{"id":2433,"date":"2024-01-29T14:10:18","date_gmt":"2024-01-29T05:10:18","guid":{"rendered":"http:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/?p=2433"},"modified":"2024-01-29T14:10:20","modified_gmt":"2024-01-29T05:10:20","slug":"%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e3%81%af10%e5%b9%b4%e4%bd%8f%e3%82%93%e3%81%a7%e5%a3%b2%e3%82%8b%e3%81%a8%e8%89%af%e3%81%84%ef%bc%9f%e5%a3%b2%e5%8d%b4%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%84%e3%81%a8","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/mansion\/column\/article2433\/","title":{"rendered":"マンションは10年住んで売ると良い?売却のコツと流れを解説"},"content":{"rendered":"\n
不動産は一生ものであり、一度購入したらずっと住み続けるケースも少なくありません。\n\n\n\n
一方で、購入したマンションにずっと住むのではなく、10年間のみ住んで売るという選択肢もあります。これは非常に理にかなった方法であり、うまく行えば賃貸物件に住むよりもトータルコストを低く抑えられる可能性があるでしょう。\n\n\n\n
そこで今回は、マンションに10年住んで売ることのメリットやデメリットのほか、10年住んだマンションを高く売る方法などについて解説します。\n\n\n\n マンションに10年住んで売ることは、計画どおりに進めばメリットが大きく理にかなった方法であるといえるでしょう。その主な理由は次のとおりです。\n\n\n\n 築10年から築15年程度のマンションは需要が高く、売却しやすい傾向にあります。\n\n\n\n 公益財団法人東日本不動産流通機構が公表している「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2022年)」によると、中古マンションの対新規登録成約率(成約件数/新規登録件数)は次のとおりです。\n\n\n\n 画像引用元:築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2022年)[1] (公益財団法人東日本不動産流通機構)\n\n\n\n 築6年から10年の成約率が突出して高く、その後は緩やかに減少傾向となっています。そのため、新築や築浅の段階でマンションを購入した場合、10年住んでもよい条件で売却できる可能性が高いでしょう。\n\n\n\n 10年は、ライフステージが大きく変わる1つの目安にもなります。\n\n\n\n たとえば、結婚してから子どもがある程度大きくなるまでの期間は、駅に近いコンパクトな物件が向いているかもしれません。\n\n\n\n その後、子どもが大きくなると自分の部屋が必要になり、部屋数を増やす必要が生じます。この段階では、郊外に建つ広めの物件がニーズと合致しやすいでしょう。子育てがしやすい環境であることや、学校への近さなどが重視される傾向にあります。\n\n\n\n そして子どもが巣立つと、コンパクトな物件に住み替えるニーズが生じます。使っていない部屋が多いと掃除やメンテナンスにも手間がかかるためです。この段階では老後も踏まえ、病院やスーパーマーケットに近いことなどを重視する人も多いでしょう。\n\n\n\n このように、住みやすい間取りはどの時期でも一律ではなく、ライフステージに応じて変化するものです。10年ごとにマンションを売って住み替えることを前提とすることで、ライフステージの変化に柔軟に対応しやすくなります。\n\n\n\n マンションはいずれ老朽化します。老朽化したマンションではメンテナンスにコストがかかりやすいため、月々の修繕積立金が高くなる傾向にあります。\n\n\n\n また、さらに老朽化が進むといずれは建て替えなどの問題が浮上します。