不動産一括査定の3つのメリット!不動産会社を選ぶポイントや確認事項を解説!

不動産を売却するときに行う不動産査定では、に注意したいポイントがあります。 それは、不動産会社によって査定額に大きな違いがあることです。 後悔しない不動産売却のためにも、一つでも多くの不動産会社に査定を依頼する必要があります。
しかし、査定を依頼するのにも手間と時間がかかってしまいます。そこで、利用したいのが不動産一括査定です。 今回の記事を読めば、不動産一括査定の仕組みと、メリット・デメリット、注意すべきポイントが分かるため、利用を検討している方にとって役立ちます。

不動産一括査定の基礎知識

後悔しない不動産売買のためには、複数社からの査定額が必要になります。そのためには不動産一括査定を利用するのがおすすめです。

なぜなら、時間と手間を省きながら、少しでも有利な査定額を手に入れられる可能性が高まるからです。不動産一括査定の仕組みを理解することで、利用までのイメージをもつことができます。
不動産一括査定の、利用までのステップは次の通りです。

  1. 不動産一括査定の仕組みを理解する
  2. 不動産一括査定の申し込みから売却までの流れを理解する

不動産一括査定の仕組み

不動産一括査定はその名前の通り、複数の不動産会社に一括して査定を依頼できるサービスです。

不動産会社に査定依頼をするには、不動産会社に連絡をして不動産の状態、住所、広さ、築年数といった細かな情報を伝えていく必要があります。

当然、複数社への依頼をするには、それぞれの不動産会社と同様のやり取りが必要です。
これには、非常に時間と手間がかかってしまいます。

不動産一括査定を利用すれば、このような時間と手間を省きながら、複数社からの査定を手に入れることができるのです。

代表的な不動産一括査定には、Webを使ったものがあります。

こちらは、サイト上で申し込みができるため、簡単に試せるといったメリットが大きな魅力です。

サイトにアクセスし不動産情報を入力するだけで、複数社からの査定を簡単に手に入れられるため注目されています。

不動産一括査定サイトの申し込みから売却までの流れ

不動産一括査定サイトを使った場合、どのような流れで売却まで進んでいくのかをここでは説明していきます。
不動産一括査定サイトの査定依頼から売却までの流れは次の通りです。

  1. 不動産一括査定に査定依頼を行う
  2. 査定結果がメール・郵送で届く
  3. 不動産会社と媒介契約を結ぶ
  4. 買い手を探す
  5. 内覧に対応する
  6. 買付をもらう
  7. 売買契約を結ぶ
  8. 不動産を引き渡す
流れ 流れ ポイント
1 不動産一括査定に査定依頼を行う 所有している不動産の情報を入力する
2 査定結果がメール・郵送で届く 査定結果を確認し、希望に沿う不動産会社を検討
3 不動産会社と媒介契約を結ぶ 売却活動、報酬金額の内容を定める
4 買い手を探す 不動産会社が行う
5 内覧に対応する 物件の中をキレイにしておく
6 買付をもらう 買付(不動産の購入申込書)の内容をしっかり確認
7 売買契約を結ぶ 印鑑や本人確認書類など持参
8 不動産を引き渡す 引き渡し日までに引越し手続きを済ませる

