査定の依頼をする際、不動産一括査定は非常に便利です。
不動産一括査定を活用すると、自分で1社1社不動産会社を回ることなく複数の不動産会社に査定の依頼をすることができるためです。
しかし、不動産一括査定にはデメリットもあります。
今回は、不動産一括査定活用するデメリットや、そのデメリットを回避するための対策などについて詳しく解説します。
不動産一括査定とは
不動産一括査定とは、所定の査定依頼フォームへ1度入力するのみで複数の不動産会社に査定の依頼ができるウェブサービスです。
はじめに、査定の種類と不動産一括査定の仕組みを解説します。
査定の種類
査定には、「簡易査定」と「訪問査定」の2種類があります。
ここでは、それぞれの概要を解説します。
簡易査定(机上査定)
簡易査定とは、不動産会社の担当者が不動産の現地を訪問することなく行う査定です。
事務所の「机の上」で行う査定であることから、「机上査定」ともいわれます。
簡易査定は不動産会社による訪問を受け入れる必要や日程調整の必要がないため、比較的手軽に依頼できることがメリットです。
また、査定結果も数時間から1日程度でわかります。
一方で、現地を見ずに行うことから、査定結果は粗くなる傾向にあります。
そのため、簡易査定の結果のみをもとに不動産の売出価格(売主の希望販売価格)を決めることは稀であり、実際に不動産を売り出す際は改めて訪問査定を受けることが一般的です。
訪問査定
訪問査定とは、不動産会社の担当者が査定対象である不動産を訪問して行う査定です。
訪問査定では実際に訪問を受け入れる必要があるため、日程調整や訪問受け入れの手間がかかります。
そのため、多くの不動産会社に依頼することは現実的ではなく、3社から多くても5社程度へ依頼することが多いといえます。
また、査定結果が出るまでには、訪問後から1週間程度かかります。
一方で、実際に現地を見て行う査定であることから、査定の精度は非常に高く、実際に不動産を売り出す際は訪問査定による査定額をベースに売出価格を決めることが一般的です。
不動産一括査定の仕組み
不動産一括査定は、所定の査定依頼フォームへ必要な情報を1度入力すると、その情報が提携先不動産会社に渡る仕組みとなっています。
その後、それぞれの提携先不動産会社から連絡が入り、訪問査定の日程調整をするという流れです。
不動産一括査定には、ぜひ「おうちクラベル」をご利用ください。
おうちクラベルとは、東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営する不動産一括査定です。
複数社の査定額を比較することで、その不動産の適正額が把握しやすくなるほか、その不動産の売却に強い不動産会社を見つけやすくなります。
おうちクラベルによる査定の依頼先の不動産会社は実績豊富な優良企業ばかりであり、安心してご利用いただけます。
査定を依頼する2つの方法
査定の依頼には、次の2つの方法があります。
- 不動産会社にコンタクトをとって依頼する
- 不動産一括査定を活用する
不動産会社にコンタクトをとって依頼する
1つ目は、自分で不動産会社を見つけ、1社1社コンタクトをとって査定の依頼をする方法です。
どの不動産会社に査定の依頼をするか自分で選ぶことができるため、売却したい不動産会社が数社程度に絞れている場合はこの方法が選択肢に入ります。
ただし、不動産会社は数が非常に多いうえ、中には不誠実な会社が混じっている可能性もあるため、信頼できる不動産会社を見極める目が必要です。
不動産一括査定を活用する
2つ目は、不動産一括査定を活用する方法です。
不動産一括査定を活用することで、自分で不動産会社を探したり1社1社コンタクトをとったりすることなく複数の不動産会社に査定の依頼をすることができます。
また、提携する不動産会社を信頼できる会社に限定している不動産一括査定を活用することで、自動的に不動産会社をふるいにかけることも可能となります。
不動産一括査定には、ぜひ「おうちクラベル」をご活用ください。
おうちクラベルで査定の依頼先となる不動産会社は実績豊富な優良企業ばかりであり、よい不動産会社と出会いやすくなります。
不動産一括査定を活用して査定を受ける流れ
不動産一括査定を活用して査定の依頼をする際は、どのような流れになるでしょうか?