建て替えの問題が浮上すれば、建て替えに賛同して数百万円から数千万円の費用を負担するか、建て替えに反対して立ち退くかなどの難しい判断が避けられません。\n\n\n\n 一方で、築浅のマンションを購入して10年ごとに住み替える場合、このような老朽化リスクを避けることが可能となります。\n\n\n\n 10年住んだマンションを売却して住み替えていくと、賃貸マンションに住んだ場合よりもトータルコストが低くなる可能性があります。\n\n\n\n たとえば、月々の賃料が15万円のマンションで10年暮らすと、トータル1,800万円(=15万円×12ヶ月×10年)の費用が掛かります。この場合、そのマンションが自分のものになるわけではありません。\n\n\n\n 一方、5,000万円のマンションを購入して10年後に4,000万円で売却できるとすると、10年間に要したコストは単純計算で1,000万円のみとなります。月々2万円の管理費や修繕積立金を要したとしても、トータルコストは1,240万円です。\n\n\n\n 実際にはローンの返済利息や設備故障時などの費用負担なども発生するうえ、将来いくらで売れるかなど正確に想定することは困難です。それでも賃貸住宅に住む場合とマンションに10年住んでから売る場合のコストを比較する視点を持っておくと、1つの判断材料となるでしょう。\n\n\n\n 10年住んだマンションを高く売るには、どのようなポイントを踏まえればよいのでしょうか?主なポイントは次のとおりです。\n\n\n\n 最も重要なポイントは、そのマンションの売却に強い不動産会社へ売却を依頼することです。\n\n\n\n 不動産会社にはそれぞれ得意分野が存在することが少なくありません。たとえば、一定のエリアに強みを持っていたり、中古マンションの売却に強みを持っていたりする場合などがあります。そのマンションの売却に強い不動産会社へ依頼することで、よりよい条件でマンションの売却できる可能性が高くなるでしょう。\n\n\n\n しかし、どの不動産会社がそのマンションの売却に強いかわからない場合もあるかと思います。その場合には、東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営する「おうちクラベル」の不動産一括査定をご利用ください。\n\n\n\n おうちクラベルでは、一度の入力で複数の優良な不動産会社へ査定の依頼が可能です。複数社による査定額や説明などを比較することで、そのマンションの売却に強みを持つ不動産会社を見つけやすくなります。\n\n\n\n おうちクラベルで複数の不動産会社に査定を依頼する\n\n\n\n マンションをよりよい条件で売りたい場合、売却を急ぐことはおすすめできません。売却を急ぐと期限までに売りたいと焦るあまり、値下げを要求する購入希望者への売却を決めてしまう可能性があるためです。\n\n\n\n 売却を急がなければ、売主が希望する価格で購入してくれる買い手が現れるのをじっくりと待つことができます。\n\n\n\n マンションは一般的に、2月から3月がもっとも売りやすいとされています。なぜなら、4月からの転職や就職、異動などで引っ越しの必要が生じ、これに向けてマンションを探す人が増える時期であるためです。\n\n\n\n そのため、マンションを売るのを急いでいない場合には、この時期に売り出すことを検討するとよいでしょう。\n\n\n\n ただし、地域によって異なるニーズがある場合もあるため、あらかじめそのエリアの不動産取引に詳しい不動産会社に相談したうえで売り出し時期を決めることをおすすめします。そのエリアの不動産取引に詳しい不動産会社をお探しの際には、ぜひ「おうちクラベル」の不動産一括査定をご利用ください。\n\n\n\n おうちクラベルで複数の不動産会社に査定を依頼する\n\n\n\n マンションの購入希望者は、購入を決める前に内見を希望することが一般的です。内見時にまだそのマンションに住んでいる場合であっても、内見を受け入れる際には清掃と整理整頓をしておくとよいでしょう。\n\n\n\n 実際にマンションを購入して引き渡しがされる前にはハウスクリーニングが入ることが分かっていても、部屋の中が汚れていたり乱雑だったりすると購入意欲が湧きにくいためです。\n\n\n\n これからマンションを購入する場合には、値下がりしにくいものを選択して購入するとよいでしょう。一般的に、値下がりしにくいマンションとは好立地であるものや築浅であるものや長期修繕計画があり管理組合がしっかりと機能しているものなどです。