非常にシンプルで、誰でも簡単に利用できます。ただし、不動産会社を選ぶ際と、結ぶ契約内容には注意が必要です。

不動産会社を選ぶポイントは後述するため、ここでは、契約時の注意ポイントを紹介します。

不動産を売却する際に必要となるのが、不動産会社と結ぶ媒介契約です。

媒介契約には、「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3つがあり、それぞれに違いがあります。

一般媒介契約では、複数の不動産会社と媒介契約を結べるのに対し、専任媒介契約、専属専任媒介契約では一社としか契約できません。

専任媒介契約と専属専任媒介契約の違いは、自己発見取引が可能か不可能かといった点にあります。

専任媒介契約は、買い手を自分で探せますが、専属専任媒介契約では、買い手を自分で探せません。

自身の状況に合わせた媒介契約を選ぶようにしましょう。

不動産一括査定サイトの3つのメリット

不動産一括査定サイトについて、より詳しく知るためにはどのようなメリットとデメリットがあるのかを知る必要があります。

ここでは、不動産一括査定サイトの3つのメリットについて紹介していきます。

メリット①労力の減少と見積もり数の増加

複数の査定額を手に入れるためには、通常であれば複数社への査定依頼が必要です。

事前にそれぞれの不動産会社に不動産情報を伝えておく必要があり、多くの時間と手間がかかります。

不動産一括査定サイトを利用すれば、これらの時間と手間を省けます。

不動産情報を伝えるのも1度だけで大丈夫なので、似たような連絡を何度も繰り返す必要はありません。情報を一度伝えた後は、複数社からの査定を待つだけとなります。

つまり、労力が大きく減少し、多くの査定額を手に入れられる状況になるのです。これが、不動産一括査定サイトの一番のメリットといえるでしょう。

メリット②簡単に同条件での比較ができる

不動産の査定を依頼するときには、不動産情報を伝える必要があります。

この伝える情報にはさまざまなものがありますが、伝える情報の種類や細かさは不動産会社によってそれぞれ違います。

しかし、不動産一括査定サイトでは情報を申し込みフォームに記入するだけでいいので、不動産会社によって伝える情報の違いを気にする必要はありません。

すべての不動産会社が、フォーマットをみて確認できるようになっています。そのため、細か過ぎる説明は必要なくなり、伝える情報にも違いがなくなります。

また、同じフォーマットを利用すると、査定会社は同条件で査定を行うため、利用者からすれば比較しやすいといったメリットも見逃せません。

メリット③良い条件を提示される可能性が上がる

不動産一括査定サイトに加盟している不動産会社からすれば、当然、自社と契約してほしいと考えます。

そのため、他社に負けない条件を提示できるように企業努力をし、予想よりも良い条件を提示される可能性が高まります。

競争に勝とうと思えば、競争相手よりも優位に立つ必要があるからです。

不動産一括査定サイトのメリットは、不動産会社同士の競争が必要になるといった部分にもあります。

利用者の立場から考えれば、望ましい状況といえるでしょう。

不動産一括査定サイトのデメリット

不動産一括査定にはメリットもありますが、デメリットも存在します。ここでは、利用を検討する前に知っておくべき2つのデメリットについて解説していきます。

デメリット①営業が増える可能性がある

不動産一括査定サイトのデメリットの一つに、営業が増える点が挙げられます。

不動産一括査定サイトは、同時に複数の不動産会社に対して査定依頼できるサービスのため、複数の不動産会社に対して、売却希望者が持っている物件の情報が提供されます。

その結果、営業電話や営業メールが増える可能性があるのです。利用者のなかには、この点を嫌がる方も少なくありません。

営業が増えると聞くと、多くの不動産会社から連絡が来ると心配される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、心配し過ぎる必要はないでしょう。

