{"id":348,"date":"2023-02-28T14:11:04","date_gmt":"2023-02-28T05:11:04","guid":{"rendered":"http:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/article231\/"},"modified":"2023-11-08T17:59:47","modified_gmt":"2023-11-08T08:59:47","slug":"20232022","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/realestate\/column\/article348\/","title":{"rendered":"2023年の不動産市場の見通しは?2022年の動向や価格推移も解説"},"content":{"rendered":"\n
世界的なインフレ傾向や長期にわたる国内経済の低迷、さらにはコロナ禍による影響などもあり、不動産市場の見通しは例年にも増して不透明なものとなっています。2023年についていえば、オフィスの空室率拡大化や少子化による世帯数の減少、金融緩和縮小の影響などが大きな懸念材料です。\n\n\n\n
そこでこの記事では2023年以降の不動産市場の動向について、2022年までの状況を振り返りながら、大まかな見通しについて解説します。\n\n\n\n コロナ禍に加え、ウクライナ戦争による影響、そして世界的なインフレ傾向など、2023年の世界経済はさらに難しい局面を迎えそうです。日本の不動産市場にとっては「オフィス空室率の増加」や「世帯数の減少」、そして政策転換を迎えた「住宅ローン金利の上昇」の3つのトピックが、市場を左右する大きなカギとなるでしょう。\n\n\n\n 2023年は東京のオフィスの空室率の拡大が予想されています。その1つの要因と考えられるのが、オフィスビルの需給バランスの崩壊です。数々の再開発プロジェクトが2023年に軒並み竣工時期を迎える影響で、大量のオフィスが供給されることが見込まれています。その供給量は「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」や「東京三田再開発プロジェクト・オフィスタワー」、「渋谷駅桜丘口地区の市街地再開発事業」を中心に、推定で約128万平方メートルとのこと。2022年度のオフィス供給量は約48万平方メートルだったのと比べると、なんと約2.7倍の供給量となります。\n\n\n\n 一方、オフィスビルの需要そのものは低下しているのが現状です。三幸エステート株式会社の「2022年8月オフィスマーケット調査月報 東京23区」によると、都内主要5区のオフィスの空室率は、2020年1月の1.13%から2022年8月で5.04%にまで上昇しています。コロナ禍で広まった「テレワーク」を継続する企業の数が増えている影響もあり、2023年は需要と供給のミスマッチがさらに拡大しそうです。\n\n\n\n 2023年には「世帯数の減少」が深刻な局面を迎えます。国立社会保障・人口問題研究所の予測データによると、世帯総数は2023年をピークに減少し始めるとのことです。推計では2023年時点の世帯総数5,413万世帯から、17年後の2040年時点で5,076万世帯にまで減少すると予測されています。\n\n\n\n さらに世帯数だけでなく、「世帯人員数」と「世帯構成」も変化していく点も大きな課題です。各世帯の平均世帯人員数に着目すると、2015年時点で2.33人だった世帯人員数は2040年には2.08人にまで減少し、世帯構成は「単独世帯」「夫婦のみの世帯」「一人親と子」などの2人以下の世帯が中心となります。同時に各世帯の高齢化も進むため、不動産の売却や移転などが今後増加しそうです。\n\n\n\n 2022年末最大の経済トピックとなったのが、日銀の金融緩和政策の縮小です。日銀は2022年12月20日に開かれた金融政策決定会合で、これまで「0.25%程度」に制限していた長期金利の上限を「0.5%程度」にまで引き上げる決定をしました。これは「事実上の利上げ」との声もあり、住宅ローンをめぐる環境が大きく変わる可能性が高まっています。\n\n\n\n 今回の決定では小幅な金利の引き上げにとどまるため、不動産市況に大きな影響はないとみられますが、今後は採算割れレベルでの低金利を維持してきた金融機関のマインドが変わるかもしれません。今のところ「変動金利」については変化はないものの、10年国債の利回りが上昇したことにより、すでに「固定金利」は影響を受け始めています。今後の金利上昇のリスクについては注視しておく必要があるでしょう。\n\n\n\n 不動産市場にとって厳しい状況も予測される2023年。不動産を購入や売却を予定されている方は、どのような点に注意したらいいのでしょうか。2023年の全体的な市場傾向からみた注意点をみていきましょう。\n\n\n\n 近い将来に不動産の購入を予定している場合は、なるべく早めに行動することをおすすめします。ここ数年は世界的なインフレ傾向やウッドショックなどの影響もあり、建築材料の価格が高騰中です。今後も世界的な木材の供給不足などは続くとみられ、今後も新築住宅を中心に、価格の上昇傾向が続くと予測されます。さらに金利の上昇リスクもあるため、住宅ローン金利の負担が大きくなる可能性も否定できません。\n\n\n\n 一方で、今すぐ購入の予定がないという方にとっては、しばらく様子見する戦略もアリです。長い目で見ると住宅需要の低下、金利上昇による不動産購買意欲の低下などの影響が出始めるため、不動産価格が下落に転じる時期を待ってみるのも1つの選択となるでしょう。\n\n\n\n 売却を検討する場合は、今後の不動産需要の変化を見ながら慎重に予定を立てたいところです。不動産価格はそのときの経済状況に少し遅れて連動する傾向があるので、日本経済の低迷が長引くようだと、徐々に不動産価格も下がり始める可能性があります。特に住宅ローン金利の動向には注目しましょう。住宅ローン金利が上昇し始めると住宅の購入意欲が下がり、買い手の母数そのものが減少します。売り手には不利、買い手には有利、といった状況に変化するかもしれません。\n\n\n\n 2022年12月の日銀の緩和縮小決定により、すでに一部の大手銀行では固定金利を上げる動きが見られます。まだ不動産市場への影響は限定的ですが、今後は金利上昇のリスクも考えて不動産の売却を検討することが重要です。\n\n\n\n 不動産は立地、間取り、築年数などによっても価格評価がかなり違ってきます。そのため、売却を検討する場合は、売却予定の不動産の相場価格を正確に把握することが大切です。あまりに相場とかけ離れた価格設定だと、売却までに予想以上の時間がかかるリスクがあります。\n\n\n\n 不動産価格を知る方法としては、不動産一括査定サイトの利用がおすすめ。信頼できる不動産一括査定サイトであれば、業界トップクラスの不動産会社からの複数の見積もりを比較できるので、相場価格を把握しやすいです。\n\n\n\n\n\n\n\n
1.2023年の日本の不動産市場の動向のカギ3選\n\n\n\n
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1-1.オフィスの大量供給による空室率の拡大\n\n\n\n
1-2.2023年をピークに世帯数の減少の予測\n\n\n\n
1-3.金融緩和縮小による住宅ローン金利上昇の可能性(2022年12月20日発表)\n\n\n\n
2.2023年の不動産市場の今後の見通しは?購入や売却はすべき?\n\n\n\n
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2-1.購入は物件価格や金利の上昇を視野に\n\n\n\n
2-2.売却は不動産価格の動向の見極めが重要\n\n\n\n
2-2-1.売却を検討している人は不動産一括査定サイトで市場価格を知っておこう\n\n\n\n