{"id":271,"date":"2023-02-06T11:39:43","date_gmt":"2023-02-06T02:39:43","guid":{"rendered":"http:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/article167\/"},"modified":"2023-11-10T20:39:57","modified_gmt":"2023-11-10T11:39:57","slug":"post_103","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/mansion\/column\/article271\/","title":{"rendered":"マンション買取の注意点とは?仲介との相違点や高く売るコツを紹介"},"content":{"rendered":"\n
不動産会社に直接マンションを売却する「買取」は、不動産に関する専門知識がなくても、不要になったマンションを素早く現金化できる点が大きなメリットです。そのため、早く引っ越したい方や、すぐにまとまった資金が必要な方に多く利用される売却方法です。\n\n\n\n
しかし、買取によるマンションの売却は、不動産仲介会社に依頼して売却するよりも買取価格が安くなるイメージが強く「損をしてしまうのでは?」「不動産会社とうまく交渉できるかな?」と不安に思われる方も多いのではないでしょうか。\n\n\n\n
本記事では、不動産会社にマンションを買い取ってもらうことのメリット・デメリットと、利用する際の注意点を詳しく解説します。不動産会社による「買取」の基本構造を知って、賢い不動産取引を目指しましょう。\n\n\n\n
マンションの「買取」とは、不動産会社がマンションの所有者から、直接物件を買い取る取引形態のことをいいます。\n\n\n\n
マンションの所有者が売主、不動産会社が買主となり、間に仲介会社を挟まずに売買契約を締結するのがこの方法です。不動産会社にマンションの査定を依頼し、金額に納得したうえで買い取ってもらうという流れが一般的で、この方法を「即時買取」と呼びます。\n\n\n\n 一方で、マンションの売却方法には「仲介」という取引形態もあります。これは売主と買主が一対一で取引を行う「買取」とは異なり、売主であるマンションの所有者と、マンションを購入したい人の間に不動産仲介会社が入り、契約締結のサポートを行います。\n\n\n\n また、「買取」を行う際は資金力が必要になるため、一部の不動産会社しか対応していない点も特徴の1つです。\n\n\n\n 上記で解説した「即時買取」のほかに、「買取保証」という取引形態もあります。「買取保証」は、仲介と買取を組み合わせたようなマンションの売却方法です。\n\n\n\n 不動産会社に売却先を探してもらう「仲介」のみでマンションを売却しようとすると、売却条件によってはいつまでも売れ残ってしまうリスクがあります。一方で最初から「買取」を選択すると、高く売れるチャンスを逃してしまうかもしれません。\n\n\n\n 買取保証では、最初のうちは不動産会社が間に入って売却先を探し、一定期間経過しても売れなかった場合に不動産会社が買い取ります。\n\n\n\n 仲介期間に売却先が見つかれば相場価格で売却でき、万が一見つからなくても、不動産会社に買い取ってもらえるのがこの方法です。\n\n\n\n 不動産会社に直接マンションを買い取ってもらうことには多くのメリットがあります。売却が完了するまでの期間を短縮できたり、売却時にかかる手間や費用を削減できたりするほかにも、仲介の場合に売主が負うべき責任が免除されるという点も大きな利点です。\n\n\n\n 本章では買取を利用することで売主が得られる7つのメリットについて、詳しく解説します。\n\n\n\n 買取によるマンション売却の最大のメリットは、仲介と比べて圧倒的に短期間で売却完了できるという点にあります。\n\n\n\n 不動産仲介会社を経由した場合、成約までの期間は3〜6ヶ月ほどが平均とされています。しかし、購入希望者が見つかるまでは売却できないため、場合によっては1年以上売れ残ってしまうことも少なくありません。\n\n\n\n マンション買取の場合は、不動産会社にマンションの査定を依頼して買取価格を提示してもらい、金額やその他の条件に納得できれば、すぐに買い取ってもらうことが可能です。\n\n\n\n 仲介でマンションを売却する場合、売主には「契約不適合責任」と「主要設備の補修・修復義務」が課せられます。場合によっては、物件の引き渡し後に売主にとって大きな負担になってしまうこれらの責任・義務が免除されるのが、買取によるマンション売却です。