不動産売却の査定方法には、机上査定と訪問査定の2種類があります。
机上査定は、不動産のデータのみで査定額を算出する方法です。一方、訪問査定では実際に不動産会社の担当者が物件を確認し、正確な査定額を算出します。
訪問査定は、机上査定に比べ手間や時間がかかってしまいますが、その分より正確な査定額を知れるというメリットがあります。
今回は、訪問査定の流れやメリット・デメリット・不動産会社を選ぶときのポイントを詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。
1.訪問査定と机上査定の違いは?
不動産査定の方法には、机上査定と訪問査定の2種類の方法があります。机上査定は、不動産に関連するデータを用いて、物件の評価を行う方法です。
具体的には、物件の広さ・築年数・立地条件などのデータをもとに、おおよその査定額を算出します。
一方、訪問査定は不動産会社の担当者が不動産の実際の現況を調査し、土地・建物・周辺環境などを評価する方法です。実際の物件を調査することで、より正確な査定額を算出できるのが最大のポイントでしょう。
1-1.机上査定と訪問査定
不動産査定の方法には、それぞれメリット・デメリットがあるため、ご自身の売却プランに合った方法を選択することが大切です。以下で紹介します。
1-1-1.机上査定
机上査定は短時間で実施できるため、訪問査定の前段階として行われるのが一般的です。
メリット
- ウェブ上なら、いつでもどこでも申し込み可能
- 最短数時間~3日程度で査定額が確認できる
- 複数の不動産会社へ依頼しやすい
デメリット
- おおよその査定額であり、正確な価格とはいえない
1-1-2.訪問査定
メリット
- 実際の物件を見て正確な査定額を算出できる
- 不動産会社担当者と直接コミュニケーションが取れる
デメリット
- 訪問のために日程を調整する必要がある
- 査定額が出るまでに1週間程度要する
机上査定の結果を受けて訪問査定を申し込もう
机上査定は、ウェブ上で申し込むことが可能で、早ければ数時間のうちに査定額を確認できます。複数の不動産会社へ依頼しやすいのもメリットです。
しかし、訪問査定の場合、訪問日を確保できるかどうかによっても所要時間が変わります。
最短のスケジュールで調整できれば良いですが、仕事の都合などでなかなか時間が取れない人は、注意が必要です。数週間先~数か月先まで予定が延びてしまえば、その分売却までの時間もかかることを覚えておきましょう。また、訪問査定では訪問後、査定額が出るまでに1週間程度要します。
しかし、訪問査定は机上査定に比べて手間や時間を要するものの、より正確な査定額を知ることが可能です。
また、不動産会社担当者と直接コミュニケーションをとることで、信頼できる不動産会社かどうかを判断しやすくなるというメリットもあるでしょう。
2.訪問査定の流れ
では、訪問査定はどのような流れで行われるのでしょうか。訪問査定は以下の流れで行います。
- 申し込み
- 事前調査
- 訪問
- 評価
- 報告書の作成
- 結果の説明
査定の流れを把握しましょう。
2-1.申し込み
まずは、不動産会社に査定の申し込みを行います。不動産会社の担当者と連絡を取り合い、スケジュールを調整することが必要です。訪問査定は立ち合いが必要ですので、時間に余裕のある日を選ぶようにしましょう。
2-2.事前調査
不動産会社の担当者は、訪問の前に不動産に関する情報を事前に調査します。つまり、訪問前に机上査定を行います。そのため、申し込み者もまた相場を把握しておくことが重要です。
2-3.訪問
不動産会社の担当者が実際に不動産を訪問し、土地・建物・周辺環境・設備などを詳しく調査します。例えば、リフォーム状況・劣化状況・安全性なども確認します。訪問日までには必要書類の準備や掃除を済ませておくことも必要です。
2-4.評価
不動産会社の担当者は、机上査定の内容と訪問した情報をもとに不動産の正確な評価を行います。
