{"id":174,"date":"2022-03-29T20:30:41","date_gmt":"2022-03-29T11:30:41","guid":{"rendered":"http:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/article83\/"},"modified":"2023-11-16T17:55:49","modified_gmt":"2023-11-16T08:55:49","slug":"post_47","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/realestate\/column\/article174\/","title":{"rendered":"不動産仲介の手法「片手仲介」とは?売却を失敗しないための選び方"},"content":{"rendered":"\n
この記事では、今から不動産を売却しようとしている方に向けて、不動産仲介の手法である片手仲介について解説しています。あわせて両手仲介についても紹介しているため、それぞれの仲介方法のメリット・デメリットを理解できます。読み進めると、自身にとってベストな仲介方法を選択できるようになるでしょう。\n\n\n\n
不動産を売買する際、不動産会社から仲介手数料が請求され、契約者は仲介手数料を支払わなければなりません。仲介手数料は、売買に関する契約が締結された場合に、不動産会社が契約者に手数料として請求します。\n\n\n\n
仲介の仕組みには2種類の方法があり、契約者は契約時に選択できるようになっています。\n\n\n\n
2種類の仲介方法の違いは以下のとおりです。\n\n\n\n
簡単に解説すると、売主が依頼した不動産会社と、買主が依頼した不動産会社が違う場合は「片手仲介」となります。一方で売主が依頼した不動産会社が、買主を探し契約の締結まで行う仲介を「両手仲介」といいます。\n\n\n\n
それぞれの仲介方法にどういった特徴があるのかについて「片手仲介」から順にみていきましょう。\n\n\n\n
片手仲介は一般的に、公平な取引が期待できるといわれています。これはなぜかといえば、仲介の方法が、売主・買主の意向が反映されやすい仕組みになっているからです。\n\n\n\n
片手仲介は以下のような形で、2社の不動産会社が契約に携わります。\n\n\n\n
売主→A社に売却仲介を依頼
買主→B社に購入仲介を依頼\n\n\n\n
片手仲介では、不動産売買に関わる売主・買主がそれぞれ別の不動産会社に取引の仲介を依頼します。簡単に説明すると、売主から物件の売却依頼を受けたA社は購入希望者を探し、買主から購入依頼を受けたB社がA社に購入希望者を紹介します。\n\n\n\n
そのあと、売主と買主が契約合意に至ると、仲介手数料が両社に入るといった仕組みです。\n\n\n\n
A社は売主の意向に沿った買主を探し、B社は買主の意向に沿った物件をみつけようとします。結果的に、どちらの不動産会社も依頼者の意向に沿った取引をしようとするため、公平な取引となるのです。\n\n\n\n
両手仲介は一般的に、公平性が保たれない可能性がある仲介の方法だといわれています。しかし、仕組み上は全く問題のない取引方法です。実際に大手不動産会社のなかには、半数近くの取引を両手仲介で行っているケースもあり、仲介の方法としては問題ない方法だといえるでしょう。\n\n\n\n
両手仲介では、不動産会社が売主と買主の間に立って不動産取引を成立させた報酬として、売主側と買主側双方から手数料を受け取ります。\n\n\n\n
しかし問題はないとはいえ、両手仲介は「利益相反」の手法となります。なぜなら、売主が高く物件を売却したい希望がある一方で、不動産会社は多少買主の金額が安くても両手仲介であれば双方から手数料が受け取れる=倍になるため、利益が相反する関係にあるからです。\n\n\n\n
契約を成立させるために、売主側に「もう少し安くしたら買ってくれそうです」などという可能性があるでしょう。\n\n\n\n
両手仲介では売主側が損をするケースがみられるため、海外では両手仲介を禁止している国もあります。\n\n\n\n
ここでは片手仲介に関するメリット・デメリットについて解説していきます。片手仲介のメリット・デメリットを簡単に以下の表にまとめました。\n\n\n\n
メリット\n | デメリット\n\n | ||||||||||
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依頼者の希望を最大限実現するために、不動産会社が売主・買主をみつける\n | 不動産会社間のやり取りが発生するため、契約締結までに時間がかかる可能性がある\n\n\n\n\n\n\n\n それぞれのメリット・デメリットについて次項で紹介していきます。では、メリットである顧客重視の方法といわれる理由から順にみていきましょう。\n\n\n\n メリット:顧客重視の仲介方法\n\n\n\n「公平な取引が期待できる片手仲介」で紹介したように、顧客の要望を叶えるべく不動産会社が動いてくれる仲介方法だといえます。\n\n\n\n 契約を優先させるために、売主への無理な値下げなどが起こりづらいとされています。また、さまざまな不動産会社から買主をみつけられるため、売主の希望する条件で購入してもらえる可能性が高くなる仲介方法です。\n\n\n\n デメリットを許容できるのであれば、デメリットはない、とさえいえる仲介の手法となっています。\n\n\n\n デメリット:売却までの時間がかかる可能性がある\n\n\n\n片手仲介は、顧客の要望に沿った取引を行おうとする仲介方法のため、デメリットらしいデメリットはありません。デメリットがあるとしたら、不動産会社間のやり取りが発生するため、売買契約までに少し時間がかかる可能性がある程度です。\n\n\n\n 両手仲介のメリット・デメリット\n\n\n\n\n\n ここでは両手仲介に関するメリット・デメリットについて解説していきます。両手仲介は決して悪い仲介の手法ではないため、しっかりとメリット・デメリットを知っておく必要があります。\n\n\n\n 両手仲介のメリット・デメリットを簡単に以下の表にまとめました。\n\n\n\n \n
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