率で買主が見つかることがメリットです。

また専属専任媒介契約の場合は一週間に一度、売主へ仲介業務の進捗状況を報告しなければならないため、より安定した売却活動ができます。

不動産会社と相談しよう

専任媒介契約や専属専任媒介契約が一般的ではありますが、スピードを重視せず時間をかけてでも高く売りたい場合は一般媒介契約も選択肢のひとつとなり得ます。

確実性やスピード、金額のどれを重視するかで契約方法は変わってきますので、不動産会社とよく相談して決めるようにしましょう。

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4-3.販売活動をする

媒介契約が終わったら、実際に販売活動です。広告活動や内覧用の写真撮影、内覧対応など様々な販売活動があります。

具体的な集客の内容は、不動産会社の店頭で募集・インターネットのポータルサイト・チラシ広告・REINS(レインズ)があります。

4-3-1.REINS(Real Estate Infomation Network system)とは?

REINSとは国土交通大臣が指定した不動産流通機構が運営する不動産会社のみがアクセスできる、不動産情報サイトです。専任媒介契約・専属専任媒介契約の場合は、登録義務があります。

REINSに登録すると、登録証明書が発行されます。不動産会社は登録証明書を売主に渡す義務があるため、受け取ってください。

売主はREINSにはアクセスできませんが、登録証明書に記載されているIDとパスワードを使って掲載されている情報を確認できます。

間取りや図面が詳細でないなど、要望があれば不動産会社へ伝えましょう。

4-4.買主と売買契約を締結する

マンションの買主が決まったら、次は売買契約を締結する必要があります。必要な書類を作成したり、不動産会社へ仲介手数料を支払ったりと、様々な手続きが必要です。

ここで慌てないよう、事前に書類の準備などはしっかりと行っておきましょう。

買主から受け取る手付金の相場は5〜10%台で、上限は20%です。残金は引き渡し時に受け取ります。

また、この段階で不動産会社へ仲介手数料の半額を支払います。仲介手数料には上限があり、「マンションを売るときの費用を調べておく」で詳しく解説しますのでご覧ください。

4-5.引き渡しを行う

売買契約が無事に締結できたら、マンションの引き渡しを行います。一般的には、売買契約が締結されてから引き渡しまでは1ヶ月程度かかります。

マンションの引き渡し時にも様々な書類や手続きが必要ですので、焦らないよう事前に準備しておきましょう。

買主が住宅ローンを組む場合、支払い手続きは住宅ローンを申し込んだ金融機関の窓口で、行います。

抵当権の抹消は、買主によって売主の銀行口座へ残金が振り込まれた段階で、司法書士が行います。

この司法書士は、買主側の不動産会社が手配することが一般的です。

また、売主も買主も互いが媒介契約を締結している不動産会社へ、仲介手数料の残り半分を支払います。

その場で鍵を渡して引き渡しが完了です。マンションの最終確認は事前に行うか、この後に行います。売主・買主のスケジュールによるため一概にはいえません。

4-6.翌年に確定申告

マンションの売却は引き渡しをして終わりではありません。

マンションの売却で利益が出ても損失が出ても確定申告をする必要がありますので、忘れずに行うようにしましょう。

不動産会社によっては、確定申告をオンラインでサポートしてくれます。

5.マンションを売るときのポイント

マンションの売却はただ不動産会社に査定を依頼して、契約をすれば売れるわけではありません。マンションを高く売るためには、いくつものポイントがあります。

これらのポイントを押さえておくかおかないかで、マンションの売却価格も大きく変わってきますので、売却活動を始める前に理解しておきましょう。

マンションを売るときのポイントは以下の6つのようなものがあります。

  • 複数の不動産会社に査定を依頼する
  • マンションの売却に強い不動産会社を選ぶ
  • 内覧前に清掃を済ませる
  • リフォームは不動産会社と相談する
  • ローンが残っている場合は銀行へ連絡する
  • マンションを売るときの費用を調べておく

これらのポイントを押さえておくことで、マンション売却がスムーズになり、高く売れる可能性が高まります。

ひとつずつ詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

5-1.複数の不動産会社に査定を依頼する

マンションの売却価格の査定依頼は、必ず複数の不動産会社に依頼するようにしましょう。査定の依頼がひとつの不動産会社だけだと、相場がわからずにマンションを相場よりも安く売ってしまう可能性が高まります。

複数の不動産会社に査定を依頼することで、相場観感がわかることに加え、多くの不動産会社を比較してより良い不動産会社を見つけられます。

複数の不動産会社に査定を依頼する際は、不動産一括査定サイトを利用するのが便利です。複数の不動産会社に毎回査定を依頼したり、マンションの情報を入力したりするのは手間ですよね。