2-5.報告書の作成
評価結果をまとめた報告書を作成し、申し込み者に提供します。一般的には、査定額が出るまでに1週間程度かかります。
2-6.結果の説明
実際の査定額がどのように算出されたのか、申し込み者に結果を説明します。査定額について、疑問がある場合には直接担当者へ伝え、明らかにすることが重要です。
また、この査定結果を踏まえ、資金計画を立てたりリフォームを検討したりできます。どちらにしても、まずは適正な相場を知る必要があるでしょう。
おうちクラベルの不動産一括査定サイトなら、複数の不動産会社へ査定依頼が可能です。複数の不動産会社の査定額を確認し、比較することで適正な相場を確認できます。
ぜひ、訪問査定前に一度ご確認ください。
3.訪問査定前に準備すること
- 物件の相場を調べる
- 物件の掃除や整理整頓
- 破損個所の修繕
- 必要書類の準備
3-1.物件の相場を調べる
まず、訪問査定の価格が正確かどうかを判断するためには、物件の相場を知らなくてはなりません。所有する物件のエリアで類似物件がどのくらいの価格で売却されているか調べることが大切です。
また、ウェブ上での机上査定を行うのもおすすめです。複数の不動産会社に査定依頼し、おおよその査定額を確認することで、比較検討する際の判断材料となるでしょう。
3-2.物件の掃除や整理整頓
不動産会社担当者が直接物件を確認する訪問査定では、「物件が適切に手入れされているか」もチェックポイントとなります。
それだけで大きく金額に差が出るわけではありませんが、玄関・水回り・庭など、丁寧に掃除や整理整頓をしておくだけでも好印象に繋がるでしょう。
室内の臭いやカビなどは査定額に影響することがあります。必要に応じてハウスクリーニングをすることも検討してみてください。
3-3.破損個所の修繕
経年劣化によるキズや汚れなどは、基本的に修繕する必要はありません。しかし、住宅としての設備に問題があるような場合には、修繕しておく必要があるでしょう。
例えば、配管の詰まり・給湯器の破損・浴室やトイレの破損などです。
浴室内に細かい傷がある程度であれば問題はありませんが、お湯が出ない場合や浴槽が破損して水漏れを起こしている場合などは注意が必要です。
このような場合には、購入する人の生活に影響することが明らかですので、査定額が下がってしまいます。
必要最低限、生活に必要な設備については、適切に維持・管理することが大切です。
3-4.必要書類の準備
訪問査定を受けるためには、書類の準備も必要です。以下は主な必要書類となります。これらの書類が揃っていない場合、訪問査定が受けられなくなってしまう可能性もあります。
訪問査定を依頼する前に、依頼する不動産会社へ連絡し、必要書類の詳細を確認しておく必要があるでしょう。
- 身分証明書
- 印鑑証明書
- 登記簿謄本
- 登記権利証または登記識別情報
- 固定資産税納税通知書および固定資産税評価証明書
- 確定測量図
- マンションの管理規約(※マンションの場合)
- リフォーム・修繕履歴
3-4-1.身分証明書
訪問査定の際には、売主の身分を証明する書類が必要です。物件が共有名義の場合には、共有者全員の身分証明書が必要となるので注意しましょう。
3-4-2.印鑑証明書
印鑑証明書も同様に共有者全員の証明書が必要です。
3-4-3.登記簿謄本
登記簿謄本は、物件の所有者・広さ・抵当権の有無などの詳しい情報が記載された書類で、訪問査定の際の必須書類となります。登記簿謄本は、法務局で取得可能です。
3-4-4.登記権利証または登記識別情報
登記権利証または登記識別情報は、査定の必須書類ではありません。しかし、売買契約の際には必要になる書類ですので、早めに準備しておく必要があります。紛失してしまった際には、司法書士に相談してください。
3-4-5.固定資産税納税通知書および固定資産税評価証明書
固定資産税納税通知書および固定資産税評価証明書とは、固定資産税の納税額が記載された書類です。こちらの書類は年に1回発行されるので、最新のものを手元に準備しておきましょう。