\n\n\n\n 「契約不適合責任」とは、マンションの売買契約を締結したときに、買主に対して伝えられていた物件の状態と、実際に引き渡された物件の状態や品質に相違があった場合に、売主が負う責任を指します。\n\n\n\n マンションの売却において追及される可能性のある内容としては、給排水管の詰まりや内装の汚れ、雨漏りなどが例として挙げられます。\n\n\n\n 契約不適合責任においては、マンションの価値を下げる要因となっているこうした瑕疵(欠陥)が、契約書に記載されておらず、なおかつ引き渡し後に判明した場合は、引き渡し後であっても売主が責任を負うと定められています。\n\n\n\n 契約不適合責任を問われた売主は、瑕疵部分の修復や売買代金の減額請求を受けたり、場合によっては損害賠償請求を受けたりすることもありますが、買取によるマンション売却では契約不適合責任自体が免除されます。\n\n\n\n つまり、中古マンションを売却しようとする所有者にとって、引き渡し後に発生するであろうリスクを抑えることが可能になるのです。\n\n\n\n 仲介によるマンション売却の場合、契約不適合責任のほかに「主要設備の補修・修復義務」というものも売主に課されます。\n\n\n\n 給湯関係\n 給湯器・バランス釜\n 水廻り関係\n キッチン設備・洗面・浴室・トイレ・洗濯機の防水パン\n 空調関係\n エアコン・床暖房・換気扇・24時間換気設備\n その他設備\n インターホン・ドアチャイム\n\n\n\n\n 多くの場合、売主の責任範囲は上記に限定されており、引き渡し後7日以内に不具合が見つかった場合には、売主が補修・修復にかかる費用を負担することとされています。\n\n\n\n 買取によるマンション売却の場合は、買い取った不動産会社がリフォームなどをおこなうため、上記設備の不具合に関する責任も免除になります。\n\n\n\n 近隣住人や親せき、友人などにマンションを売却することを知られたくない方にとって、不動産会社に直接買い取ってもらうという売却方法は非常に有効な手段です。\n\n\n\n 不動産仲介会社に売却を依頼すると、チラシを作ってポスティングしたりインターネットに物件情報を掲載したりして、購入希望者を探すのが一般的です。\n\n\n\n あらかじめ不動産仲介会社に宣伝の方法についての要望を伝えて入れば、周囲に知られない形で売却活動をすることも不可能ではありませんが、買い手が決まるまでに相当な時間がかかることになります。\n\n\n\n 買取の場合は、依頼から売却完了まで、不動産会社とマンション所有者の一対一のやりとりになります。そのため周囲に知られることなく、マンションを売却することが可能なのです。\n\n\n\n 仲介でのマンション売却の場合、売主と買主の間に不動産仲介会社が入るため、不動産会社に対して仲介手数料を支払う必要があります。仲介手数料の金額は、取引される物件の売却価格によって変動しますが、数十万円から数百万円になることも少なくありません。\n\n\n\n 買取の場合は、マンション所有者が売主となり、不動産会社が買主として直接取引するため、仲介手数料がかかりません。その分大きくコストカットができる点は大きな魅力と言えます。\n\n\n\n マンションの売却を検討している方の中には、新しい家に住み替えることを目的としている方も多くいるでしょう。その場合、もともと住んでいたマンションの売却と、新しい住まいの取得を同時進行で進めなくてはいけないため、綿密なスケジュール管理が必要になります。\n\n\n\n 仲介でマンションを売却する場合、買主が見つかるまで売却時期の目途が立たないだけでなく、予期せぬトラブルや買主の都合によりスケジュールが急遽変更する可能性もあります。\n\n\n\n 買取であれば、スケジュールが大きくずれることがないため、家の住み替えを計画的に進められるという安心感があります。\n\n\n\n 仲介によるマンション売却の場合、状態の悪い物件や設備が古い物件はなかなか売れないこともあり、売主自身でリフォームやリノベーションを行ってから売却しなくてはいけないケースもあります。\n\n\n\n それに対して買取を行っている不動産会社は、買い取ったマンションに手を加えて再販することを前提にしています。売主側で物件に手を加える必要がないため、無駄な費用をかけることなく、売りたいときにすぐ売ることが可能です。\n\n\n\n 不動産会社に売却の申し込みをしてから売却完了まで、ほとんど内覧の手間がかからないのも買取のメリットです。\n\n\n\n 仲介によって買主を探す場合、問い合わせてきた購入希望者に合わせて内覧のスケジュールを組まなくてはいけません。\n\n\n\n 買取の場合はマンションの価格を算出するため、査定員が現地を1〜2回訪問する程度で売却が可能。訪問日時も不動産会社の担当者が合わせてくれるため、仕事や家庭の事情でなかなか予定をずらせない・まとまった時間をとりにくいという方でも、スムーズに売却まで進められるという負担の少なさが魅力です。