{"id":3307,"date":"2024-01-29T21:08:40","date_gmt":"2024-01-29T12:08:40","guid":{"rendered":"http:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/?p=3307"},"modified":"2024-01-29T21:08:41","modified_gmt":"2024-01-29T12:08:41","slug":"%e5%85%b1%e6%9c%89%e5%90%8d%e7%be%a9%e3%81%ae%e4%b8%8d%e5%8b%95%e7%94%a3%e3%81%af%e5%a3%b2%e5%8d%b4%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%82%8b%ef%bc%9f%e5%a3%b2%e5%8d%b4%e6%96%b9%e6%b3%95%e3%83%bb%e6%b5%81%e3%82%8c","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/realestate\/column\/article3307\/","title":{"rendered":"共有名義の不動産は売却できる?売却方法・流れとトラブルを防ぐポイント"},"content":{"rendered":"\n
不動産は、単独ではなく複数人での共有名義となっていることがあります。\n\n\n\n
では、共有名義となっている不動産を売却することはできるでしょうか?\n\n\n\n
また、共有名義の不動産を売却するにはどのような方法があるでしょうか?\n\n\n\n
今回は、共有名義の不動産を売却する方法や流れなどについて詳しく解説します。\n\n\n\n 共有名義の不動産とは、1人が単独で所有しているのではなく、複数人で共有している不動産のことです。\n\n\n\n 共有名義の不動産が生まれる原因はさまざまですが、たとえば複数人でお金を出し合って不動産を購入することや、相続などが原因となることが多いといえます。\n\n\n\n 勘違いをしている人も少なくありませんが、共有名義の不動産はそれぞれが一定面積分の権利を持っているわけではありません。\n\n\n\n たとえば、200㎡の土地をA氏とB氏が1\/2ずつの割合で共有している場合、A氏とB氏がそれぞれ100㎡分の権利を持っているわけではないということです。\n\n\n\n この場合、A氏とB氏はそれぞれこの土地の全体である200㎡を使うことができます。\n\n\n\n ただし、使用できる割合は持分に応じることとなるため、たとえば1年のうち半年ずつ使用することとしたり、一方がずっと土地を使用する代わりにもう一方の共有者に対価を支払ったりするなどの対応を検討することとなります。\n\n\n\n 共有名義の不動産の共有者は、それぞれ次のことをすることができます。\n\n\n\n 不動産の「保存行為」は、各共有者が単独で行うことが可能です。\n\n\n\n 保存行為には、たとえば不動産の状態を維持するための修繕や、不法占拠者を追い出す行為などが該当します。\n\n\n\n 不動産の「管理行為」は、共有持分の過半数で行います。\n\n\n\n 管理行為には、たとえば短期(土地:5年以下、建物:3年以下)の賃貸借の設定や、形状や効用の著しい変更を伴わないリフォームなどが該当します。\n\n\n\n 不動産の「変更行為」には、共有者全員の同意が必要です。\n\n\n\n 管理行為に該当しない賃貸借の設定や、形状や効用の著しい変更を伴うリフォームなどが該当します。\n\n\n\n また、共有となっている不動産の全体を売却する際にも共有者全員の協力が必要です。\n\n\n\n 共有名義となっている不動産を売却する際は、ぜひ「おうちクラベル」をご利用ください。\n\n\n\n おうちクラベルとは、東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営する不動産一括査定です。\n\n\n\n 査定依頼フォームへ1度入力するだけで複数の不動産会社へ査定の依頼ができるため、その不動産の売却適正額が把握しやすくなります。\n\n\n\n おうちクラベルの不動産一括査定を試してみる\n\n\n\n 共有名義となっている不動産の売却は、次の方法で行うことができます。\n\n\n\n ここでは、A氏、B氏、C氏が1\/3ずつの割合で不動産を共有していることを前提に解説します。\n\n\n\n 1つ目は、自分の共有持分だけを売却する方法です。\n\n\n\n 不動産は、自分の共有持分だけを売却することが可能です。\n\n\n\n たとえば、A氏が自分の有する1\/3の持分だけを売却できるということです。\n\n\n\n また、この場合はB氏やC氏の同意を得る必要はありません。\n\n\n\n ただし、この場合は売却価格が非常に低くなる傾向にあります。\n\n\n\n なぜなら、A氏の共有持分のみを買った人はその後B氏やC氏とこの不動産を共有することになり、自由な活用が制限されるためです。\n\n\n\n このような不動産を積極的に買う人はほとんどおらず、購入者は共有不動産を専門的に取り扱う不動産会社となることが多いといえます。\n\n\n\n 2つ目は、共有者全員で協力して不動産全体を売却する方法です。\n\n\n\n 共有者全員で協力できると不動産の全体を売ることができるため、よりよい条件で不動産を売れる可能性が高くなります。\n\n\n\n とはいえ、不動産がいくらで売れるのかがわからないと共有者も賛同するかどうかを決めることが困難です。\n\n\n\n そのような際は、ぜひ不動産一括査定である「おうちクラベル」をご活用ください。\n\n\n\n おうちクラベルを活用して不動産の売却適正額を把握することで、各共有者が売却に賛同するかどうかを判断しやすくなります。