3-4-6.確定測量図
また、一戸建ての査定には確定測量図が必要です。この書類は、隣接する土地との正確な境界を記した書類です。確定測量が行われていない場合には、事前に確定測量を行う必要があります。
3-4-7.マンションの管理規約(※マンションの場合)
売却したい不動産がマンションの場合には、管理規約が必要です。管理規約には、マンションの基本的なルールが記載されています。例えば、ペットを飼育できるかどうか・共同設備の詳細などが記載されているため、査定の際に重要な役割を果たします。
3-4-8.リフォーム・修繕履歴
リフォーム・修繕履歴とは、売却する物件に対して、これまでどのようなリフォームや修繕が行われたかを知るための書類です。こちらは売主が作成する書類ですので、リフォームや修繕を行った時期や詳細をまとめておくようにしましょう。
不動産売却では必要書類が多いため、事前準備に時間を要してしまうこともあるでしょう。また、必要書類が見当たらないこともあるかもしれません。
そのような場合には、迷わず不動産会社へご相談ください。おうちクラベルの不動産一括査定サイトでは、物件種別とエリアを入力するだけで複数の不動産会社へ査定依頼が可能です。
地域に精通した不動産会社も見つかりますので、ぜひ不動産売却にお役立てください。
4.訪問査定を選ぶメリット
訪問査定は、より正確な査定額を知ることが可能な査定方法です。
訪問査定のメリットである以下の2点について詳しくご紹介します。
- 不動産会社と直接対面できる
- 精度の高い査定額を算出してもらえる
査定額が高いからといって、高く売却できるとは限りませんが、メリットを把握することは重要です。しっかりと把握しましょう。
4-1.不動産会社と直接対面できる
訪問査定を選ぶことで、不動産会社と直接コンタクトが取れるため、評価に対しての質問や疑問を解決できます。また、リフォームや設備交換の必要性などの相談もできるでしょう。
訪問査定は、その不動産会社の対応を確認できる機会でもあります。不動産会社が信頼できるかどうか、慎重に判断することがおすすめです。
また、不動産会社には、それぞれ得意とする物件があります。このとき、不動産会社がどのエリアの・どのような物件を多く取り扱っているのか確認する必要もあるでしょう。
例えば、マンションを売却したい場合には、マンション売却に強い不動産会社に訪問査定を依頼したほうが正確な評価が受けられる可能性が高いです。
一方、郊外の一戸建ての場合には、そのエリアに精通した中小不動産の方が正確な査定額を算出できることもあります。
4-1-1.担当者の印象にも着目
その他にも、不動産会社の担当者と直接対面したときの印象も重要でしょう。例えば、不動産会社の担当者が親身になって相談に乗ってくれる場合もあれば、話をじっくり聞いてもらえない場合もあるかもしれません。
不動産の売却においては、不動産会社の担当者との連携が必要不可欠です。そのため、複数の不動産会社を比較し、担当者が「話やすいかどうか」を確認する必要があります。
複数の不動産会社の中から、ご自身の売却計画に合った不動産会社を選択することが大切です。
4-2.精度の高い査定額を算出してもらえる
訪問査定では、机上のデータだけでは分からない情報を得ることが可能です。例えば、家屋の劣化状況・日当たり・周辺環境などです。また、リフォームや増改築の状況によっても、査定額は変わるでしょう。
訪問査定では、不動産会社のスタッフが実際に物件を見て確認することで、不動産の状態や周辺環境を正確に把握できます。それにより、正確な査定額が得られる可能性が高くなるのが最大のメリットといえるでしょう。
そのため、リフォームや修繕の履歴は分かりやすくまとめておくことがおすすめです。どの時期にどのような修繕が行われたのか明らかにすることで、査定額の精度が上がるでしょう。
4-2-1.住宅ローンを完済していない人は?
