{"id":2902,"date":"2024-01-29T20:58:29","date_gmt":"2024-01-29T11:58:29","guid":{"rendered":"http:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/?p=2902"},"modified":"2024-01-29T20:58:30","modified_gmt":"2024-01-29T11:58:30","slug":"%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%b3%e8%bf%94%e6%b8%88%e4%b8%ad%e3%81%ae%e5%ae%b6%e3%82%92%e5%a3%b2%e3%82%8b%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%af%e5%8f%af%e8%83%bd%ef%bc%9f%e5%a3%b2%e5%8d%b4%e6%96%b9%e6%b3%95%e3%81%ae","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/house\/column\/article2902\/","title":{"rendered":"ローン返済中の家を売ることは可能?売却方法の流れと注意点をわかりやすく解説"},"content":{"rendered":"\n
家を買う際は、ローンを組むことが多いでしょう。\n\n\n\n
では、ローン返済中の家を売ることはできるのでしょうか?\n\n\n\n
ローン返済中の家を売る際は、「アンダーローン」であるか「オーバーローン」であるかが大きなカギとなります。\n\n\n\n
今回は、ローン返済中の家を売る方法について詳しく解説します。\n\n\n\n ローン返済中の家を売ることができるかどうかが問題となる理由は、ローンが完済できないと、原則として「抵当権」の抹消ができないためです。\n\n\n\n はじめに、ローンと抵当権の関係について解説します。\n\n\n\n 抵当権とは、ローンの返済が滞った場合に債権者である金融機関がその家を強制的に競売(けいばい)にかけ、その対価からローン残債の返済を受けるための担保のことです。\n\n\n\n 住宅ローンを組む際は、その対象である家や土地に抵当権が付されることが一般的です。\n\n\n\n 抵当権はローンと紐づいており、抵当権を抹消するにはその抵当権の対象であるローンを完済しなければなりません。\n\n\n\n 抵当権が付いたままでは、家や土地を売ることができません。\n\n\n\n 抵当権が付いたままであるということは、売主がローンを滞納したという買主と直接関係のない事情によって、自分が買ったはずの家が突然競売にかけられてしまう可能性があるということです。\n\n\n\n リスクが高すぎるため、このような家を購入する人はいないでしょう。\n\n\n\n そのため、家を売るには遅くとも買主への引き渡し(名義変更)の時点までに抵当権を抹消しなければなりません。\n\n\n\n ローン返済中の家を売ることができるかどうかは、「アンダーローン」であるか「オーバーローン」であるかによって異なります。\n\n\n\n アンダーローンとは、家や土地を売った対価でローン残債が完済できる状態です。\n\n\n\n 一方、オーバーローンとは、家や土地を売った対価をすべて充ててもローン残債が完済できない状態です。\n\n\n\n 売却を検討している家がアンダーローンであるかどうかを知りたい場合は、まず不動産会社へ査定の依頼をするとよいでしょう。\n\n\n\n 査定とは、不動産会社にその家や土地の売却想定額を算定してもらう手続きです。\n\n\n\n 査定額とローン残債を比較することで、アンダーローンとなりそうかオーバーローンとなりそうか想定することが可能となります。\n\n\n\n 査定の依頼は、東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営する「おうちクラベル」をご利用ください。\n\n\n\n おうちクラベルは、1度の入力で複数の不動産会社に査定の依頼ができる不動産一括査定です。\n\n\n\n 複数社による査定額を比較することで、その家や土地の売価相場をより正確に把握しやすくなります。\n\n\n\n 査定額とローン残債を比較することで、アンダーローンとなるかオーバーローンとなるかの想定ができるでしょう。\n\n\n\n おうちクラベルの不動産一括査定を試してみる\n\n\n\n アンダーローンとなる場合は、家や土地を売ることに特に支障はありません。\n\n\n\n ただし、売却する予定であることはあらかじめ金融機関に伝えておいた方がよいでしょう。\n\n\n\n オーバーローンとなる場合は、家や土地を売る方法を慎重に検討しなければなりません。\n\n\n\n そのままでは抵当権を外すことができず、家や土地を売ることが難しいためです。\n\n\n\n オーバーローンの家を売る方法は、後ほど解説します。\n\n\n\n アンダーローンの場合は、売却対価でローン残債を返済することで抵当権を抹消することが可能です。\n\n\n\n そのため、売却に特に支障はありません。\n\n\n\n 買主から売却代金を受け取る「決済」の場において、そのままローン残債を完済することが多いでしょう。\n\n\n\n 完済と引き換えに、金融機関から抵当権抹消に必要な書類の交付を受けることができます。\n\n\n\n つまり、次のことをすべて同日に行うこととなります。\n\n\n\n その後、立ち会った司法書士が抵当権の抹消登記と名義変更の登記を申請することで、家や土地の売却が完了します。