{"id":139,"date":"2022-02-18T18:27:12","date_gmt":"2022-02-18T09:27:12","guid":{"rendered":"http:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/article50\/"},"modified":"2023-11-17T10:06:00","modified_gmt":"2023-11-17T01:06:00","slug":"post_28","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/realestate\/column\/article139\/","title":{"rendered":"不動産鑑定は何に使える?査定との違いから鑑定の流れや選び方を徹底解説"},"content":{"rendered":"\n
「不動産鑑定って査定と一体何が違うの?」
このような疑問をお持ちの方に向けて、この記事では「不動産鑑定はどんな場面で使うのか」を中心に、依頼した場合の流れや費用について解説しています。
読み進めると「不動産にまつわる相続問題」などの解決に役立ちます。
では「不動産鑑定では何をするのか?」から順にみていいきましょう。\n\n\n\n
不動産鑑定は「不動産鑑定士」の国家資格を持つ方のみが従事できる業務です。不動産鑑定士は以下の業務を行っています。\n\n\n\n
不動産鑑定では、その土地が持つ経済的価値を評価、判定を行い、土地価格などを算出します。さらに、評価結果を基に「不動産鑑定評価書」の作成をします。不動産鑑定評価書の作成は、不動産鑑定士のみが行える独占業務です。\n\n\n\n
公示地価や固定資産税評価なども不動産鑑定から算出されており、不動産鑑定で不動産の正しい価値を知れます。\n\n\n\n
では不動産鑑定と、不動産査定は一体何が違うのでしょうか?\n\n\n\n
まず1つ目に利用料金が違います。基本的に不動産査定は無料ですが、不動産鑑定は相場でいったとしても20万円程度かかります。不動産鑑定は主に裁判や、公的な証明書として使用でき、相続や贈与の場面でも有効です。一方の不動産査定は、不動産のおおよその売値を知るために行われ、公的な証明としては使えません。\n\n\n\n
不動産鑑定が必要なタイミングは「相続」「不動産売買」「会計処理」など、公的機関や企業などが関係する手続きが必要になったときです。さらに、不動産を担保とする際に鑑定を依頼するケースもあります。鑑定を行うことで、融資の判断ができるためです。\n\n\n\n
また、個人として最も多い理由は「不動産を売買する際の適正価格を知りたい」といったものです。不動産を遺産として相続する場合、正確な金額を把握し権利調整ができます。不動産鑑定を行うことで相続税・寄与税の申告時に証明書として提出ができます。\n\n\n\n
不動産鑑定評価には3つの手法が用いられます。大まかに説明すると以下のようになります。\n\n\n\n
手法\n | 特徴\n | 何に使われるのか\n\n |
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原価法\n | 経年劣化を加味し評価を行う\n | 戸建てなど建物の評価\n\n |
収益還元法\n | 将来的な収益予測から、適正な不動産価格を設定する\n | 賃貸マンションや投資用マンションの判断材料\n\n |
取引事例比較法\n | 取引事例を基に鑑定を行う\n | 不動産売却時の適正価格の算出など\n\n\n\n\n\n\n\n それぞれ、何を評価するのかによって使う手法が違います。ここからはそれぞれの手法について詳しく解説していきます。\n\n\n\n 原価法\n\n\n\n不動産鑑定方法1つ目は「原価法」です。原価法は、対象となる不動産を再調達した際、再調達価格がどの程度になるのか計算し、経年劣化などの価値低下を加味したうえで、評価額を算出する方法です。\n\n\n\n 再調達価格を修正する要因は、以下のものとなります。\n\n\n\n
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