例えば、住宅ローンを完済していない人の場合、物件の決済と同時にローンを一括返済する必要があります。
そのため、査定額の精度が低ければ、適切な資金計画が立てられなくなってしまうでしょう。後に困った状況に陥らないためにも、事前準備を万全にしておくことがおすすめです。
必要書類などについて疑問や不安がある場合には、訪問を依頼する不動産会社へ事前に問い合わせておくとスムーズです。
5.訪問査定のデメリット
一方、訪問査定にはデメリットがあることも忘れてはいけません。ここでは、訪問査定のデメリットを確認していきましょう。
- 査定額が出るまで時間がかかる
- 売却前に準備することが多い
デメリットはメリットと表裏一体です。デメリットを把握することで、メリットがより有効になります。
5-1.査定額が出るまで時間がかかる
訪問査定は、不動産会社の担当者が実際に物件を訪問して確認するため、査定にかかる時間が長くなることがデメリットの1つです。
不動産会社のスタッフが物件を見るために、事前にスケジュールを調整する必要もあるでしょう。
また、仕事などでなかなか時間が取れない人にとっては、訪問日を確保するだけでも時間を要してしまう可能性があります。
5-1-1.訪問当日
訪問当日も物件の状態を細かくチェックするための時間が必要となります。訪問査定を受ける際は、事前に所要時間を確認し、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。
さらに、査定に必要な書類の準備や物件の状態の確認など、複数のステップを踏むために査定額が出るまでに時間がかかることも覚悟しておく必要があるでしょう。
おうちクラベルの不動産一括査定サイトでは、複数の不動産会社へ一括査定を申し込み後、AIによる精度の高い査定額が確認可能です。ぜひ参考にしてみてください。
5-2.売却前に準備することが多い
売却前に準備することが多いのも訪問査定のデメリットの1つです。
例えば、物件の周辺環境や室内の状態を整えるためにクリーニングや修繕を行う必要があります。また、訪問査定のために資料の準備や不動産所有権の証明書類を準備することも必要です。
落ち着いてから準備しようと考えているうちに時間が経ってしまうこともあるでしょう。そのため、訪問査定を検討したら、早い段階で動き出すことも重要です。
例えば、訪問査定を受けるために必要な書類の中に「確定測量図」というものがあります。
この書類は、隣接する土地との境界を明確に示した書類で、土地や戸建ての売却に必要な書類です。
この確定測量がされていない場合には、土地家屋調査士に新たに測量を依頼し、書類を作成することが必要です。
5-2-1.確定測量も立ち会いが必要
また、確定測量の場合には隣接する土地の所有者立ち会いのもと、境界を確定することになります。
さらに、確定測量が完了し、確定測量図が発行されるまでには、最短でも1カ月半程度はかかります。
その他にも、隣接する土地の所有者が立ち会いに応じないケースや所有者が行方不明のケースなどがあることも知っておくべきでしょう。
そのような場合には、訪問査定を受けるまでに多くの時間を要することもあります。売却前の準備に不安がある場合には、不動産のプロに相談しましょう。
ご自身のライフスタイルに合わせた無理のない売却計画を立ててみてください。
6.査定価格を左右する内容とは?
訪問査定では、実際の物件状況を確認した上で査定額が算出されます。具体的にはどのようなポイントをチェックされるのでしょうか。訪問査定を左右する内容は以下の4点に着目してください。
- 立地・周辺環境
- 築年数・構造
- 室内設備・共有設備
- 物件の広さ
順番に解説します。
6-1.立地・周辺環境
立地や周辺環境は、不動産の評価にとって重要な要素です。立地が良ければ、需要が高く、査定価格も高くなる可能性があります。立地とは、例えば最寄り駅からの距離・物件の方角などです。
逆に立地が悪ければ、需要が低く、査定価格も低くなる可能性があります。具体的には、駅から距離が離れている・日当たりや眺めが悪いなどです。
周辺環境も同様で、周辺に学校や病院などの施設があれば需要が高く、査定価格も高くなる可能性があるでしょう。
一方、周辺に工場などの不利な施設があれば、需要が低く、査定価格も低くなる可能性があります。
6-1-1.近隣トラブルと治安
近隣トラブルや治安などにより査定額が左右されることもあります。
しかし、不利になるからといって事実を隠すことは避けましょう。事実を隠せば、後にトラブルとなることは明らかです。正しい情報を伝えるようにしてください。
おうちクラベルの不動産一括査定サイトでは、複数の不動産会社の中から信頼できる不動産会社を見つけることが可能です。
不動産売却で不安なことは一人で抱え込まず、不動産会社の担当者へ相談するようにしましょう。
6-2.築年数・構造