\n\n\n\n 売却のスピードが速くスケジュールが組みやすいなど、多くのメリットがあるマンション刈り取りですが、逆に下記のポイントには注意が必要です。\n\n\n\n 不動産会社による買取でマンションを売却する場合、不動産のプロを相手にさまざまな交渉を行うことになります。知識が全くない状態で臨んでしまうと、大きく損をすることにもなりかねないため、正しい知識や取引の全体像を必ず知っておきましょう。\n\n\n\n 不動産会社にマンションを買い取ってもらう一番のデメリットは、買取価格が安くなるという点です。\n\n\n\n 先述の通り、マンションの買取を行っている不動産会社は、買い取ったマンションにリフォームしたりリノベーションしたりして再販することで利益を得ています。そのため下取り価格での買取となり、同じ条件のマンションの市場相場と比較して、8割程度での買取になるケースが多いのです。買取価格にこだわりたい場合や、仲介で売りやすい条件のマンションを所有している場合は、最初から買取は選択しない方が無難です。\n\n\n\n なお、どのような物件が仲介または買取向きかという点に関しては、本記事の後半で詳しく解説します。\n\n\n\n 買取では不動産のプロである不動産会社相手に取引を進める必要があるため、価格交渉が難しいという点も知っておく必要があります。\n\n\n\n 買取を行う不動産会社は、豊富な知識や経験に基づいてマンションを査定し、明確な根拠をもって査定価格を算出します。そのため、不動産に関する知識面ではどうしてもプロと対等に交渉することは難しく、たとえ交渉したとしても、買取価格が変わらないということは大いに考えられるのです。\n\n\n\n しかし、相手がプロだからといって、全く価格交渉ができないというわけでもありません。少しでも高値で売却するコツは、後の章で解説します。\n\n\n\n マンションを買取に出す場合、先に住宅ローン残債を確認しておく必要があります。\n\n\n\n 住宅ローンで借り入れを行ってマンションを購入した場合、マンションには「抵当権」というものが設定されています。これは万が一ローン債務者が返済不能に陥った場合に、金融機関がマンションを競売にかけ、売却金額によってローン残債を回収する権利のことです。\n\n\n\n マンションを売却するためには、住宅ローンを完済したうえで抵当権の抹消登記を行う必要がありますが、マンションの売却金額でローン残債を完済できない場合は、不足分を手持ち資金で補わなくてはなりません。\n\n\n\n ローン残債の金額や売却金額によっては、手持ち資産を大きく減らすことに繋がってしまうため、注意が必要です。\n\n\n\n 不動産会社の直接買い取りを選んだときも、事前に仲介で売却する場合の相場を把握しておくことをおすすめします。\n\n\n\n 上記で解説したように、買取の場合は仲介での相場価格の6~8割で取引されますが、基準となる相場がいくらかを知らなければ、不動産会社から提示された価格が適正価格かどうかを判断できません。\n\n\n\n 最初からマンション買取を行っている不動産会社だけに依頼せず、マンション売買の仲介を行っている不動産会社にも査定依頼をし、売却を検討してるマンションがいくらくらいで取引されているかを確認すると安心です。\n\n\n\n ただし、仲介の場合の査定結果はあくまでも「売却見込み額」であるため、必ずしもその価格で売れるというわけではないこと、仲介手数料が発生することを前提にした査定額と認識しておきましょう。\n\n\n\n なお、マンションを査定に出す際は、「おうちクラベル」をはじめとした「不動産一括査定サイト」を利用すると便利です。マンションについての情報を一度入力するだけで複数の不動産会社に査定依頼を送れるため、買取でのマンション売却を視野に入れている方でも気軽に利用できます。 \n\n\n1-1.買取保証との違い\n\n\n\n
2.マンション買取のメリット\n\n\n
2-1.仲介より早く売れる\n\n\n\n
2-2.売主責任を免責できる\n\n\n\n
2-2-1.契約不適合責任\n\n\n\n
2-2-2.主要設備の補修・修復義務\n\n\n\n
\n \n \n \n \n \n \n \n 2-3.周囲に知られず売却できる\n\n\n\n
2-4.仲介手数料がかからない\n\n\n\n
2-5.スケジュール調整がしやすい\n\n\n\n
2-6.リフォーム・リノベーションなしで売却できる\n\n\n\n
2-7.内覧の手間がかからない\n\n\n\n
3.マンション買取の注意点\n\n\n
\n
3-1.買取価格が安い\n\n\n\n
3-2.価格交渉が難しい\n\n\n\n
3-3.ローン残債の確認が必要\n\n\n\n
3-4.仲介相場を査定で確認\n\n\n\n