不動産の査定を受けたところ、提示された査定額が高すぎると感じることもあるでしょう。
査定額が高すぎる場合、信じてもよいのでしょうか？
また、高すぎる査定額をそのまま信じてしまうことには、どのようなリスクがあるでしょうか？
今回は、不動産の査定額が高すぎる場合の注意点や、高すぎる査定額を提示する不動産会社に騙されないコツなどについて詳しく解説します。
不動産の査定とは
不動産の査定とは、その不動産がどの程度の価格で売れるのか、不動産会社に試算してもらう手続きのことです。
不動産を売り出す際は、売主の希望売却価格である「売出価格」を決めますが、この売出価格は査定額をベースとして設定することが一般的です。
そのため、不動産を売却する際は、原則として査定を受けなければなりません。
不動産会社による査定は、無料で受けられることが一般的です。
ただし、その後不動産会社に売却を依頼して売買契約をまとめてくれたら、不動産会社に仲介手数料（報酬）の支払いが発生します。
そのため、査定は不動産会社にとって、売却の依頼を受けるための営業活動としての側面もあることを知っておくことをおすすめします。
不動産の査定には、東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営する「おうちクラベル」をご活用ください。
おうちクラベルとは、査定依頼フォームに情報を1度入力するだけで複数の不動産会社に査定の依頼をすることができる不動産一括査定です。
複数社による査定額を比較することで、その不動産の売却適正額が把握しやすくなるほか、よりよい条件でその不動産を売ってくれる不動産会社を見つけやすくなります。
「高すぎる」査定額とはどの程度？
相場より高すぎる不動産査定額をそのまま鵜呑みにすることはおすすめできません。
では、高すぎる不動産査定額とは、どの程度のことを指すのでしょうか？
一般的には、相場より20％以上高い査定額は高すぎると考えられます。
そのため、他社より20％以上高い査定額を提示された場合はそのまま信じるのではなく、査定の根拠をしっかりと確認するなどの対応が必要となります。
不動産の査定が高すぎる場合に知っておくべきこと
不動産の査定が高すぎる場合、これをそのまま信じることはおすすめできません。
ここでは、査定額が高すぎる場合、これを鵜呑みにはできない理由を2つ解説します。
- 査定額は契約の保証額ではない
- 高い査定額の不動産会社が高値で売ってくれるとは限らない
査定額は成約の保証額ではない
勘違いしている人も少なくありませんが、査定額はあくまでもその不動産会社が考える売却予想額でしかなく、その価格で売却を成功させる保証額ではありません。
また、不動産であっても不動産会社に買主を見つけてもらう「仲介」ではなく、不動産会社が直接不動産を買い取る「買取」の場合は、査定額がそのまま買取価格となります。
一方、仲介を依頼する場合の不動産の査定額は、これがそのまま売却価格となるわけではありません。
仲介の場合は、市場のニーズによって売買価格が決まるものであるためです。
市場ニーズを無視して高い価格で売り出しても構いませんが、その場合は不動産が一向に売れない事態となる可能性があります。
そのため、査定額を確認する際は、売却保証額であると誤解しないよう注意が必要です。
高い査定額の不動産会社が高値で売ってくれるとは限らない
高い査定額を提示する不動産会社に、その不動産を高値で売るためのノウハウや算段がある場合もあります。
一方で、不動産の売却依頼を得るために、根拠のない高めの査定額を提示しているだけである可能性もゼロではありません。
不動産の査定を受ける際は、高い査定額を提示する不動産会社が必ずしも不動産を高値で売ってくれるとは限らないことを理解しておいてください。
不動産の査定額が高すぎる場合に鵜呑みにするリスク
不動産会社が提示する査定額が高すぎる場合、鵜呑みにすることにはさまざまなリスクがあります。
ここでは、高すぎる不動産査定額を信じることの主なリスクを4つ紹介します。
- 売却のタイミングを逃す可能性がある
- 売れない不動産とのイメージがつきやすくなる
- 囲い込みをされる可能性が高くなる
- 資金計画に狂いが生じやすい
売却のタイミングを逃す可能性がある
1つ目は、売却のタイミングを逃す可能性があることです。
不動産は大きな買い物であるため、買主は相場を調べていることが一般的です。
そのため、高い査定額を鵜呑みにしてその額をベースとして売出価格を決めてしまうと、不動産が一向に売れない事態となりかねません。
結果的に、はじめから適正価格で売り出していればその不動産を買ってくれたはずの買主が別の物件へ流れてしまい、売却のタイミングを逃す可能性があります。
売れない不動産とのイメージがつきやすくなる
2つ目は、売れない不動産という負のイメージがつきやすくなることです。
