{"id":169,"date":"2022-03-24T17:43:55","date_gmt":"2022-03-24T08:43:55","guid":{"rendered":"http:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/article79\/"},"modified":"2023-11-16T18:07:51","modified_gmt":"2023-11-16T09:07:51","slug":"post_44","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/mansion\/column\/article169\/","title":{"rendered":"マンション買取業者はどう選ぶ?仲介と買取の違いや失敗しない知識を解説"},"content":{"rendered":"\n

マンションを売却しようと考えるときは、仲介だけでなく買取も検討してみると売却方法の幅を広げられます。この記事では、買取と仲介の違いや買取を選ぶメリット、流れ、買取業者を選ぶときのポイントについて詳しく解説します。\n\n\n\n

マンションの買取と仲介は何が違うのか?\n\n\n\n

マンションなどの不動産を売却するときは、一般的には仲介を選ぶことが多いでしょう。不動産会社と媒介契約を結び、4~6ヶ月程度の時間をかけて売却活動を進めます。\n\n\n\n

しかし、不動産会社のなかには買取を専門にしている会社もあり、売却を急ぐときなどに利用を検討する場面もあります。買取で納得のいく成果を得るには、買取業者を賢く選んでいくことが大切です。\n\n\n\n

まずは、買取と仲介の違いについて、基本的な内容を解説します。\n\n\n\n

買取:不動産会社が物件を買い取る\n\n\n\n

「買取」は不動産会社に物件を直接買い取ってもらう売却方法を指します。\n\n\n\n

新たに買主をみつける必要がないため、スピーディーな対応を行ってもらえるのが大きな特徴です。住み替えなどで引越しのタイミングが決まっているときなどは、買取を選択することで売却までにかかる時間を短くできます。\n\n\n\n

また、不動産会社に直接買い取ってもらうときには仲介手数料がかかりません。\n\n\n\n

仲介手数料は宅地建物取扱業法(以降、宅建業法)で上限額が定められており、売却価格が400万円以上の場合では、「取引価格(税抜)×3%+6万円+消費税」(速算式)が上限値となります。仮に仲介で1,000万円のマンションを売却したときには、最大で「1,000万円×3%+6万円+3.6万円=39.6万円」の仲介手数料が発生します。\n\n\n\n

不動産取引にかかる費用のなかでも、仲介手数料は大きな割合を占めるため、その負担がないのは利用者にとってメリットです。不動産会社にとっても、買取の場合は買主を募るための広告や宣伝を行う時間や費用が必要ないため、仲介手数料を受け取らなくても問題がないといえます。\n\n\n\n

仲介:不動産会社が物件を仲介する\n\n\n\n

マンションの売却を不動産会社に仲介してもらうときには、売却額に応じた仲介手数料を支払う必要があります。売主が負担する仲介手数料についてまとめると、次のとおりです。\n\n\n\n

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取引価格\n仲介手数料の上限額の速算式\n\n
400万円超\n取引価格(税抜)×3%+6万円+消費税\n\n
200万円超~400万円以下\n取引価格(税抜)×4%+2万円+消費税\n\n
200万円以下\n取引価格(税抜)×5%+消費税\n\n\n\n\n\n\n\n

仲介の場合は仲介手数料の負担は必要ですが、その分だけ買主を広い範囲で探せるというメリットもあり、相場に近い金額で売却できる可能性があります。\n\n\n\n

買取と仲介にはそれぞれメリット・デメリットがあることから、状況に応じて自分に合った方法を選んでいくことが大切です。\n\n\n\n

マンション買取を利用する4つのメリット\n\n\n
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マンションの売却において、買取を選択したときに得られるメリットとして、4つの点があげられます。4つのメリットについてまとめると以下のとおりです。\n\n\n\n

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メリット\nポイント\n\n
早期売却が可能\n新たに買主をみつける必要がないため、売却までの流れがスピーディー\n\n
売却コストを抑えられる\n新仲介手数料が発生しないため、コストを抑えられる\n\n
売却後のトラブルを減らせる\n契約不適合責任を問われない\n\n
内覧対応がない\n不動産会社が相手であることから、内覧対応の必要がない\n\n\n\n\n\n\n\n

それぞれのメリットをさらに詳しくみていきましょう。\n\n\n\n

メリット1:早期売却が可能\n\n\n\n

買取は不動産会社に直接物件を買い取ってもらうことになるため、新しく買主をみつける必要がありません。仲介の場合は売却が完了するまでに4~6ヶ月程度がかかりますが、買取では不動産会社との間で契約条件などが折り合えば良いため、短ければ1ヶ月程度で取引が完了します。\n\n\n\n