依頼する不動産会社が増えれば増えるほど、やり取りの手間も発生します。

5-1-1.おうちクラベルの不動産一括査定サイトにお任せください

不動産売却の一括査定サイトであれば、一度マンションの情報を入力するだけで複数の不動産会社に査定を依頼できます。

おうちクラベルは、ソニーグループであるSREホールディングスが運営する不動産一括査定サイトです。

査定依頼先も実績豊富な優良企業ばかりですので、あなたのマンション売却にお役立てください。

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5-2.マンションの売却に強い不動産会社を選ぶ

マンションを高い金額で売却したい場合は、マンション売却実績が豊富な不動産会社を選ぶことが大切です。

一戸建ての売却が得意な不動産会社もあれば、マンション売却が得意な不動産会社もあります。

不動産会社へ依頼をする際は、マンションの売却実績が豊富にあるかを調査するようにしましょう。

また実績だけでなく、不動産会社の選び方のコツは様々あります。

  • マンションがあるエリアの情報に精通しているか
  • 対応がスピーディーかつ丁寧か
  • 親身に相談に乗ってくれる担当者か
  • 囲い込みをしない不動産会社か

5-2-1.マンションがあるエリアの情報に精通しているか

このように、得意分野だけでなく様々な観点から不動産会社を選ぶことが重要です。

エリアの情報に精通していることで、交通の利便性・施設の利便性・治安・子育てのしやすさなど、様々な要素を踏まえて購入を検討している人にアピールすることができます。

5-2-2.対応がスピーディーかつ丁寧か

どのような実績があっても、担当者の対応が悪ければ契約は見送りましょう。売却活動や契約書の手続きなど、マンション売却で重要なことはいくつもあります。

そういったときに、担当者の対応が悪ければ信用はできません。不動産会社を選ぶ際は、スピーディーかつ丁寧な対応をしてくれる不動産会社に依頼しましょう。

5-2-3.親身に相談に乗ってくれる担当者か

マンション売却で不安なことや疑問点があれば、プロに聞くのが一番早く解決します。

売却活動をしていく中で悩みごとや疑問が出た際、親身に相談に乗ったりアドバイスをくれたりする不動産会社を選ぶことで、より納得のいくマンション売却が実現できるはずです。

5-2-4.囲い込みをしない不動産会社か

不動産会社を選ぶ際には、「囲い込み」をしないかどうかも重要です。
囲い込みとはその不動産会社が両手仲介を狙う行為のことで、売主と買主の両方から手数料を取ろうとすることを指します。

他の不動産会社経由でマンション購入があっても売主に伝えず断ってしまうため、マンションが売れるまでに時間がかかってしまう可能性があります。

不動産会社を選ぶ際は、しっかりと調べてから依頼するようにしましょう。

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5-3.内覧前に清掃を済ませる

内覧前にはマンションの清掃を済ませておくことが大切です。清掃をするかしないかで、マンションの印象は大きく変わってきます。

内覧をしたときに、内覧者が「購入したい」と思ってもらえるようにすることが大切ですので、清掃は必ず実施しておきましょう。

5-3-1.例え築年数が古くても

マンションの築年数が経っていても、内装がきれいであれば十分売れる可能性はあります。

逆にどんなに立地や周辺の環境が良いマンションであっても、掃除が行き届いておらず清潔感がないマンションであれば、買い手が決まらないケースもあります。

購入希望者が現れても、掃除が行き届いていないとイメージが悪くなり、値下げ交渉をされてしまう可能性もゼロではありません。

特に、マンションの第一印象を決める玄関・人が集まるリビング・キッチンなどはしっかりと掃除しておくことをおすすめします。

5-3-2.不用品は処分しよう

不用品の処分は、査定・内覧・引き渡しのタイミングを目安に進めましょう。

査定の際に、不用品で家の中が溢れかえっていては家の状態を正しく見てもらえません。査定額に影響することもあるため、不用品は処分しておくとよいでしょう。

内覧は、物件に興味を持った人が実際に家の状態を確認する場です。不用品を処分し、できるだけ家の中をすっきりさせておくことで、内覧に訪れた人は自身の生活を想像しやすくなります。

引き渡し時に契約書に記載されていない物が残っていると契約違反となります。買主に迷惑をかけてしまうため、遅くとも引渡し前には必ず不用品は処分しましょう。

5-4.リフォームは不動産会社と相談する

マンションを売却するにあたって清掃は必要ですが、リフォームをする際は不動産会社と相談するようにしましょう。

基本的に、マンションを売却する前のリフォームは不要です。清掃は内覧時にマンションのイメージを良くするために必要ですが、リフォームは必ずしもする必要はありません。

会社にもよりますが、リフォーム費用は多額の費用がかかります。
規模の大きいものになると100万円を超えるケースもあるため、売却後に手元に残るお金が少なくなってしまいます。

5-4-1.リフォーム費用を売却価格は上がる?

