{"id":232,"date":"2022-12-27T19:39:12","date_gmt":"2022-12-27T10:39:12","guid":{"rendered":"http:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/article134\/"},"modified":"2023-11-13T11:35:04","modified_gmt":"2023-11-13T02:35:04","slug":"content_5","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/land\/column\/article232\/","title":{"rendered":"土地の売買に仲介手数料は必要?消費税はかかる?相場と計算方法をわかりやすく解説"},"content":{"rendered":"\n

これから土地の売買を予定している方は、仲介手数料についても気になるのではないでしょうか?「払わなくても良いケースがある」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。\n\n\n\n

仲介手数料0円は魅力的に思えるかもしれませんが、リスクも把握しておく必要があります。この記事では、そもそも土地の売買に仲介手数料が必要である理由や金額の相場、無料にする方法などについて詳しく解説します。\n\n\n\n

1.仲介手数料とは\n\n\n\n

仲介手数料とは、不動産の仲介を成立させてくれた不動産会社へ支払う報酬にあたるものです。土地の売却を不動産会社へ依頼した場合には、売買契約が成立した時点で仲介手数料が発生します。\n\n\n\n

仲介手数料の額は不動産会社が自由に決められるものではなく、宅建業法と国土交通省の告示によって上限額が定められています。定められているのは上限額であるものの、実際にはこの上限額をそのまま仲介手数料の額として定めている不動産会社が多いです。\n\n\n\n

仲介手数料の上限額や計算例については後ほどくわしく解説します。\n\n\n\n

2.土地の売買に仲介手数料は必要?\n\n\n
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仲介手数料がかからない取引方法がある」なんて話を聞いたことはありませんか? もし払わなくて済むならラッキーだと思ってしまうのも無理はありません。\n\n\n\n

2-1.個人間の売買取引であれば仲介手数料がかからない\n\n\n\n

確かに、例外的に仲介手数料がかからないケースがあることは事実です。ただ、土地の売買の際、一般的な取引であれば不動産会社を通じて行うことになります。\n\n\n\n

その”不動産会社の仲介”に対する手数料として支払うのが仲介手数料です。つまり、個人同士の取引なら不動産会社を間に挟まないため、仲介手数料を発生させずに契約を成立させることができます。\n\n\n\n

2-2.個人間の売買取引にはリスクがある\n\n\n\n

知人や身内同士など、不動産会社を介入させずに不動産を購入・売却することもあるでしょう。しかし土地を取引するためには、いくつものステップを踏む必要があります。\n\n\n\n

そのプロセスでは、細かい作業に至るまで膨大な専門知識が不可欠です。書類関係の作業でも、所定の手続きを踏まなければいけません。\n\n\n\n

不動産取引の専門家を頼ることなく個人同士が契約を結ぶ場合、1つ1つのプロセスがスムーズに進まない可能性があります。\n\n\n\n

そのため、ゴールにたどり着くまでに途方もない時間がかかることが予想されます。さらに、客観的な立場の第三者が立ち会わないことで、後々トラブルになる可能性大です。\n\n\n\n

2-2-1.個人間の売買取引はおすすめできない\n\n\n\n

実際に大変な揉め事になってしまい、収集がつかなくなることも数え切れないほどあります。弁護士の方に依頼するほどこじれるケースも十分にあるので、個人間契約はあまりおすすめできません。\n\n\n\n

弁護士費用や問題解決に至るまでに費やす時間や労力のことを考えたら、最初から仲介手数料を支払ってプロに間に立って貰った方が得策ではないでしょうか。\n\n\n\n

2.仲介手数料には何が含まれる?\n\n\n
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納得して仲介手数料を支払うためにも、どんな目的で支払うのか、把握しておきましょう。
不動産取引は、一生のうちで何回もあるわけではありません。\n\n\n\n

仲介手数料について熟知している方はほとんどいらっしゃらないでしょう。なんとなく不動産会社に支払うお金、というぐらいの認識ではないでしょうか。\n\n\n\n

どんな目的で払うのか詳しいことがわからないと「なんのために払う必要があるのだろう」とモヤモヤした気持ちになるのも無理はありません。\n\n\n\n

仲介手数料に含まれている各種手続きの業務料、そして不動産売買のための営業活動費について詳しくお話します。\n\n\n\n

2-1.各種手続きの業務料\n\n\n
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不動産売買の取引が成立するまで、色々な手続きが必要です。仲介手数料は、こういった各種手続きを不動産会社に代行して貰うために支払うお金になります。\n\n\n\n

心付けのような曖昧なものではなく、不動産会社が勝手に金額を決めることはできません。宅建業法(宅地建物取引業法)という法律で、きちんと限度額が決められています。\n\n\n\n

2-1-1.媒介契約業務\n\n\n\n

土地を売ったり買ったりするときは本当に大変です。例えば、契約の条件も売主と買主の希望が最初から一致するとは限りません。\n\n\n\n

そのため契約を結ぶまで微調整を繰り返すケースが大半です。こういった調整業務を行うことも、不動産会社の役目になります。\n\n\n\n

元々、売主は高く売りたい気持ちがあり、買主は安く買いたいのが正直な気持ちです。この真っ向からぶつかる両者の気持ち・条件に折り合いをつけるのは簡単なことではありません。\n\n\n\n