当たり前ですが、築年数が新しいほど、建物の状態が良く、維持管理費が少なく済む可能性が高いです。そのため、査定価格が高くなります。
しかし逆に、築年数が古いほど建物も古くなりますので、今後のメンテナンス費用が膨れ上がる可能性があるでしょう。そのため、古い物件ほど査定価格が低くなる傾向にあります。
しかし、再開発地域にある古い物件などの場合、高値で売却できる可能性もあります。このような物件の場合、一度更地にしてからの売却を検討する必要があるかもしれません。
不動産会社の担当者と一緒に最適な方法を検討しましょう。
6-2-1.構造
建物の構造によっても査定評価基準は変わります。鉄骨造・鉄筋コンクリート造は、木造に比べると建築コストがかかりますが、耐用年数も長いため査定価格も高くなるでしょう。
古い建物であってもリノベーションすることによって、新築のような住環境を実現できます。条件次第では、築年数が経過していても査定額が上がる可能性はあるでしょう。
6-3.室内設備・共有設備
最新の室内設備や共有設備があれば、その分だけ物件の価値が高く、査定価格も高くなることはいうまでもありません。
例えば、システムキッチン・バスルーム・暖房設備・インターネットなどにおいて最新の設備が整っていれば、物件の価値は高くなり、査定価格も高くなる可能性があります。
また、マンションの場合、共有設備が豊富であれば、高評価に繋がりやすいでしょう。例えば、プール・ジム・パーキングなどです。
逆に、設備が古い場合や機能不足などの場合には、物件の価値は低くなり、査定価格も低くなる可能性があります。例えば、耐用年数を超えた給湯器やエアコンをそのまま使用しているなどです。
また、明らかに住宅設備に不具合がある場合には査定額は下がるでしょう。例えば、トイレの詰まり・シャワーの水漏れ・空調設備の破損などです。
住宅としての必要最低限の機能が保たれていないと判断されれば、その分査定額に影響を及ぼすことは明らかです。
6-3-1.設備の不具合
住宅の設備に不具合などがある場合には、必要に応じて交換を行うことも検討しましょう。大幅なリフォームを行う必要はありませんが、耐用年数に応じた設備交換は行っておくと評価が高くなります。それぞれの設備の耐用年数は以下の通りです。
- システムキッチン(本体):約10~20年
- ガスコンロ・IHクッキングヒーター:約10~15年
- レンジフード・排水溝など:約10年
- ユニットバス:約15~20年
- トイレ:約10年~5年
- 給湯器:約10年~15年
- エアコン:約10年
しかし、耐用年数を過ぎても問題なく使用できている住宅設備もあるでしょう。設備交換について疑問に思うことがあれば、不動産会社へ相談してみてください。
住宅の築年数や予算などに応じて、リフォームや修繕箇所を慎重に検討していきましょう。
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6-4.物件の広さ
物件の広さを重視する購入希望者は多いです。そのため、物件の広さや間取りも査定額を左右するポイントの1つです。
ただし、物件の広さについては、広ければ広いだけ評価が上がるというものではありません。あくまでも、物件の使い勝手や買主のニーズを満たせるかで判断されるでしょう。
例えば、オフィスや店舗などの場合、物件の広さは需要に直結し、査定価格も高くなる可能性が高いです。一方、少人数世帯が居住するエリアでは、広すぎる物件は選ばれにくくなるでしょう。
そのため、あくまでも物件の立地と物件の広さ・間取りなどを総合的に判断し、査定額を算出することになります。
7.訪問査定を依頼する不動産会社を選ぶときのポイント
訪問査定を依頼する場合、不動産会社の選び方は特に重要です。では、どのような不動産会社を選ぶべきか、詳しくご紹介しましょう。
- 査定内容・価格
- 地域密着型であるか
- 集客方法
- サービス内容
- 期間内に売れなかった場合の対処法
不動産売却で最も重要なのは集客です。それに従って、集客に関連するポイントも重要になります。しっかりと見極めて不動産会社を選びましょう。
7-1.査定内容・価格
査定内容や価格は、訪問査定を依頼する際の重要なポイントです。不動産会社によっては、査定内容や価格が異なるため、事前に机上査定を受けるのがおすすめです。
机上査定では、不動産会社によって100万円単位の差が出ることもあります。できるだけ多くの不動産会社で机上査定を行い、適正価格を知ることも重要です。
また、査定料金についても不動産会社によっては無料の場合もあれば、料金が高額な場合もあります。査定料金がかかる場合、依頼する不動産会社が増えれば増えるほど、出費も増えてしまいます。
そのため、予算に合わせて適切な不動産会社を絞り込むことが重要です。
7-2.地域密着型であるか