高すぎる査定額を信じて売出価格を高く設定したものの一向に売れない場合、一定期間が経過してから売出価格の引き下げを検討することが一般的です。
しかし、売出価格を下げたからといって、スムーズに買主が見つかるとは限りません。
なぜなら、不動産の買主は一定期間不動産の売り出し情報をチェックしていることが多く、長期間売り出された末に値下げがされた不動産に対して、「売れない不動産」というマイナスのイメージを持つことが少なくないためです。
そのため、「売れなかったらその時に価格を下げればよい」という単純な問題ではないことを理解しておく必要があります。
囲い込みをされる可能性が高くなる
3つ目は、囲い込みをされる可能性が高くなることです。
囲い込みとは、不動産会社が買主も自社で見つけて売主・買主の両方から仲介手数料を受け取るために、売却不動産の情報公開を制限することを指します。
早期に売買契約が成立すれば両手仲介に問題はありません。しかし、売却不動産の情報公開を制限されると他社が買主候補を見つけるのが困難になるため、売却期間が延びやすく売主には不利です。
根拠のない高すぎる査定額を提示する不動産会社ははじめから囲い込みを狙っているケースが多く、売り出しからある程度期間が経ったところで、売主に値下げをするよう提案してきます。高すぎる査定額を提示されたときにはこのような囲い込みのリスクも考慮しなければなりません。
資金計画に狂いが生じやすい
4つ目は、資金計画に狂いが生じやすいことです。
不動産を売却する際は、得られた資金を活用するその後の計画を立てることが少なくありません。
たとえば、売却資金でその不動産に残っているローンを完済したり、別の不動産の購入資金に充てたりすることなどが考えられます。
しかし、査定額が高すぎる場合、これを信じて資金計画を立ててしまうと、結果的にその価格では不動産が売れず、計画の変更を余儀なくされてしまうリスクが生じます。
このように、高すぎる査定額を鵜呑みにするリスクは少なくありません。
そのような事態を避けるため、査定には「おうちクラベル」を活用するとよいでしょう。
おうちクラベルでは、査定依頼フォームに1度入力するだけで複数の不動産会社に査定の依頼をすることができ、複数社の査定額を比較することで高すぎる査定額に気付きやすくなります。
高すぎる査定額を提示する不動産会社に騙されないコツ
ここまで解説してきたように、高すぎる不動産査定額を信じることにはリスクが少なくありません。
では、根拠のない高すぎる査定額を提示する不動産会社に騙されないためには、どのような点に注意すればよいでしょうか？
ここでは、高すぎる査定額を提示する不動産会社に騙されないコツを4つ紹介します。
- 自分でも相場を調べておく
- 査定額の根拠を確認する
- 担当者による具体的なアドバイスや人柄に着目する
- 査定は複数の不動産会社に依頼する
自分でも相場を調べておく
1つ目は、不動産会社に査定の依頼をする前に、自分でもその不動産の相場を調べておくことです。
不動産の売却相場を調べる際は、次のウェブサイトが参考になります。
- 国土交通省が運営する「不動産取引価格情報検索」
- 不動産流通機構が運営する「レインズ・マーケット・インフォメーション」
いずれも、不動産の実際の成約価格が不動産の基本情報とともに掲載されています。
そのため、掲載されている売買実例と売却したい不動産の情報とを比較することで、売却価格の想定がしやすくなります。
査定額の根拠を確認する
2つ目は、査定額を提示された際に金額だけに着目するのではなく、その査定額が算出された根拠を確認することです。
誠実な不動産会社の場合は、なぜその査定額となったのか、算定根拠を丁寧に解説してくれるはずです。
一方で、根拠のないまま高すぎる査定額を提示する不動産会社は、根拠の説明を拒んだり、専門用語を並べ立てて理解が難しい説明をしたりするかもしれません。
根拠について説明を受け、納得できる説明をしてくれた不動産会社に売却を依頼することで、不誠実な不動産会社に依頼してしまうリスクを避けやすくなります。
担当者による具体的なアドバイスや人柄に着目する
3つ目は、担当者による具体的なアドバイスや担当者の人柄に着目して不動産会社を選ぶことです。
先ほど解説したように、高い査定額を提示している不動産会社に売却を依頼したからといって、不動産が高値で売れるとは限りません。
また、必ずしもその不動産が提示した査定額をそのまま売出価格にしなければならないわけではありません。
担当者と相談のうえ「売却を急がないのであれば高めの価格で売り出してみて、〇か月間問い合わせがなければ少し引き下げましょう」であったり、「ここをリフォームすると30万円程度かかりますが、100万円ほど高く売れるかもしれません」であったり、査定額と異なる売出価格を設定することも可能です。