\n\n\n\n アンダーローンの場合とは異なり、オーバーローンとなる場合は家を売るために対策を講じなければなりません。\n\n\n\n オーバーローンである家を売る主な方法は次のとおりです。\n\n\n\n 1つ目は、自己資金や親族などの借り入れによってローンを完済する方法です。\n\n\n\n たとえ売却対価でローン残債の完済ができない場合でも、自己資金などで完済が可能な場合は家を売ることに問題はありません。\n\n\n\n 自己資金などによって完済できるかどうかを確認するには、不動産会社に査定の依頼をして、家や土地の売却想定額を把握しておくことが必要です。\n\n\n\n 査定の依頼は、ぜひ「おうちクラベル」をご利用ください。\n\n\n\n おうちクラベルの不動産一括査定を試してみる\n\n\n\n 2つ目は、住み替えローンを利用する方法です。\n\n\n\n 住み替えローンとは、次の2つの借入金を1本にまとめたローンを指します。\n\n\n\n 住み替えローンは、住み替え先となる家や土地に、これらをまとめたローンの抵当権を付けることが一般的です。\n\n\n\n ただし、住み替えローンは住宅ローンよりも金利が高く、審査が厳しい傾向にあります。\n\n\n\n そのため、売主が希望したからといって必ずしも利用できるとは限りません。\n\n\n\n 住み替えローンの利用を希望する場合は、あらかじめ金融機関に相談してください。\n\n\n\n 3つ目は、任意売却です。\n\n\n\n 任意売却とは、債権者である金融機関と協議して債務整理を図る、私的整理の一種です。\n\n\n\n 何らかの事情で住宅ローンが支払えなくなったことで家を手放さざるを得なくなった場合、任意売却が1つの選択肢となります。\n\n\n\n 任意売却を進めるには、ローン全額の弁済が任意売却で得た対価でできなくても、抵当権を外してもらうことについて金融機関の承諾を得なければなりません。\n\n\n\n 任意売却では、家を差し押さえて強制的に売却する「競売(けいばい)」よりも家が高く売れる傾向にあります。\n\n\n\n 競売になるよりも回収額が多くなる可能性が高いため、たとえローンの全額は回収することができなくても、金融機関は任意売却に応じる可能性があるでしょう。\n\n\n\n なお、「任意売却をすると金融のブラックリストに載る」といわれることがあるものの、これは正確ではありません。\n\n\n\n ブラックリストに載る(信用情報機関に「事故情報」として登録されること)のは、任意売却をしたことが理由ではなく、住宅ローンを滞納したことが理由です。\n\n\n\n 実際は、任意売却をせざるを得ない時点で住宅ローンを滞納していることが多く、これが理由でブラックリストに掲載されます。\n\n\n\n ローン返済中の家を売る際の一般的な流れは次のとおりです。\n\n\n\n はじめに、返済中のローン残債を確認します。\n\n\n\n ローン残債は、金融機関が発行するローン返済予定表やローン残高証明書などで確認することができます。\n\n\n\n ローン残債がわからない場合は、借入先の金融機関に確認するとよいでしょう。\n\n\n\n 次に、複数の不動産会社に、売ることを予定している家や土地の査定の依頼をします。\n\n\n\n 査定の依頼は、ぜひ「おうちクラベル」をご利用ください。\n\n\n\n おうちクラベルの不動産一括査定を試してみる\n\n\n\n 査定の結果が出たら、これをもとに金融機関に家の売却について相談します。\n\n\n\n 特にオーバーローンとなる場合は、より綿密な打ち合わせが必要となります。\n\n\n\n アンダーローンであるなどローン返済中の家を売ることに支障がないことがわかったら、売却を依頼する不動産会社を選定します。\n\n\n\n 不動産会社は査定額の高さのみで選ぶのではなく、査定額への説明やアドバイスの的確さなどを総合的に踏まえて選ぶことをおすすめします。\n\n\n\n 不動産会社を選定したら、その不動産会社と媒介契約を締結します。\n\n\n\n 媒介契約とは、家や土地の販売活動や買主との交渉を不動産会社に依頼する契約です。\n\n\n\n 媒介契約には次の3種類があります。\n\n\n\n 希望や状況に合った媒介契約を選択するようにしてください。\n\n\n\nローンと抵当権の関係\n\n\n\n
ローン返済中の家は抵当権が付いていることが一般的\n\n\n\n
抵当権が付いたままの家は売ることができない\n\n\n\n
ローン返済中の家を売ることは可能?\n\n\n\n
アンダーローンの場合\n\n\n\n
オーバーローンの場合\n\n\n\n
ローン返済中の家を売る方法:アンダーローンの場合\n\n\n\n
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ローン返済中の家を売る方法:オーバーローンの場合\n\n\n\n
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自己資金などでローンを完済する\n\n\n\n
住み替えローンを利用する\n\n\n\n
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任意売却をする\n\n\n\n
ローン返済中の家を売る際の流れ\n\n\n\n
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ローン残債を確認する\n\n\n\n
不動産会社に査定を依頼する\n\n\n\n
金融機関に相談する\n\n\n\n
不動産会社を選定する\n\n\n\n
不動産会社と媒介契約を締結する\n\n\n\n