{"id":138,"date":"2022-02-18T15:58:08","date_gmt":"2022-02-18T06:58:08","guid":{"rendered":"http:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/article49\/"},"modified":"2023-11-17T10:13:19","modified_gmt":"2023-11-17T01:13:19","slug":"content","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/realestate\/column\/article138\/","title":{"rendered":"不動産価格の調べ方はどうする?価格動向と価格が変動する7つの要因"},"content":{"rendered":"\n

はじめて不動産売却に挑戦しようとしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
不動産価格を知ることで、損することなく不動産売却をできるだけでなく、タイミングを考えられるようになります。不動産価格が変動する要因を知っておくことで、事前に対処できるでしょう。
この記事では、不動産売却で必要な知識である「不動産価格の調べ方」や「価格が変動する要因」を紹介しています。
この記事を読み進めると「高く売るコツ」を理解できるようになるでしょう!まずは「不動産の価格を知ることの重要性」から順に解説していきます。\n\n\n\n

不動産価格を知ることの重要性\n\n\n
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はじめて不動産売却をしようとしている方は、どのように不動産を売却していけばいいのかわからないのではないでしょうか?はじめて売却する方も、そうでない方も、売却するために知っておいて欲しいことは「不動産価格を知ることの重要性」についてです。\n\n\n\n

不動産売却では、できるだけ損をしたくないといった心理から、市場価格を無視した価格にしてしまうケースがあります。しかし、市場価格を無視した結果、売却までに長い期間を要することも少なくありません。\n\n\n\n

また、ローン残高がある場合も、売却価格を高く設定してしまいがちです。なぜなら、売却金額で諸経費や引っ越し費用をまかなおうとしてしまうからです。たとえローン残高があるとしても、不動産価格によっては手出しする必要性は低くなるでしょう。\n\n\n\n

不動産売却で失敗しないためには、所有物件の価値を知っておくことです。所有物件の価値を知っていると「適正な売り出し価格」の設定ができます。不動産売却では価値を知ったうえで売却することが非常に大切です。\n\n\n\n

不動産の価格が変動する7つの要因\n\n\n
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不動産価格がどうなるかの見通しはある程度立てられますが、明確にいつ下落するとはいえません。なぜなら、変動する要因が複数あるからです。\n\n\n\n

ここでは、不動産価格が変動する要因を7つ紹介していきます。\n\n\n\n

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要因\n不動産価格への影響の例\n\n
経済・社会情勢\n新型コロナウイルスの影響で、上昇傾向にあった不動産価格の先行きが不透明になる、など\n\n
マンションを売る時期\nマンション購入が増える10月や、1~3月に買取額が上昇する傾向にある、など\n\n
物件の築年数\n中古マンションは築20年で売却額が変動しやすい、など\n\n
設置されている設備\n戸建て住宅では、太陽光発電の有無で価格差が生まれる、など\n\n
中古市場の人気\nマンション・戸建てによっても価格が変動、など\n\n
間取り\nエリアによって、4LDKよりも3LDKが売れ筋となっており、広くなればなるほど価格に変動あり、など\n\n
人気のあるエリア\n同じ間取りを比較した場合、人気のあるエリアとそうでないエリアで価格差が生まれる、など\n\n\n\n\n\n\n\n

価格は変動するものであり、上記に挙げた要因以外でも変動することを覚えておいてください。不動産価格が数年上がり続けていたとしても、何かの拍子に下落することも珍しくありません。\n\n\n\n

では不動産価格の変動要因の1つ「社会情勢」から順に解説していきましょう。\n\n\n\n

要因1:社会情勢\n\n\n\n

不動産価格の変動する要因の1つ目は「社会情勢」によるものです。不動産価格は社会情勢に影響され、大きな出来事があると不動産価格に変動が起きます。\n\n\n\n

社会情勢で不動産価格が乱高下したのは、以下の時期です。\n\n\n\n

1991年前後:バブル崩壊時期
2008年:リーマンショック
2011年:東日本大震災
2020年~:新型コロナウイルスの世界的流行\n\n\n\n

上記で挙げた事象が起きた際は不動産価格が下落し、不動産そのものが売れなくなったのです。\n\n\n\n

新型コロナウイルスの影響を受けた不動産価格の推移について紹介します。首都圏の2019年10月から、2021年7月の中古マンション1平米あたりの価格変動は以下のとおりです。\n\n\n\n