そのため、不動産会社の選定で重要なのは、査定額の高さよりも担当者の持つ販売戦略や人柄などです。
査定を受ける中で担当者の力量や人柄を見極めて信頼できる不動産会社を選ぶことができると、売却を成功させられる可能性が高くなります。
査定は複数の不動産会社に依頼する
4つ目は、査定は1社のみではなく、複数社から受けることです。
査定を1社からしか受けないと、その不動産会社が提示する査定額が高すぎる場合、これに気付くことが困難となるためです。
複数の不動産会社から査定を受けることで、その不動産の売却適正額を把握しやすくなり、一部の不動産会社が高すぎる査定額を提示していることに気付きやすくなります。
しかし、自分で複数の不動産会社に査定の依頼をすることには、膨大な手間と時間を要します。
そこでおすすめなのが、「おうちクラベル」の活用です。
おうちクラベルでは、所定のフォームに情報を1度入力するだけで、複数の優良な不動産会社に査定の依頼をすることができます。
そのため、複数社に査定の依頼をするにあたって、自分で1社1社へコンタクトをとる必要がありません。
不動産の査定には「おうちクラベル」をご活用ください
不動産の査定には、「おうちクラベル」の活用がおすすめです。
おうちクラベルとは、東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営する不動産一括査定です。
最後に、おうちクラベルの特長を4つ紹介します。
- 東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営しており安心である
- 実績豊富な優良な不動産会社に出会いやすい
- 入力項目がシンプルでわかりやすい
- 査定の依頼後にAI査定の結果も確認できる
東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営しており安心である
さまざまな企業や団体が不動産一括査定を運営する中、おうちクラベルは東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営しています。
そのため、安心してご活用いただくことが可能です。
実績豊富な優良な不動産会社に出会いやすい
おうちクラベルでは、独自の審査のもと査定の依頼先の不動産会社を実績豊富な優良企業に絞っています。
そのため、安心してご利用いただけるほか、不動産の売却へ向けて尽力してくれる誠実な不動産会社に出会いやすくなります。
査定の依頼先である提携先不動産会社は、おうちクラベルの公式ホームページに掲載しているためご確認ください。
入力項目がシンプルでわかりやすい
おうちクラベルは、査定依頼フォームの入力項目をできるだけ少なくし、シンプルな画面設計にしています。
そのため、不動産に関する専門的な知識がない人やインターネット上のフォームへの入力に慣れていない人などであっても、容易に入力することが可能です。
査定の依頼後にAI査定の結果も確認できる
おうちクラベルは、査定の依頼後にAI（人工知能）による簡易的な査定結果を確認することが可能です。
AIによる査定結果を知ったうえで不動産会社からの査定額を確認することができるため、高すぎる査定額を提示されたとしても、そのことに気付きやすくなります。
まとめ
不動産の査定額が高すぎる場合、これを鵜呑みにするリスクは少なくありません。
たとえば、資金計画に狂いが生じることや、不動産が売れず売却のタイミングを逃してしまうことなどが考えられます。
そのため、不動産の査定を受ける際は、あらかじめ査定額を調べたり複数社による査定額を比較したりして、高すぎる査定額に気付くことが重要です。
そのうえで、高すぎる査定額をそのまま信じてしまうのではなく、査定の根拠説明の明確さや担当者の真摯さなどを総合的に考慮して、売却を依頼する不動産会社を決めることをおすすめします。
査定には、東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営する「おうちクラベル」をご活用ください。
おうちクラベルを活用すると、査定依頼フォームに1度不動産の情報を入力するだけで複数の不動産会社に査定の依頼をすることができます。
査定の依頼後にはAIによる査定結果を見ることもできるため、高すぎる査定額に気付きやすくなります。
おうちクラベルの無料一括査定なら、カンタン60秒で大手から地域密着不動産会社まで、複数社の査定価格をまとめて比較することができます。
この記事の監修者
不動産会社で売買の営業職と賃貸の事務職を経験。 現在は不動産系のライターとして不動産売買仲介から賃貸仲介、物件管理に関わる執筆活動を行っている。
＜保有資格＞
宅地建物取引士｜賃貸不動産経営管理士｜2級ファイナンシャル・プランニング技能士