人気のエリアであれば、比較的どのような不動産会社でも売却しやすくなります。しかし、郊外の住宅地などの場合には、地域密着型の不動産会社を選ぶことがおすすめです。
地域密着型の不動産会社は、その地域に精通しており、地域の物件についての詳細な情報を持っているため、正確な査定を行うことが可能です。
また、地域に詳しいので物件の売買などについても、地域特有の問題を考慮したアドバイスを受けられるでしょう。
また、その地域で物件が動く時期も異なります。地域密着型の不動産会社であれば、有利に不動産売却が進められることもあるためおすすめです。
7-2-1.免許番号にも注目
不動産会社の店舗やインターネットのサイトに掲載されている免許番号を確認してください。免許番号の横のカッコ内の数字は更新回数です。
その数字が大きければ大きいほど、長く営業しているため、その地域に精通しているといえます。ぜひ、参考になさってください。
おうちクラベルの不動産一括査定サイトでは、地域密着型の不動産会社を見つけることも可能です。ご自身のエリアに精通した頼れる不動産会社を探してみてはいかがでしょうか。
7-3.集客方法
集客方法に優れていることは、訪問査定を依頼する際の重要なポイントの1つです。
集客方法に優れた不動産会社は、多くのネットワークを持っているため買い手の層が幅広く、不動産売却がスムーズに行える可能性が高くなります。
また、適切な広告手法を用いることで、買い手に対して魅力的な物件であることをアピールしやすくなるでしょう。
7-3-1.具体的な集客方法を確認しよう
具体的にどのような集客方法を行っているかは不動産会社に直接確認する必要があります。不動産会社独自のノウハウや戦略を聞き、ご自身のニーズに合った不動産会社を選びましょう。
しかし不動産会社を選ぶ際には集客方法だけでなく、査定内容・価格・地域密着型など複数の要素を考慮し、適切な不動産会社を選ぶことが重要です。
おうちクラベルの不動産一括査定サイトでは、複数の不動産会社の中から自分にあった不動産会社を選択できます。約60秒入力で査定申し込みが完了しますので、ぜひ不動産会社選びにお役立てください。
7-4.サービス内容
サービス内容とは、物件の売買に関するアドバイス・契約書作成など、幅広いサービスを提供していることです。
これらのサービスを利用することで、物件の売買に関する手続きをスムーズに進められ、不動産取引をより効率的に行えます。
7-4-1.不動産会社の信頼性
サービス内容が充実していることは、不動産会社の信頼性にも繋がります。
訪問査定を依頼する不動産会社を選ぶ際には、不動産会社が提供するサービス内容を詳しく確認し、自分に必要なサービスを提供してくれる不動産会社を選ぶことが重要です。
しかし、不動産会社がどのような対応をしてくれるかについては、分かりにくい部分も多いでしょう。そのような場合には、複数の不動産会社に相談し、実際の対応をもとに判断する必要もあります。
例えば、丁寧に質問に答えてくれる・話しやすい・説明が分かりやすい不動産会社は、売却の強い味方になるでしょう。
7-5.期間内に売れなかった場合の対処法
不動産仲介で不動産を売却する場合、不動産会社と媒介契約を結び、物件の販売活動を行うことになります。
媒介契約には、一般媒介契約・専任媒介契約・専属専任媒介契約の3種類があり、契約方法によって契約期間が異なります。
一般媒介契約では、一般的に3カ月が目安です。一方、専任媒介契約・専属専任媒介契約では最長で3カ月以内という取り決めがありますが、媒介契約の更新は可能です。
不動産取引では、市況や物件の特徴によって、定められた期間内に売れないこともあります。
7-5-1.再査定と買取
そのような場合に、物件の再査定や不動産会社による買取などの対処法があれば、比較的安心して契約ができるでしょう。
しかし、売れなかった場合の対処法についても不動産会社によっては異なります。事前に不動産会社とよく話し合い、不動産売却の流れを明確に確認することが重要です。
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8.訪問査定をするなら不動産一括査定の活用がおすすめ
訪問査定をする場合でも、訪問前の机上査定が必要となります。そのため、訪問査定前に複数の不動産会社で机上査定を行っておくことがおすすめです。
また、訪問査定には、何かと手間と時間がかかります。そのため、多くの不動産会社に訪問査定を依頼するのは、あまり現実的とはいえないでしょう。
不動産売却をスムーズに進めるためにも、複数の不動産会社で机上査定を行い、訪問査定を依頼する不動産会社を少数に絞る方法がおすすめです。
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信頼できる不動産会社に依頼し、安心・安全な不動産売却を実現させましょう。