一般的な流れは次のとおりです。
- 不動産一括査定に必要な情報を入力する
- 不動産会社から連絡が入る
- 訪問査定を依頼する
- 訪問査定の準備をする
- 訪問査定を受ける
- 売却を依頼する不動産会社を選定する
不動産一括査定に必要な情報を入力する
はじめに、不動産一括査定の入力フォームに必要な情報を入力します。
不動産一括査定には、ぜひ「おうちクラベル」をご活用ください。
不動産会社から連絡が入る
査定依頼フォームへ入力すると、複数の不動産会社から電話やメールで連絡が入ります。
この連絡では、訪問査定を案内されることが一般的です。
また、簡易査定の結果を教えてもらえる場合もあります。
訪問査定を依頼する
連絡のあった不動産会社の中から、訪問査定を依頼する不動産会社を選定します。
不動産会社を選定したら、その不動産会社の担当者に連絡を取って日程調整を行います。
訪問査定の準備をする
訪問査定の日程が決まったら、その日へ向けて準備をします。
主に行っておくべき準備は次の2つです。
- 必要書類の用意
- 家の清掃と整理整頓
必要書類の用意
1つ目は、必要書類の準備です。
訪問査定の日程調整をする際に、不動産会社から訪問査定時の必要書類について案内がされることが一般的です。
この案内に従ってあらかじめ書類を用意しておくとスムーズです。
主な必要書類は次のとおりです。
- 運転免許証など売主の身分証明書
- 購入時の資料、図面、売買契約書、重要事項説明書、パンフレットなど
- 土地の測量図、公図など
- 固定資産税課税明細書
- (ローン残債がある場合)ローン残債がわかる書類
- (マンションの場合)管理規約、毎月の管理費や修繕積立金の額がわかる書類など
- その他、手元にあれば用意したい書類
- リフォーム契約書
- 住宅性能評価書
- 地盤調査報告書
- 耐震診断報告書
- アスベスト使用調査報告書
- 登記事項証明書
家の清掃と整理整頓
訪問査定を受け入れるにあたって、大々的なハウスクリーニングを入れる必要はありません。
ただし、通常の清掃や整理整頓はしておくことをおすすめします。
なぜなら、片付いている状態である方が、査定時に確認すべき箇所がスムーズに確認できるためです。
また、清掃や整理整頓が行き届いていると、その家を丁寧に使っていたという印象につながり、査定額のアップにつながる可能性もあります。
訪問査定を受ける
あらかじめ取り決めた日に、訪問査定を受け入れます。
訪問査定にかかる時間は1時間から2時間程度ですが、家の広さや状態などによってはさらに時間がかかることもあります。
売却を依頼する不動産会社を選定する
訪問査定から1週間程度が経過すると、査定結果がわかります。
査定結果を踏まえて、不動産の売却を依頼する不動産会社を選定します。
不動産会社は査定額の高さのみで決めるのではなく、査定額への説明や担当者の誠実さなどを総合的に踏まえて決めることをおすすめします。
これについては、後ほど改めて解説します。
不動産一括査定のデメリットと対策
不動産一括査定の活用にはメリットが多い一方で、デメリットもあります。
主なデメリットと対策は次のとおりです。
- 営業電話がしつこいと感じる可能性がある
- 根拠のない査定額を提示する不動産会社が混じっている可能性がある
- 査定の依頼先となるのは提携不動産会社だけ
営業電話がしつこいと感じる可能性がある
不動産一括査定に情報を入力すると、多くの不動産会社から連絡が入ります。
不動産会社による査定は無料で受けられることが一般的であるものの、不動産会社にとっての営業活動としての側面があるためです。
そのため、不動産会社から営業の電話が入ることは、無料の査定を依頼する以上ある程度致し方のないことです。
これを迷惑と考えるのではなく、電話での担当者の対応などを比較することで、不動産の売却を依頼する不動産会社を選定するきっかけになると捉えることをおすすめします。
とはいえ、はっきりと断ったにも関わらず何度も電話をかけてきたり、その時間帯を指定したわけではないのに深夜や早朝に電話をかけてきたりするような営業電話は迷惑であるといわざるを得ません。