すぐに現金化したい方や住み替えなどで売却したい時期が決まっている方にとって、大きなメリットを感じられる仕組みだといえるでしょう。\n\n\n\n

メリット2:売却コストを抑えられる\n\n\n\n

仲介でマンションを売却しようとするときには、仲介手数料を含めて売却価格の4~6%のコストがかかるといわれています。マンションを仲介で売却する際にかかる費用をまとめると、次のとおりです。\n\n\n\n

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費用の種類\n金額の目安\n買取\n仲介\n\n
仲介手数料\n売買契約が成立したときに不動産会社に支払う手数料。取引価格×3%+6万円+消費税\n×\n〇\n\n
印紙税\n売買契約書に貼付する収入印紙代。契約額によって異なる。\n〇\n〇\n\n
登記費用\n抵当権の抹消登記にかかる登録免許税で、不動産1個あたり1,000円。司法書士に手続きを依頼するときには報酬として1~2万円程度かかる。\n〇\n〇\n\n
住宅ローンの繰り上げ返済手数料\n一括返済するときにかかる事務手数料。金融機関によって異なる。\n〇\n〇\n\n
その他の費用\n修繕費用、ハウスクリーニング代など物件を売る目的でかける費用。\n×\n〇\n\n
その他の費用\n引越し費用など\n〇\n〇\n\n\n\n\n\n\n\n

上記のように、マンションを売却するときは多くの費用がかかりますが、なかでも仲介手数料は諸費用の多くを占めます。買取の場合は仲介手数料がかからないため、マンションの売却に伴うコストを大幅に減らすことができます。\n\n\n\n

また、買取では不動産会社が物件を取得した後にリフォームやリノベーションを行うケースが多いことから、修繕やハウスクリーニングを行う必要がありません。その分の費用も節約できるため、売主側の費用負担は仲介の場合と比べて抑えられます。\n\n\n\n

メリット3:売却後のトラブルを減らせる\n\n\n\n

買取を利用したときには、民法で定められている「契約不適合責任」(旧・瑕疵担保責任)が免責されます。\n\n\n\n

契約不適合責任は物件の買主を保護するために設けられたルールで、売却後一定期間の間に物件に不具合がみつかった場合、売主に対して修繕や返金などを求めることができる権利です。買主に対して事前に不具合を説明し、売買契約書にその点を盛り込んでいれば責任を問われることはありませんが、予期しない不具合が後からみつかることもあります。\n\n\n\n

仲介の場合は売却後のリスクを負うこともありますが、買取では買主が不動産会社となるため、契約不適合責任そのものが免責となるのが一般的です。売却後の思いがけないトラブルを避けたい方にとって、買取を選択することでメリットが得られるといえます。\n\n\n\n

メリット4:内覧対応がない\n\n\n\n

マンションを買取で売却するときには、内覧対応を行う必要がありません。\n\n\n\n

仲介であれば購入希望者が現れれば、売主として部屋を案内したり、建物の状況などを説明したりする必要があります。\n\n\n\n

内覧は売主が直接応対するケースも多く、応対以外にもスケジュールの調整や部屋の片付けに時間や手間をとられるものです。仲介で内覧に対応する平均的な期間は3ヶ月ほどといいます。売却が完了するまでのそのような長い間内覧対応をしなければならないのは、売主にとって大きな負担となるでしょう。\n\n\n\n

一方、買取では買主が不動産会社であることから内覧対応を行う必要性がないため、売主として気軽に売却を進められます。\n\n\n\n

マンション買取2つのデメリット\n\n\n
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買取によってマンションを売却することは多くのメリットがありますが、一方で気をつけておきたいデメリットも少なからずあります。主なデメリットとしては2つあり、それぞれまとめると次のとおりです。\n\n\n\n

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デメリット\nポイント\n\n
売却価格が安い\n仲介では相場に近い金額で売却することができるが、買取では相場の7~8割程度の金額になる。\n\n
買取に難色を示される物件もある\nすべての物件が買取対象となるわけではない。\n\n\n\n\n\n\n\n

2つのデメリットについて、さらに詳しく解説します。\n\n\n\n

デメリット1:売却価格が安い\n\n\n\n

買取のデメリットとしてあげられる点は、買取価格が相場よりも安くなってしまうことです。物件の状態にもよりますが、市場価格の7~8割程度の買取価格となる点に注意しましょう。\n\n\n\n

ある程度の金額が差し引かれてしまうのは、不動産会社は買取を行った後に物件のリフォームやリノベーションを行うことを前提としているため、コストやリスクとなる部分が勘案されて結果的に買取価格が安くなってしまうのです。\n\n\n\n

時間に制限がなく、できるだけ高い価格で売却したい場合は、買取よりも仲介での売却を選んだほうが良いでしょう。\n\n\n\n

デメリット2:買取に難色を示される物件もある\n\n\n\n

活用の仕方次第では便利な仕組みである買取ですが、すべての物件を買い取ってもらえるわけではありません。たとえば、以下のような物件は買取に難色を示されることがあります。\n\n\n\n

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