{"id":192,"date":"2022-04-01T21:49:19","date_gmt":"2022-04-01T12:49:19","guid":{"rendered":"http:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/article98\/"},"modified":"2023-11-13T20:36:02","modified_gmt":"2023-11-13T11:36:02","slug":"post_56","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/mansion\/column\/article192\/","title":{"rendered":"マンション売却と相場の関係とは|流れや売却時にかかる費用も紹介"},"content":{"rendered":"\n
所有しているマンションの売却を考えるときには、「いくらで売却できるのか」は気になる点でしょう。不動産会社の査定を受ける前に、相場を把握しておくことが大切です。この記事では、相場を調べるための方法や売却にかかるコスト、少しでも高く売るためのポイントなどを解説します。納得のいくマンション売却にお役立てください。\n\n\n\n
マンションを売却するときは、一般的には不動産会社に売却の相談をすることになりますが、自分でも相場を把握しておくことが重要です。不動産会社から提示された査定額が妥当なものであるか判断する際にも当然役立ちます。\n\n\n\n
マンションを売却してから後悔をしないためにも、正しく相場を把握しておきましょう。ここでは、相場を把握するときのポイントとなる部分について解説します。\n\n\n\n
マンションの価格は人口が多いエリアのほうが高くなる傾向にあり、ほかの地域と比べて都市部のほうが価格は高くなります。人口が多ければ、それだけ買い手の候補となる人も多いことから、条件に合った形で買主をみつけやすくなるでしょう。\n\n\n\n
しかし、単に人口が多いという理由だけで、マンションの価格は決まるわけではありません。交通アクセスの良さや買い物の利便性、生活圏内に金融機関や病院などの施設があるかといった点も価格に影響してきます。\n\n\n\n
すでに一定の開発が行われているエリアは相場が高い傾向がありますが、これから再開発が行われるエリアも将来的に暮らしやすくなることが期待されるため、価格が上昇する可能性があります。\n\n\n\n
地域が今後どのように発展していくかも含めて、エリア別に相場をとらえていくことが必要です。\n\n\n\n
マンションは建物そのものが資産的な価値の大半を占めるため、築年数は大きな影響を与えます。一般的に、築浅の物件は人気が高いため価格が下がりにくく、築年数が多くなっていくほど劣化が進むことから価格は下がる傾向にあります。\n\n\n\n
築5年程度であれば新築とそれほど大きな価格差は生じませんが、築6年を経過した頃から価格は徐々に下がり始め、築20年を超えてくると築浅物件の半分以下の価格になることもめずらしくありません。築年数が多くなれば、住宅設備の劣化や建物自体の修繕が必要になるため、購入希望者からすればそれらのコスト負担が気になるといった理由があげられます。\n\n\n\n
また、築25年を超えてくると経年劣化に加えて、住宅ローン控除の対象外となってしまうため、税務上の理由から買い手がなかなかみつからないといったこともあるでしょう。\n\n\n\n
個別の物件にはほかの要素も考慮されますが、大枠の相場として、築年数が及ぼす影響が大きいことを念頭に置いておきましょう。\n\n\n\n
マンションの売却をスムーズに進めるには、売却に至るまでの手順をきちんと押さえておく必要があります。売却活動は、準備するべき物事や書類も多く、契約もあるため大変なものです。トラブルなく活動を進めていくには、売主自身も1つひとつの手順を踏まえながら取り組んでいくことが大切です。\n\n\n\n
全体的な流れについてまとめると、次のようになります。\n\n\n\n
一般的にマンションを売却するまでにかかる時間は、4~6ヶ月程度といわれています。それぞれのstep順に詳しくみていきましょう。\n\n\n\n
マンションの売却を検討するにあたって事前に次のような準備をしておくとスムーズに進められます。\n\n\n\n
特に重要なのは売却するマンションの相場を確認することです。いきなり不動産会社に相談をするよりも、まずは自分で相場を調べておくことで、不動産会社に査定を行ってもらったとき、査定額が妥当であるかどうかの判断基準をもつことができます。\n\n\n\n
自分で相場を調べる具体的な方法は、後の章「マンション相場の調べ方を解説」にて紹介します。WEBサイト上で調べることができるので、大まかな相場を把握するためにも時間をかけて調べてみましょう。\n\n\n\n
また、相場を知っておくことで売却価格の予想額を立てられるため、資金計画をより具体的にすることができます。売却にも費用が必要であり、また住宅ローン残債がある際にはタイミング良く完済することも必要です。そうしたお金の流れをイメージするうえでも事前に相場を調べておきましょう。\n\n\n\n
そのほかの準備としては売却までのスケジュール確認と売却対象物の確認、マンション購入時の資料の用意があります。\n\n\n\n
なるべく早く売却したい事情がある際には、売却方法も考えなければいけないため、スケジュールの確認も済ませておきましょう。
自分で設置したエアコンや家具などをマンションと一緒に売却するのかどうか、売却の対象になるものの確認も必要です。\n\n\n\n