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 \n2019年10月\n2020年1月\n2020年4月\n2020年7月\n2020年10月\n2021年1月\n2021年4月\n2021年7月\n\n
1平米あたりの価格
(万円)\n
53.45\n56.29\n50.88\n56.03\n56.04\n57.57\n59.10\n60.71\n\n
前月比(%)\n-0.6\n+2.6\n-5.9\n+4.8\n+0.1\n+0.1\n+0.1\n+2.2\n\n\n\n\n\n\n\n

※参照元:公益財団法人東日本不動産流通機構『“target=”_blank”> 首都圏中古マンション・中古戸建住宅長期動向グラフを元に作成』\n\n\n\n

2019年12月以降に新型コロナウイルスの世界的な流行が起きた際に、中古マンションの1平米あたりの価格変動は-5.9%となりました。このように、不動産価格は、社会情勢によって変動してしまうものなのです。\n\n\n\n

要因2:9月以降という時節柄\n\n\n\n

不動産価格の変動する要因の2つ目は「9月以降という時節柄」によるものです。不動産価格は、1年のなかでも季節変動があります。特にマンションや戸建てが売れやすい時期が、9月以降です。\n\n\n\n

マンションの購入は賃貸とは違って時間がかかるため、購入者は9月ごろから購入に向け動き始めます。さらに、引っ越しシーズンは引っ越し料金も上がるため、1~3月を避けたいとの思惑から、早めに行動を開始するのです。\n\n\n\n

また、不動産業者の決算も不動産価格の変動に影響を及ぼします。一般的にマンション買取が終了するまでには3~5か月程度の期間を要し、3月の決算を見越して若干高くても買い取ろうとするため、買取額が上昇するのです。\n\n\n\n

不動産価格は、需要が上がる季節に上昇する傾向にあります。\n\n\n\n

要因3:物件の築年数\n\n\n\n

不動産価格の変動する要因の3つ目は「物件の築年数」によるものです。不動産は建物と土地で構成されますが、建物は築年数とともに価格は下がっていきます。一方、土地に関しては築年数と価格は関係ありません。\n\n\n\n

マンションを売却する場合「専有部分」つまり、自室のみが査定対象と考える方もいらっしゃるでしょう。しかし、専有部分だけでなく共用部分の権利も売却することになるため、築年数によって不動産売却額は大きく変動するのです。\n\n\n\n

新築マンションの場合、購入1年目から急激に不動産価格は下落します。その後20年を境に価格の下落幅は少なくなる傾向にあります。\n\n\n\n

中古マンションの成約状況から、価格の変動は以下のとおりです。\n\n\n\n

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 \n0~5年\n6~10年\n11~15年\n16~20年\n21~25年\n26~30年\n31年~\n\n
成約価格(万円)\n5,883\n5,071\n4,484\n4,174\n3,202\n1,884\n1,904\n\n\n\n\n\n\n\n

※公益財団法人東日本不動産流通機構『築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2018年)』より引用\n\n\n\n

5年を経過すると価格が大きく下がることがわかります。また、マンション買取額は20年を境に大きく変動します。これは大規模修繕により、共益費などが上昇するため購入者が敬遠するからです。\n\n\n\n

このように、築年数は不動産価格に直結する大きな要素となります。\n\n\n\n

要因4:設置されている設備\n\n\n\n

不動産価格の変動する要因の4つ目は「設置されている設備」によるものです。やはり、中古市場では、売却される不動産に備え付けられている設備も不動産価格に影響します。\n\n\n\n

人気があり、査定時にプラスとなる付帯設備は以下のものです。\n\n\n\n

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