\n\n\n\n 次に、マンションに10年間住んでから売る場合に注意したいポイントを解説します。\n\n\n\n 10年住んだマンションの売却で損をしないようにするには、1社のみではなく複数の不動産会社に査定を依頼することをおすすめします。なぜなら、査定は不動産会社がそれぞれ独自のノウハウで行うものであり、不動産会社によって査定結果が大きく異なることも珍しくないためです。\n\n\n\n 1社の不動産会社のみに査定を依頼してしまうと、その査定額が適正であるかどうか判断することができません。複数の不動産会社に査定を依頼すれば、そのマンションの適正な査定額を把握しやすくなります。\n\n\n\n また、査定額や査定額への説明、対応などを比較できるため、そのマンションの売却を依頼する不動産会社を選定しやすくなるでしょう。\n\n\n\n おうちクラベルで複数の不動産会社に査定を依頼する\n\n\n\n 中古マンションを売却するにあたっては、売却対価で住宅ローンが完済できるか確認しておかなければなりません。なぜなら、マンションを売却する際には、そのマンションについている抵当権を抹消しておく必要があるためです。\n\n\n\n 抵当権とは、契約どおりにローンが返済できなくなった際に、金融機関がその不動産を売却してその対価からローン残債の返済を受ける形式の担保です。マンションの購入時に住宅ローンを組んでいる場合には、そのマンションに抵当権がついていることが一般的でしょう。\n\n\n\n 抵当権はローンと連動しており、住宅ローンを完済しなければ抵当権を消してもらうことはできません。つまり、マンションを売るには抵当権を消さなければならず、そしてこの抵当権を消すには原則として住宅ローンを完済すべきということです。\n\n\n\n とはいえ、マンションの売却対価でローン残債がすべて返済できるのであれば問題ありません。この状態を「アンダーローン」といいます。\n\n\n\n 一方で、マンションの売却対価を充ててもローンの完済ができない「オーバーローン」である場合、売却が実現できない可能性があります。\n\n\n\n ただし、自己資金や親族からの借り入れなどでローンが完済できる場合は問題ないでしょう。しかし、これでもローンの完済できない場合には、他の不動産に抵当権を付け替えるなどの対応を講じなければなりません。\n\n\n\n 抵当権を付け替えるのに適した不動産がない場合には、銀行が抵当権の抹消に応じてくれず、事実上そのマンションを売却できない事態となる可能性があります。\n\n\n\n このように、アンダーローンであるかオーバーローンであるかによって、マンション売却の可否に大きな影響が生じます。そのため、マンションを売却する際にはローン残債を確認し、査定額と比較したうえでオーバーローンではないか確認しておく必要があるでしょう。\n\n\n\n マンションにしばらく住んでから売却する場合には、最低でも5年間は住んでから売却することをおすすめします。なぜなら、マンションを売って譲渡益が出た場合には譲渡所得税の課税対象となりますが、この譲渡所得税の税率は売却したマンションの所有期間に応じて2段階となっているためです。\n\n\n\n 所有期間は売却した年の1月1日時点において判断され、所有期間が5年以下の場合は高い税率が適用されます。また、これに対応する住民税の税率も二段階となっておりそれぞれ次のとおりです。\n\n\n\nマンションは10年住んでいるのがよいとされる理由\n\n\n\n
\n
築10年前後のマンションの需要が高いから\n\n\n\n
ライフステージの変化と重なりやすいから\n\n\n\n
老朽化リスクを避けられるから\n\n\n\n
場合によっては賃貸に住むよりトータルコストが低くなるから\n\n\n\n
10年住んだマンションを高く売るポイント\n\n\n\n
\n
そのマンションの売却に強い不動産会社へ依頼する\n\n\n\n
売却を急がない\n\n\n\n
2月から3月の間に売りに出す\n\n\n\n
内見時には整理整頓と清掃をしておく\n\n\n\n
値下がりしにくいマンションを購入する\n\n\n\n
マンションに10年住んで売る場合の注意点\n\n\n\n
\n
査定は複数の不動産会社へ依頼する\n\n\n\n
オーバーローンになっていないか確認する\n\n\n\n
最低でも5年は住んでから売却する\n\n\n\n