リフォームをしたからといって必ずしも売却金額が上がるわけではありません。
でにリフォーム済みであっても、その費用を上乗せして売却できるかはわかりません。

買主によっては、自分でリフォームをしたいと考えている方もいます。

中古マンションは劣化していて当たり前ですので、リフォームを前提で購入を検討している方も少なくありません。

必ずしもリフォームが必要ではないことを覚えておきましょう。

リフォームするかどうかは、不動産会社と相談して決めることをおすすめします。

5-5.ローンが残っている場合は銀行へ連絡する

売却するマンションのローンが残っている場合、マンションを売却する予定があることを銀行に連絡する必要があります。

基本的にローンが残っているマンションを売却する際は、売却した代金でローンを一括返済します。

なお、ローンが残っているマンションは金融機関に抵当権が設定されており、金融機関の許可なく売却することはできません。

5-5-1.抵当権

抵当権とはマンションのローン返済が滞った場合に、金融機関の抵当権が設定されているマンションを担保にできる権利のことです。

マンションのローンが残っている場合は不動産会社に査定をしてもらい、売却金額で残っているローンを返済できるかをしっかりと確認しておきましょう。

5-5-2.査定額がローンの残債を下回ってしまった(オーバーローン)

査定額が残っているローンの返済分より少ないからといって、必ずしもマンションが売却できないわけではありません。

マンションの売却額よりもローンの返済額の方が多い場合、返済しきれない分は自分の手持ちの資金で補う必要があります。

もしくは住み替えローンを利用する方法もありますので、マンションの売却は計画的に行うことをおすすめします。

5-6.マンションを売るときの費用を調べておく

マンションを売る際には様々な費用がかかりますので、どのような費用がかかってくるかをしっかりと確認しておきましょう。

一般的に、マンションを売却する際は以下の5つのような費用がかかります。

  • 仲介手数料
  • 印紙税
  • 登記費用
  • 譲渡所得税
  • ローン返済の手数料

5-6-1.仲介手数料

仲介手数料は不動産会社に支払う手数料です。仲介手数料の上限は以下を参照してください。

  • 売却価格が200万円以下:売却価格の5%(税抜き)
  • 売却価格が200万円超・400万円以下:売却価格の4%+2万円(税抜き)
  • 売却価格が400万円超:売却価格の3%+6万円(税抜き)

5-6-2.印紙税

印紙税は商業取引に関連する文書に対して課税されるもので、契約書に記載されている金額によって税率は変化します。

  • 1万円未満:非課税
  • 10万円以下 200円
  • 10万円超・50万円以下 :400円
  • 50万円超・100万円以下 :1千円
  • 100万円超・500万円以下 :2千円
  • 500万円超・1千万円以下 :1万円
  • 1千万円超・5千万円以下 :2万円
  • 5千万円超・1億円以下 :6万円
  • 1億円を超・5億円以下 :10万円
  • 5億円を超・10億円以下 :20万円
  • 10億円を超・50億円以下 :40万円
  • 50億円を超 :60万円
  • 契約金額の記載のないもの :200円

5-6-3.登記費用

登記費用は抵当権の抹消や、マンションの所有権移転登記の手続きなどをする際に発生する費用です。

個人で行う場合は実費のみで手続き可能であり、不動産ひとつあたり1,000円程度です。

司法書士に依頼する場合は10〜20万円、場合によっては30万円の費用がかかりますが、法務局への手続きも代行してくれます。売却の場合は、売主が負担することがほとんどです。

5-6-4.譲渡所得税

譲渡所得税は所得税と住民税を合わせたもので、マンションの売却によって利益があった場合、税金を納めなければなりません。

  • 譲渡所得税はマンション売却時までの保有期間で計算方法が異なります。
  • 保有期間5年以内:所得税30%+復興特別所得税0.63%+住民税9%=合計39.63%
  • 保有期間5年超 :所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%=合計20.315%

5-6-5.ローン返済の手数料

マンションにローンが残っている場合、マンションの売却によって得た金額で返済をする必要があります。

その際、銀行に支払う手数料がかかりますので、このような細かい費用も把握しておきましょう。

上記以外にも、場合によっては引越し費用やリフォーム費用もかかってくるため、どのような費用がかかってくるかは一度整理することをおすすめします。

6.マンションの売却期間はどのくらい?

マンションの売却にかかる期間は、物件によって差はありますが平均して3ヶ月~4ヶ月とされています。

6-1.引き渡しまでのトータル期間

この平均はマンションを売り出してから買主が見つかるまでの期間で、そこから引き渡し期間などを考慮すると全体で5ヶ月〜6ヶ月ほどかかること認識しておきましょう。

マンションを売り出すために必要な査定や媒介契約の締結などで2週間ほどかかり、そこから売却活動に2〜3ヶ月ほど費やします。

買主が決まって売買契約を結んだあと、およそ1ヶ月後に引き渡しが行われます。
売主・買主・不動産会社の担当者・司法書士が集まり、決済などを行ってから鍵を買主に渡して売買は完了です。

6-2.3ヶ月以上経過しても売れない場合は?