個人間だといくら話し合っても譲れない条件が出てきて平行線を辿り、最終的に契約が白紙になることも多々あります。\n\n\n\n

一般的な事例や法律の知識なども紹介しながら、お互い納得する地点で契約を成立させることはプロの手腕が問われる仕事です。\n\n\n\n

こういった話をまとめるための媒介業務の他にも、契約書の作成・引渡しのサポートなど数え切れないほどの作業を不動産会社は行います。\n\n\n\n

2-1-2.個人で業務に取り組む場合は手間がかかる\n\n\n\n

不動産会社に仲介手数料を支払う代わりに、契約を交わす当事者は色々な業務を不動産会社に任せられる仕組みです。\n\n\n\n

もし話し合いをすべて自分たちでこなす場合、何度も電話や対面で打ち合わせを繰り返す必要があります。\n\n\n\n

かなりの時間を費やさなくてはなりません。仕事を休まなくてはならない場面もあるでしょう。いくら手数料がかからなくても、個人間のやり取りは本当に簡単ではありません。\n\n\n\n

2-2.不動産売買のための営業活動費\n\n\n
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仲介手数料には、事務手続きや交渉事以外にも、営業活動費が含まれています。まず、土地を購入する際、土地探しの時点で不動産会社に依頼することが一般的な流れです。\n\n\n\n

同じ不動産取引でも、土地は戸建やマンションよりも探し方が難しい場合があります。\n\n\n\n

もちろん不動産会社のホームページや店頭の広告にも情報は掲載されていますが、条件に合う土地がいきなり見つかる方が稀です。\n\n\n\n

そのため、不動産会社に条件を伝え、希望にあった土地を探して貰う段取りになります。条件に合う土地を探す費用も仲介手数料の一部です。\n\n\n\n

2-2-1.広告\n\n\n\n

また、土地を売却する場合も、買い手を探すために色々な営業活動を行わなければいけません。特に今は紙媒体のチラシだけではなく、オンライン広告も欠かせない時代です。\n\n\n\n

売買情報サイトに情報を登録するときも、土地の広さなど単純な情報の登録作業はもちろん、サイトに掲載するために現地で写真を撮影する必要があります。\n\n\n\n

陽当りが良い・スーパーが近いなど買い手側にとって魅力になる情報を探し、伝えることも大切な仕事です。\n\n\n\n

ネット広告の他、新聞の折込チラシなどにも情報を掲載しなくてはなりません。作成したチラシを近隣住宅のポストに配る作業など、足を使う仕事も多々あります。\n\n\n\n

2-2-2.購入希望者の対応\n\n\n\n

いざ買い手候補が現れたら、条件などの説明をして、現地に見学に行く際も日付の調整を行い実際に同行するのも仕事の内です。\n\n\n\n

条件の良い土地だと購入希望者が何人も殺到するので、対応に追われることになります。\n\n\n\n

反対に購入希望者がほとんどいない場合や契約成立までに至らない場合、価格の引き下げなど条件の微調整も決断する必要もあります。\n\n\n\n

こういった営業活動の報酬も、仲介手数料に含まれている費用の1つです。\n\n\n\n

3.土地の仲介手数料の相場\n\n\n
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仲介手数料の相場は取引金額によって違うので、一概にいくらと具体的な金額はいえません。仲介手数料は取引が成立して初めて発生するお金です。\n\n\n\n

従って、金額も契約がまとまらないと具体的な数字が見えてきません。そのため、「法外な金額を請求されたらどうしよう」と心配になってしまう方もいらっしゃるでしょう。\n\n\n\n

ですが、ご安心下さい。仲介手数料の取り決めは不動産会社によって多少の差はあるものの、限度額や計算方法は法律できちんと決められています。\n\n\n\n

法で定められた範囲でしか請求できないと決まっているので、不当に高額な手数料を請求され損をすることはありません。仲介手数料の限度額や計算方法についてお話しましょう。\n\n\n\n

3-1.仲介手数料には上限がある\n\n\n\n

仲介手数料は法律によって、支払いすぎないよう制限されています。土地の金額によって限度額が決まっているので、必要以上に大金を支払うことはありません。\n\n\n\n

限度額は売買価格によって段階的に変動するルールです。不動産会社によって手数料を何パーセントにするのか微調整はできます。\n\n\n\n

ただ、実際に受領できる金額は「この範囲で決めて下さい」と法律に沿った厳密な計算式で定められています。このルールはどの不動産会社に依頼しても同じです。\n\n\n\n

3-2.仲介手数料の計算方法\n\n\n
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仲介手数料の計算方法の基本は、例えば400万円超の場合「売買価格×3%+6万円」です。この計算式で算出した仲介手数料に消費税がかかります。\n\n\n\n

3-2-1.売買価格によって仲介手数料が異なる\n\n\n\n

実際に支払う仲介手数料の計算式は【売買価格×手数料の利率+消費税=実際に支払う仲介手数料】です。\n\n\n\n

手数料は一律ではなく、売買価格によって段階的に利率に差が生じるルールです。\n\n\n\n

金額が大きくなると価格を更に分割して細かく計算を繰り返す複雑な計算式を使う必要がありますが、大体の金額の目安として基本の計算式と利率を頭に入れておいて下さい。\n\n\n\n