大多数の誠実な不動産会社はこのような非常識な営業はしないため、信頼できる不動産会社が査定依頼先となる不動産一括査定を選ぶようにしてください。
また、そもそも不動産を売るつもりがまったくないにも関わらず不動産一括査定を依頼することは避けた方がよいでしょう。
当面は不動産を売るつもりがないものの、単に売却予想額の目安を知りたいだけである場合は不動産一括査定を使うのではなく、個人情報を入力することなく利用できる匿名査定(AI査定)などを活用することをおすすめします。
根拠のない査定額を提示する不動産会社が混じっている可能性がある
査定はあくまでもその不動産会社が考える売却想定額であり、必ずしもその価格で売れるという保証ではありません。
そのため、不動産売却の依頼を得るため、相場より高い査定額を根拠のないままに提示する不動産会社が混じっている可能性があります。
そのような不誠実な不動産会社へ依頼してしまうと、不動産がなかなか売れなかったり大きく値を下げて売らざるを得なくなったりするリスクが高くなります。
そのような不動産会社へ依頼してしまわないための対策は次の2点です。
- 相場を調べておく
- 査定額の根拠を確認する
相場を調べておく
1つ目は、査定の依頼をする前に、自分で売却相場を調べておくことです。
相場を調べる際は、次のウェブサイトが参考になります。
- 国土交通省の「不動産取引価格情報検索」
- 不動産流通機構の「レインズ・マーケット・インフォメーション」
いずれも、不動産の実際の売買成立価格を売買成立時期や不動産の概要とともに見ることができます。
掲載されている売買成立事例と売却を検討している不動産の情報を比較することで、その不動産の売却価格が想定しやすくなります。
査定額の根拠を確認する
2つ目は、売却を依頼する不動産会社を決める前に、査定額の根拠を確認することです。
特に他社より飛びぬけて高い査定額を提示された場合は、査定の根拠や他社より高い理由について十分に説明をしてもらうことをおすすめします。
その説明を踏まえ、その不動産会社に依頼するかどうかを慎重に検討してください。
査定の依頼先となるのは提携不動産会社だけ
不動産一括査定による査定の依頼先は、その不動産一括査定が提携している不動産会社のみです。
そのため、提携していない不動産会社が少ない不動産一括査定を選んでしまうと、査定依頼先が少なかったり偏ったりする可能性があります。
そのような事態を避けるため、不動産一括査定は提携先不動産会社が多いものを選択するとよいでしょう。
「おうちクラベル」では全国に提携先不動産会社があり、その一覧をホームページで公開しています。
査定には、ぜひおうちクラベルをご活用ください。
不動産一括査定を利用する際の注意点
不動産一括査定を利用する際は、次の点に注意が必要です。
- 信頼できる不動産一括査定を利用する
- 査定の対象エリアが限られていることがある
- 時間に余裕のあるタイミングで利用する
- 訪問査定を受けるかどうか即答しなくてもよい
信頼できる不動産一括査定を利用する
1つ目の注意点は、信頼できる不動産一括査定を選んで利用することです。
一口に「不動産一括査定」といっても、その運営会社や運営方針は不動産一括査定によって異なります。
中には、十分に吟味することなく、誠実さに疑問符が付く多くの不動産会社と提携している不動産一括査定もあるかもしれません。
おうちクラベルは、東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営しており、安心してご利用いただけます。
提携先の不動産会社も実績豊富な優良企業ばかりであり、よい不動産会社と出会える可能性が高くなります。
査定の対象エリアが限られていることがある
不動産一括査定によっては、対象エリアが限られていることがあります。
そのため、その不動産が地方都市にある場合は、対応エリアを確認したうえで情報を入力するようにしてください。
