{"id":129,"date":"2022-02-15T19:18:45","date_gmt":"2022-02-15T10:18:45","guid":{"rendered":"http:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/article42\/"},"modified":"2023-11-17T10:30:53","modified_gmt":"2023-11-17T01:30:53","slug":"post_24","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/realestate\/column\/article129\/","title":{"rendered":"不動産の競売とは?流れやデメリットを知って競売を回避しよう"},"content":{"rendered":"\n
住宅ローンなどの支払いが滞ってしまうと、不動産が競売にかけられてしまいます。不動産の競売は売却とは異なり、自由に売却価格や売り出しのタイミングが決められません。この記事を参考に、不動産競売の流れやデメリットを知って競売にかけられる前にできる対策を進めておきましょう。
不動産の競売を経験する可能性がある方は必見の内容となっています。\n\n\n\n
住宅ローンを組むときには、一般的に住宅ローンの支払いが滞ったときに金融機関が不動産を差し押さえられる抵当権が設定されます。\n\n\n\n
抵当権をつけなくてもローンは組めますが、金利の高さや借入可能額の少なさなどのデメリットが目立ち、一般的ではありません。住宅ローンを組むときには、抵当権が設定されると考えておいたほうが良いでしょう。\n\n\n\n
住宅ローンの支払いができなくなったときなどに、債権回収のために行われるのが、不動産競売です。不動産競売は、債権者である金融機関や保証会社が、裁判所に申し立て、強制的に不動産売却の手続きを進めることをいいます。\n\n\n\n
住宅ローンには、抵当権が設定されているため、債権者は抵当権を実行して不動産を競売にかけられるのです。\n\n\n\n
不動産競売の流れを解説する前に、どのような場合に不動産競売にかけられるのか、また任意売却との違いについても説明します。\n\n\n\n
不動産を競売にかけられるケースとして、一般的なものが住宅ローンの支払いの滞納です。さまざまな理由で住宅ローンの支払いができない状態が続くと、担保である建物や土地が不動産競売にかけられてしまうのです。\n\n\n\n
しかし、不動産競売が行われるケースは、住宅ローンの滞納に限ったことではありません。\n\n\n\n
自営業の方に多く見られるのが、事業資金の返済が滞り、自宅を競売にかけられてしまうもの。自営業では支払いが滞ったときに個人が融資保証をする個人保証に入っている場合、個人の所有物である不動産も競売の対象になってしまうのです。\n\n\n\n
消費者金融からの借入返済が滞り、自宅を差し押さえられるケースもあります。住宅ローンだけでなく、借金の返済ができなくなったときには、給与や預金とあわせて、不動産も差し押さえの対象になるのです。\n\n\n\n
競売にかけられるケースは借入に関するものだけではありません。所有しているマンションの修繕積立金や管理費を滞納している、投資用不動産のローンの支払いが滞っているなどのケースでも、不動産競売の対象になります。\n\n\n\n
住宅ローンや事業資金の返済が滞ってしまったとき、債権の回収方法は競売だけではありません。競売以外に、金融機関の了承を得て不動産を売却する任意売却があります。競売が裁判所での申し立てにより強制的に行われる行為であるのに対し、任意売却は協議をしながら手続きを進めていく違いがあります。\n\n\n\n
競売と任意売却には、売却価格や売却活動など、売却の方法などにさまざまな違いがあります。\n\n\n\n
項目\n | 競売\n | 任意売却\n\n | |||||||||||||||||||||
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売却価格\n | 市場価格の7割程度\n | 市場価格と変わらない価格\n\n | |||||||||||||||||||||
売却理由\n | 新聞やネットで公開\n | 理由は公開されない\n\n | |||||||||||||||||||||
売却価格の決定\n | 裁判所が決定する\n | 協議のうえ、最終判断は債務者にあり\n\n | |||||||||||||||||||||
持ち出し金\n | 引越し費用\n | なし\n\n | |||||||||||||||||||||
ローン残高\n | 残る場合が多い\n | 競売よりも残債は少なくなる\n\n | |||||||||||||||||||||
ローン残高\n | 残る場合が多い\n | 競売よりも残債は少なくなる\n\n | |||||||||||||||||||||
引越し費用\n | 明け渡し命令が下されるため立ち退き料は払われない\n | 債権者との交渉で最大30万円の引越し費用を受け取り可能\n\n | |||||||||||||||||||||
引越し日\n | 不法占拠とみなされるため、選定不可\n | 協議のうえで、引越し日の設定が可能\n\n\n\n\n\n\n\n 競売は、物件の売却価格も立ち退き日も裁判所の判断にゆだねられます。競売にかけられると、債務者である住人の意思は一切考慮されないと考えるのが妥当です。\n\n\n\n 一方で、一般的な不動産売買と同じ方法で売却活動が行われる任意売却は、債務者の意思が反映されやすい傾向にあります。債権者である金融機関との協議は必要ですが、売却価格や引越し日など、ある程度の調整が可能です。\n\n\n\n 公売との違い\n\n\n\n競売と似ている言葉に公売があります。競売が銀行などの金融機関が債権を回収する方法であるのに対し、公売は地方自治体や国税局が滞納している税金の徴収方法として不動産の売却をする行為をさします。\n\n\n\n 競売と公売には、以下のような違いがあります。\n\n\n\n \n
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