\n\n\n\n おうちクラベルの不動産一括査定を試してみる\n\n\n\n 3つ目は、一部の共有者が他の共有者の持分を買い取って不動産全体を売却する方法です。\n\n\n\n たとえば、A氏があらかじめB氏とC氏の共有持分を買い取り不動産をAの単独所有にしたうえで不動産を売り出す場合などが挙げられます。\n\n\n\n この場合、A氏が不動産を買い取った後は不動産がA氏の単独所有になるため、その後はA氏の好きなタイミングで不動産を売却することが可能です。\n\n\n\n 4つ目は、自分の共有持分を他の共有者に売却する方法です。\n\n\n\n たとえば、A氏が自身の共有持分をB氏やC氏に売却する場合などがこれに該当します。\n\n\n\n 5つ目は、共有となっている土地を分筆して売却する方法です。\n\n\n\n 分筆とは、1筆の土地を複数の土地に分けることを指します。\n\n\n\n 共有となっている不動産が比較的広い土地であり、分筆しても各土地の効率的な利用が妨げられない場合は、これが選択肢の1つとなります。\n\n\n\n たとえば、共有している土地が600㎡の更地である場合、200㎡ずつの3筆に分けてこれをA氏、B氏、C氏が単独所有することなどが該当します。\n\n\n\n 単独所有となった後は、これをそのまま所有するか売却するかについて各自が自由に決めることが可能です。\n\n\n\n 共有名義の不動産を共有者全員の協力で売却する場合、どのような流れとなるでしょうか?\n\n\n\n 一般的な流れは次のとおりです。\n\n\n\n 共有名義の不動産を売却する際は、はじめに不動産の共有者を確認します。\n\n\n\n 不動産の共有者は、原則として法務局から全部事項証明書(登記簿謄本)を取り寄せることで確認できます。\n\n\n\n ただし、中には住所が変わっても登記を変更していないケースや相続が起きても故人名義のままとしているケースも散見されます。\n\n\n\n そのため、登記上の共有者全員と連絡がとれることを確認する必要があります。\n\n\n\n 共有者がわかったら、共有者全員で売却に向けて相談します。\n\n\n\n 協議がまとまらない場合や、共有者の中に連絡が取れない人がいる場合は、弁護士などの専門家へ相談するようにしてください。\n\n\n\n なお、売却想定額がわからないと売却するかどうかの決断をすることが難しいと主張する共有者がいる場合は、この段階で先に査定の依頼をすることも1つの手です。\n\n\n\n 査定にはぜひ、「おうちクラベル」をご活用ください。\n\n\n\n おうちクラベルの不動産一括査定を試してみる\n\n\n\n 共有名義となっている不動産を売却する方向に決まったら、売却の手続きを代表して行う者を決めます。\n\n\n\n 共有者が2人など少数である場合は、常に一緒に手続きを進めることも1つの方法であるものの、共有者が多い場合はその都度全員で手続きをしていては非常に煩雑です。\n\n\n\n そのため、代表者を1人定め、その者が代表して売却手続きを進めることがよく行われています。\n\n\n\n 売却手続きを代表する者が決まったら、その者から不動産会社へ査定の依頼をします。\n\n\n\n 査定とは、不動産会社にその不動産の売却適正額を算定してもらう手続きです。\n\n\n\n 査定は1社だけではなく、複数の不動産会社へ依頼することをおすすめします。\n\n\n\n なぜなら、不動産会社によって査定額が異なることは珍しくなく、複数社へ依頼することで売却適正額が把握しやすくなるためです。\n\n\n\n また、査定額や不動産会社の対応などを比較することで、その不動産の売却に強い不動産会社を見つけやすくなる効果も期待できます。\n\n\n\n 査定にはぜひ、「おうちクラベル」をご活用ください。\n\n\n\n おうちクラベルでは、査定依頼フォームへ1度入力するだけで複数の不動産会社に査定の依頼ができるため、自分で1社1社不動産会社を回る必要はありません。\n\n\n\n おうちクラベルの不動産一括査定を試してみる\n\n\n\n 査定額が出揃ったら、不動産の売却を依頼する不動産会社を決めます。\n\n\n\n 不動産会社は査定額の高さのみで決めるのではなく、査定額への説明の明確さや担当者の誠実さなどを総合的に踏まえて決めることをおすすめします。\n\n\n\n なぜなら、査定額はあくまでもその不動産会社が考える売却予想額でしかなく、必ずしもその価格で不動産を売却する保証ではないためです。\n\n\n\n 不動産を売却する不動産会社が決まったら、不動産会社と媒介契約を締結します。\n\n\n\n 媒介契約とは、不動産会社に買主を探してもらったり、買主との売買契約を仲介してもらったりするために締結する契約です。\n\n\n\n 媒介契約には次の3種類があります。\n\n\n\n 状況や希望に合った契約を選択してください。\n\n\n\n共有名義の不動産とは\n\n\n\n
共有名義の不動産の共有者ができること\n\n\n\n
各共有者が単独でできること\n\n\n\n
共有持分の過半数でできること\n\n\n\n
共有者全員の同意が必要となること\n\n\n\n
共有名義の不動産を売却する5つの方法\n\n\n\n
\n
自分の共有持分だけを売却する\n\n\n\n
共有者全員で協力して不動産全体を売却する\n\n\n\n
他の共有者の持分を買い取って不動産全体を売却する\n\n\n\n
自分の共有持分を他の共有者に売却する\n\n\n\n
土地を分筆して売却する\n\n\n\n
共有名義の不動産を共有者全員で売却する流れ\n\n\n\n
\n
不動産の共有者を確認する\n\n\n\n
共有者全員で売却へ向けて相談する\n\n\n\n
売却手続きを代表して進める者を決める\n\n\n\n
不動産会社に査定の依頼をする\n\n\n\n
売却を依頼する不動産会社を決める\n\n\n\n
不動産会社と媒介契約を締結する\n\n\n\n