なぜなら、一括査定を行った不動産会社以外からの営業は基本的にないからです。

近年、個人情報の取り扱いは厳重に行われるようになっています。信頼が大切になってくる企業では、余計に注意が必要です。

そのため、個人情報が漏洩する心配はありません。確かに営業は増えるかもしれませんが、あまり心配し過ぎる必要もないでしょう。

デメリット②すべての不動産会社を比較できるわけではない

不動産一括査定サイトの2つ目のデメリットは、すべての不動産会社を比較できるわけではない点です。

不動産一括査定サイトを利用して査定依頼できる会社は、提携している会社のみとなっています。
提携していない会社での査定はできません。

したがって、地域の小規模不動産会社などは含まれていない可能性があります。

そのため、地元で強い不動産会社が参加していないことがあるため、把握しておく必要があるでしょう。

解決策としては、不動産一括査定サイトとは別に、地元の不動産会社にも査定依頼をする方法があります。

一括査定サイトを利用した際の不動産会社を選ぶポイント

不動産一括査定サイトを利用して、実際に不動産会社を選ぶ際には、査定額以外にも注目しておくポイントがあります。

なぜなら、査定額だけで決めてしまうと、後悔するケースがあるからです。ここでは、不動産会社を選ぶ際のポイントについて紹介していきます。

ポイントは2つです。

  • 提案プランをしっかりと確認する
  • 実績と口コミもチェックしておく

では、次章よりそれぞれ詳しく解説していきます。

提案プランをしっかりと確認する

基本的に、不動産会社は査定額だけでなく、売却プランも提示してくれます。売却プランは、不動産売却において大切な資料です。

プランの内容をしっかりと確認して、具体的かつ、早期に不動産を売却できそうだと感じる会社を選ぶ必要があります。

  • 売却プランに無理はないか?
  • どれぐらいの期間で売却を予定しているのか?
  • 提示されている査定額の根拠は明確になっているか?

信頼できる会社なのかを総合的に判断していきましょう。

実績と口コミもチェックしておく

不動産会社としての実績がどの程度あるかは、大切な判断材料です。また、利用した方の口コミも見逃せません。

なぜなら、査定額が高くても、実際に売れなければ意味がないからです。そのため、過去の実績や口コミは判断材料の一つとして知っておく必要があります。

ネットで検索して、口コミや評価を確認し、不動産会社のHPで過去の取引実績を確認していくと、どのような会社か、ある程度みえてきます。

過去の実績を確認することで、強いエリアや、どのような不動産の扱いが多いのかといった部分がみえてくるため、不動産会社を選ぶ際にはこれらの情報も参考にしましょう。

不動産一括査定サイトを依頼する前に確認しておくべきこと

不動産一括査定サイトを利用する際には、どの不動産一括査定サイトを利用するのかを決める必要があります。

どの不動産一括査定サイトを利用するのかによって、そのあとに大きな違いが出てくる可能性があるため、注意が必要です。

ここでは、不動産一括査定サイトを依頼する前に確認しておくべき点について解説していきます。

対応エリアの広さと提携している不動産会社の数

不動産一括査定サイトを利用する前には、対応エリアの広さを確認しておきましょう。

なぜなら、広いエリアをカバーできていると、多くの不動産会社が加盟していると予想できるからです。

逆に、エリアが狭いと提携している不動産会社の数が少ない可能性が高まります。

提携している不動産会社が少なければ、一括査定を依頼しても希望する社数からの査定がこない可能性があるため注意が必要です。

不動産一括査定サイトを利用する前には、対応エリアの広さに注意しましょう。

なかなか決められない方は、ヤフーとソニーグループのSREホールディングスが共同で運営している「おうちクラベル」をご確認ください。

おうちクラベルの対応エリアは、全国47都道府県に対応しているため安心です。

査定方法

不動産一括査定サイトの査定方法には基本的に2種類存在します。それが、机上査定と訪問査定です。

机上査定とは、簡易査定とも呼ばれていて、現地調査をせずに間取りや築年数といった不動産情報を基に、類似物件の取引履歴や、相場、市場動向などのデータと照らし合わせて査定額を算出する方法となっています。

一方の訪問査定は、机上査定のデータを踏まえ、実際に現地調査を行って算出する方法です。

不動産の細かい状況や周辺環境を調査して査定額を算出するため、より精度が高い査定額が分かります。

後悔しない不動産売却のためにも不動産一括査定を利用してみましょう

不動産一括査定サイトを利用すると、時間と手間を省きながら複数社からの査定額を手に入れられます。不動産の相場は、みえそうでなかなかみえにくいものです。

なぜなら、築年数や周辺環境によって査定額が大きく違ってくるからです。だからこそ、複数の査定額を知っておく必要があります。

後悔しない不動産売却のためにも不動産一括査定サイトの利用を検討してみましょう。

Q.不動産一括査定サイトの一番のメリットは何ですか?
A.不動産一括査定の一番のメリットは、手間を大きく省きながら、複数の不動産会社から査定額をもらえる点にあります。

Q.どのように利用すればよろしいですか?
A.提携会社の数や、ご自身が売却したいエリアを受けつけているのかを確認して、利用する不動産一括査定サービスを決定して、サイトなどを通じて情報を入力するだけで利用できます。

まずはお気軽にご相談ください!