また、不動産会社に査定を依頼する前に、マンションを購入したときの資料などを用意しておくとスムーズに進められることから、手元に準備しておきましょう。\n\n\n\n
相場について把握できたら、不動産会社に査定依頼を行います。査定結果が送られてきたら、内容を精査しましょう。\n\n\n\n
査定結果は単に査定額だけが記載されているわけではなく、査定額の根拠や類似する取引事例、売り出し価格の目安などさまざまな情報が書かれています。不動産会社を選定するうえでの大事な情報源になるので、査定額以外の内容もよく読んでおきましょう。\n\n\n\n
査定を行うときに重要なポイントは初めから1社だけに絞り込んでしまわずに、複数の不動産会社に査定依頼を行って比較検討をすることです。多くの会社を比べることで、適正な査定額を把握できますし、どこの会社がマンションの売買を得意としているかの傾向もわかるでしょう。\n\n\n\n
ただ、1社ずつ個別に問い合わせるのは時間や手間がかかってしまいます。不動産の一括査定サイトを使えば、WEB上で物件情報を入力することで、一度に複数の会社に査定依頼を行うことができます。\n\n\n\n
複数社からの査定結果をよく見比べて、納得できる提案を行ってくれる会社をみつけてみましょう。また、自分のマンションの実情を考慮した査定を行ってもらうために、訪問査定がおすすめです。\n\n\n\n
訪問査定では、不動産会社の担当者が現地を訪れて調査をして、物件情報だけではわからない建物の詳細な状況や周辺環境などを考慮して査定額を算出してくれます。どのような点を改善すれば高く売れるかのアドバイスも受けられることから、気になることは遠慮をせずに質問してみましょう。\n\n\n\n
訪問査定の結果は1週間程度で送られてきますが、訪問査定のスケジュールを調整するなど時間がかかる面もあるため、1ヶ月程度の余裕をもって依頼をしておくと安心です。\n\n\n\n
仲介業務を依頼する会社が決まったら、媒介契約を結びます。媒介契約は一般媒介契約・専任媒介契約・専属専任媒介契約の3種類があり、それぞれ特徴が異なるため、適切な契約を選ぶことが大切です。\n\n\n\n
一般媒介契約は複数の不動産会社と契約を結ぶことができ、自分で買主をみつけて契約する自己発見取引も行えます。解約はいつでもできるため、気軽に結べる契約形態だといえるでしょう。\n\n\n\n
次に、専任媒介契約ですが、こちらは一般媒介契約とは異なり1社のみしか契約ができません。しかし、REINS(レインズ)の登録や売主への報告義務が不動産会社には課されるため、熱心に売却活動を進めてもらえることが期待できます。\n\n\n\n
また、専属専任媒介契約も同様に1社のみの契約形態であり、REINSの登録や売主への報告義務があります。専任媒介契約よりも頻繁に報告を行ってくれるため、安心して売却活動を任せられるでしょう。\n\n\n\n
3種類の媒介契約のメリット・デメリットについてはのちほど解説します。\n\n\n\n
媒介契約を結んだ段階で、マンションの売却活動そのものは不動産会社に任せることになります。Webに物件情報を掲載したり、物件に対する問い合わせに対応したりする業務をすべて任せることできます。\n\n\n\n
しかし、より円滑に売却活動を進めていくには、集客方法や価格交渉などについて担当者とよく話し合っておくことが大切です。しっかりとコミュニケーションをとることによって、希望に添った形で売却活動を進めてもらえるでしょう。\n\n\n\n
また、購入希望者が現れたときには売主自身が内覧対応を行う必要も出てきます。どのように対応すればスムーズに進められるかをあらかじめ担当者に尋ねておくと、落ち着いて購入希望者と接することができるはずです。\n\n\n\n
内覧対応を行い、相手が購入の意思を示してきたら、価格交渉や条件面のすり合わせなどを行います。値下げ交渉が行われる可能性は高いため、どの程度の金額までなら許容できるのかを事前に考えて、売り出し価格を設定しておくと良いでしょう。\n\n\n\n
引き渡しの条件は、住み替えをする場合には特に、タイミングを考慮したうえで慎重に判断をしていく必要があります。また、物件に何らかの不具合があるときは包み隠さずに説明して、売買契約書に盛り込んでおきましょう。\n\n\n\n
売買契約書の作成そのものは不動産会社が行ってくれますが、内容については細かくチェックをしておく必要があります。不明な部分は曖昧にせず、きちんと話し合うことで後からトラブルが起こることを防げるはずです。\n\n\n\n
売買契約を結ぶにあたって、物件に関する資料や印鑑などが必要になるため、どのような書類が必要になるのかを担当者に確認しておきましょう。売却価格の10%程度の金額を手付金として契約時に、残りの代金は物件の引き渡しと同時に受け取るのが一般的です。\n\n\n\n
売買契約書で定めた引き渡し日に残代金の決済を行い、物件を引き渡します。売主・買主・司法書士・不動産会社の担当者が集まって手続きを進めていきますが、指示に沿って進めていけば問題ありません。残代金を受け取って、買主に所有権が移転されれば取引は終了となります。\n\n\n\n
翌年2月中旬から3月中旬にかけて確定申告を行う必要があることを忘れないようにしましょう。マンションの売却によって利益が出たときだけでなく、損失が生じたときにも確定申告を行うことで税負担が軽減する場合があります。\n\n\n\n
売却時にかかった費用などを示す領収書などをきちんと保管しておき、期日までに確定申告を行うことが大切です。\n\n\n\n
希望に添った形でマンションを売却するには、売主自身が相場を正しく把握しておくことが重要です。マンションの相場を調べる具体的な方法としては、以下のものがあげられます。\n\n\n\n