{"id":180,"date":"2022-03-30T20:30:22","date_gmt":"2022-03-30T11:30:22","guid":{"rendered":"http:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/article89\/"},"modified":"2023-11-16T17:31:25","modified_gmt":"2023-11-16T08:31:25","slug":"post_49","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/realestate\/column\/article180\/","title":{"rendered":"インスペクションにかかる費用は?基礎知識やメリットについて徹底解説"},"content":{"rendered":"\n

インスペクション(住宅診断)は売主・買主それぞれにメリットがあります。これから自宅の売却を検討される方に、基本的な内容やメリット、費用などを解説します。インスペクションの実施の検討にお役立てください。\n\n\n\n

インスペクションの基礎知識\n\n\n
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ここではインスペクションについて、次のような基本的な内容を紹介します。\n\n\n\n

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  • インスペクションとは\n
  • 調査では何をみる?\n
  • いつ依頼すべきか\n\n\n\n\n\n

    インスペクションは買主側から依頼されることもあるほど、関心の高い事柄です。売主側としては、インスペクションを行ってから売却活動をすることで、中古物件が売れる可能性があがります。インスペクションの実施を検討するために、まずは基本的な内容を押さえておきましょう。\n\n\n\n

    基礎知識1:インスペクションとは\n\n\n\n

    インスペクションとは、住宅の状態を調査することを意味しており、ホームインスペクションなどと呼ばれることもあります。\n\n\n\n

    国土交通省が定めた「既存住宅状況調査技術者講習」を修了した建築士が住宅診断士(インスペクター)として、第三者の立場で客観的な調査を行い、住宅の不具合をみつけた場合は修繕などの的確なアドバイスをしてくれます。\n\n\n\n

    従来は中古物件でインスペクションを行うケースが多いものでした。しかし昨今では新築物件に対しても実施されることが多くなってきています。\n\n\n\n

    住宅にまつわるトラブルを未然に防ぐために、インスペクションを行うことで安心できる面も多くなるでしょう。\n\n\n\n

    基礎知識2:調査では何をみる?\n\n\n\n

    インスペクションでは、建物の柱・壁・屋根といった構造上の重要な箇所や外壁・開口部といった箇所などを中心に調査が行われます。\n\n\n\n

    新築住宅であれば、基礎部分やシーリング、バルコニーなどの完成検査が主に実施されるでしょう。\n\n\n\n

    中古住宅は、雨漏りや付帯設備の不具合や建物の傾きなどがチェックされます。\n\n\n\n

    調査は基本的に目視で行われますが、デジタル水平器などの計測機器を用いたり、打診や動作確認が行われたりもします。気になる部分を事前に伝えておけば、集中的に調査を実施してもらえることから、うまくコミュニケーションをとりながら進めてみましょう。\n\n\n\n

    基礎知識3:いつ依頼すべきか\n\n\n\n

    インスペクションを依頼するタイミングは、物件の状況に応じて異なります。新築住宅と中古住宅のそれぞれでまとめると、物件を購入する場合は以下のようになります。\n\n\n\n

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    物件の状況\n\n

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    依頼するタイミング\n\n\n

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    新築住宅\n\n

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    完成済み\n\n

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    売買契約の締結前\n\n\n

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    建築途中\n\n

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    契約の締結前\n\n\n

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    建築前\n\n

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    契約後に工事が開始してから\n\n\n

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    中古住宅\n\n

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    売買契約の締結前\n\n\n\n\n\n\n\n\n

    一方、住宅を売却する場合は、物件を売り出す前にインスペクションを実施しておくと良いでしょう。インスペクションそのものの所要時間は2~3時間程度で済みますが、依頼を行ってから調査を実施し、報告書を受け取るまでに日数がかかるため、1ヶ月程度は余裕をもって依頼をすることが大切です。\n\n\n\n

    インスペクションするメリットとは\n\n\n
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    インスペクションを実施するメリットは、売主・買主のそれぞれの立場であります。住宅の売主としてのメリットは、物件の付加価値を高めることができ、より高く売却できる可能性を高めることになるでしょう。\n\n\n\n

    一方、買主としてのメリットはインスペクションの費用を物件の取得費として含められますし、何か不具合があって修繕を行った場合でもその費用は税負担を軽減することにつながります。\n\n\n\n

    また、新築住宅を購入する際は不具合を早期に発見できることで、安心して購入を決められるという利点があります。\n\n\n\n

    それぞれのメリットについて、さらに詳しくみていきましょう。\n\n\n\n

    売主側のメリット:売却不動産の付加価値をあげられる\n\n\n\n

    インスペクションを行うことで、売主としては買主に対してアピールできる材料を得られます。住宅を売る前に不具合をあらかじめ発見できるため、売却後のトラブルが発生することを防げるはずです。\n\n\n\n

    何より、住宅の品質や安全性が保証されているという付加価値を生み出すことができるため、希望する価格に近い金額で売却できる可能性が高まります。インスペクションにかかる費用は数万円程度であることから、費用対効果が高い点が魅力だといえるでしょう。\n\n\n\n

    買主側のメリット:安心して購入に踏み切れる\n\n\n\n

    住宅を購入する側にとっては、インスペクションを実施することで次のようなメリットが得られます。\n\n\n\n

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