マンションの買主が見つかるまでにおよそ3ヶ月ですので、3ヶ月以上マンションが売れない場合は何かしら要因があるかもしれません。

買主がなかなか見つからない場合は、不動産会社に相談して売れるような工夫をしていきましょう。

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7.マンションを売るときに注意すべきこと

マンションを売るときに注意すべきことはいくつもあります。

事前に注意点を知っておくことで、損をすることなくマンションを売却できる可能性が高まるため、以下の3つの点をしっかりと把握しておきましょう。

  • 査定額だけで不動産会社を選ぶのは危険
  • 契約内容をしっかり理解する
  • 売却価格は相場より高く設定しない

ここから解説する注意点をしっかりと把握してマンション売却を成功させてください。

7-1.査定額だけで不動産会社を選ぶのは危険

マンション売却の不動産会社を選ぶ際、査定額で不動産会社を選ぶのは避けるようにしましょう。

査定額が高い不動産会社と安易に契約をしてしまうと、結果的に売れなかったり安く売却したりすることになってしまう可能性もあります。

もちろん査定額も大切ですが、査定額よりも大切なのは担当者です。担当者の知識量・コミュニケーション力・交渉力で取引の条件が変わることもあります。

それだけでなく、前述したように不動産会社選びのポイントはいくつもあります。
査定額だけで不動産会社を判断しないように、規模や対応の丁寧さなど、様々な観点から選ぶようにしましょう。

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ぜひお役立てください。

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7-2.契約内容をしっかり理解する

マンションを売却する際、仲介を依頼する不動産会社と締結する媒介契約と、買主と契約する売買契約の2種類があります。

両者を混同する人もいるため、しっかりと区別して理解しましょう。

7-2-1.媒介契約

不動産会社と締結する媒介契約は、種類にもよりますが、契約期間・報告義務が発生します。
この段階では費用は発生しません。

媒介契約の詳細については、前述の<strong「不動産会社と媒介契約をする」>をご覧ください。

7-2-2.売買契約

買主と締結する売買契約時には、金銭のやり取りが伴うため事前に準備してください。
買主から手付金を受け取り、不動産会社へは仲介手数料の半額を支払います。残りの半分は引き渡し時に支払います。

買主から受け取る手付金の詳細については、「買主と売買契約を締結する」をご覧ください。

不動産へ支払う仲介手数料については、前述の「マンションを売るときの費用を調べておく」で解説しております。そちらをご覧ください。

7-3.売却価格は相場より高く設定しない

マンションの売却価格は、相場より高く設定しすぎないように注意しましょう。売却価格を高く設定してしまうと、そもそも買い手の検討の対象から外れてしまう可能性があります。

マンションの売却価格を設定する際は、「最低でもこのくらい」と最低ラインを決めておくことが大切です。

売却にかかる費用の全体を把握し、下回ったら損をしてしまう最低ラインを決めておくことで値引き交渉にも柔軟に対応できます。
また、いつまでに売りたいかという期限を定め、その期限に合った価格を設定するようにしましょう。

7-3-1.高すぎて売れ残ると?

早く売りたいのであれば価格は低くなる傾向にありますし、高く売りたいのであれば少し時間がかかることを認識しておくことが重要です。

しかし、あまりに高く設定しすぎてしまうと、なかなか買い手が現れず売れ残ってしまう可能性が高まります。

ずっと残ってしまうと、「人気のないマンション」というイメージを持たれてしまうため、余計に売れにくくなってしまいます。

マンションの売却価格を設定する際は、高すぎず安すぎず、かつ損をしないような設定をすることが大切です。

まずは相場を知ることが重要になりますので、不動産一括査定サイトを利用して相場を知るところから始めましょう。

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8.マンションを売るときは不動産一括査定サイトやシミュレーションを上手く活用するのがおすすめ

マンションを売る際にとにかく大事になるのが、複数の不動産会社に査定を依頼することと、不動産会社選びです。

複数の不動産会社から査定を取らないと、相場よりも安く売ってしまう可能性が高まります。

また、不動産会社によって売却価格も大きく変わってきますので、最初から一社に絞らず多くの不動産会社を比較することが大切です。
多くの不動産会社に査定を依頼するのに便利なのがおうちクラベルの不動産一括査定サイトです。

実績の豊富な不動産会社に一括で査定を依頼できるため、何度も情報を入力したり多くの不動産会社に連絡したりする手間も省けます。

ソニーグループのSREホールディングスが運営しているため、安心感もあります。
ぜひ利用していただき、マンション売却を成功させてください。

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