時間に余裕のあるタイミングで利用する
不動産一括査定に情報を入力すると、その後から多くの不動産会社から簡易査定の結果を知らせる連絡や訪問査定を案内する連絡が入ります。
たとえば、昼休みなど時間に余裕がないタイミングで利用すると、退勤後に多くの着信に気付き、折り返しの連絡が難しくなるかもしれません。
そのため、不動産一括査定への入力は、その後電話に出やすい時間に余裕のあるタイミングで利用することをおすすめします。
訪問査定を受けるかどうか即答しなくてもよい
先ほども解説したように、不動産一括査定に入力すると多くの不動産会社から連絡が入ります。
この連絡では、それぞれの不動産会社が訪問査定の機会を得ることを目的としていることが一般的です。
なぜなら、訪問査定につなげることで、その後売却の依頼を受けられる可能性が高くなるためです。
しかし、訪問査定の受け入れには日程調整が必要だったり手間がかかったりするため、多くの不動産会社から訪問査定を受け入れることは現実的ではありません。
また、査定依頼フォームへの入力後、早く電話をかけてきた不動産会社が必ずしもその不動産の売却に最適な不動産会社であるとは限りません。
そのため、いわゆる「早い者勝ち」で訪問査定の依頼先を決めるのではなく、いったん回答を保留して、ある程度の連絡が出揃ってから、担当者の対応などを比較して訪問査定の依頼先を決めることも1つの手です。
必ずしもすぐに訪問査定の依頼をする必要はないため、焦らずに対応するようにしてください。
不動産一括査定に「おうちクラベル」をおすすめする理由
不動産一括査定には、ぜひ「おうちクラベル」をご活用ください。
おうちクラベルの活用をおすすめする主な理由は次のとおりです。
- 東証プライム上場企業が運営しているから
- よい不動産会社に出会える可能性が高いから
- 入力が容易だから
- AI査定の結果が確認できるから
東証プライム上場企業が運営しているから
不動産一括査定はさまざまな企業が運営するなか、おうちクラベルは東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営しています。
そのため、安心してご利用いただくことができます。
よい不動産会社に出会える可能性が高いから
おうちクラベルによる査定の依頼先の不動産会社は、実績豊富な優良企業ばかりです。
そのため、おうちクラベルを活用することで、信頼できるよい不動産会社に出会える可能性が高くなります。
なお、提携先不動産会社の一覧は公式ホームページで公表しており、査定依頼フォームへの入力前に確認することが可能です。
入力が容易だから
おうちクラベルでは、入力項目をできるだけシンプルにしています。
そのため、どなたでも容易に入力することが可能です。
AI査定の結果が確認できるから
おうちクラベルでは、査定の依頼後にAI(人工知能)による査定結果を確認できます。
AIによる査定結果を確認したうえで不動産会社から査定を受けることとなるため、その不動産の価値を客観的に把握しやすくなります。
まとめ
不動産一括査定とは、所定のフォームへ1度入力するだけで複数の不動産会社に査定の依頼をすることができるウェブサービスです。
自分で1社1社回ることなく複数の不動産会社に査定の依頼をすることができ、査定額を比較することで、その不動産の売却適正額を把握しやすくなるなどメリットが少なくありません。
その一方で、不動産一括査定にはデメリットもあります。
しかし、デメリットの多くはあらかじめ理解して対策をとることで、回避することができるものです。
デメリットを理解して、信頼できる不動産一括査定を活用することから始めましょう。
「おうちクラベル」は、東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営する不動産一括査定です。
査定依頼先の不動産会社は実績豊富な優良企業に絞っており、安心して売却までお任せいただける会社ばかりです。
不動産一括査定には、ぜひ「おうちクラベル」をご活用ください。