{"id":373,"date":"2023-03-07T17:48:02","date_gmt":"2023-03-07T08:48:02","guid":{"rendered":"http:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/article255\/"},"modified":"2023-11-08T15:29:45","modified_gmt":"2023-11-08T06:29:45","slug":"post_184","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/realestate\/column\/article373\/","title":{"rendered":"不動産鑑定の費用相場|費用形態や安く抑える方法など"},"content":{"rendered":"\n

親族間での土地売買、相続や離婚による財産分与の必要性が生じた場合などに、ベースとなる不動産評価額を専門家に依頼して算出してもらうのが「不動産鑑定」です。\n\n\n\n

実際には人生でそれほど依頼する機会があるものではなく、実生活では馴染みがない人も多いため、不動産鑑定がどのようなものかイメージがつかないという人も多いのではないでしょうか。\n\n\n\n

この記事では、さまざまな理由で今後不動産鑑定を検討している人に向けて、不動産鑑定の費用相場や費用形態、不動産鑑定費用を安く抑えるための3つの方法などを解説していきます。\n\n\n\n

1.不動産鑑定の費用相場は約20万円から\n\n\n\n

不動産鑑定は、高度な専門性と知識を有する国家資格である不動産鑑定士によって行われます。不動産鑑定士は、国が定める「不動産鑑定評価基準」をベースに依頼された不動産の詳細な調査・分析を行い、「不動産鑑定評価書」を作成します。\n\n\n\n

この不動産鑑定評価書は、税務署や裁判所といった公的機関でも正式な書類として取り扱われ、不動産評価書の中で唯一法的効力を持つものです。\n\n\n\n

こうしたことから、不動産鑑定を依頼する場合には約20〜30万円の費用がかかります。鑑定を依頼する物件種別ごとの費用相場は次のとおりです。\n\n\n\n

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戸建ての費用相場\n

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20万円〜\n

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マンションの費用相場\n

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30万円〜\n

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建物のみの費用相場\n

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20万円〜\n

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土地と建物の費用相場\n

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25万円〜\n\n\n\n\n

2.不動産鑑定の3つの費用形態\n\n\n
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国家資格である不動産鑑定士に依頼して行う不動産鑑定には、大きく「積み上げ型」「報酬基準型」「定額型」という3つの費用形態が存在します。\n\n\n\n

このうち、多くの不動産鑑定会社で取り入れられているのが「報酬基準型」であり、逆に「定額型」はあまり採用されていません。そもそも不動産鑑定の報酬には規定などがなく、原則不動産鑑定事務所ごとで自由に決定できます。\n\n\n\n

以下では3つの費用形態について、それぞれの特徴を見ていきましょう。\n\n\n\n

2-1.①積み上げ型\n\n\n\n

不動産鑑定における費用形態の1つ目は「積み上げ型」です。積み上げ型はその名のとおり、不動産鑑定士の作業量に応じて費用が積み上げられていきます。この後紹介する報酬基準型と異なり、費用の基準額は設けられていません。\n\n\n\n

主に、大規模な土地や、複雑な作業が必要となる不動産をメインに取り扱う不動産鑑定会社で採用されている形態で、採用数はそれほど多くありません。\n\n\n\n

2-2.②報酬基準型\n\n\n\n

不動産鑑定における3つの費用形態のうち、最も多くの不動産鑑定会社で採用されているのが「報酬基準型」です。\n\n\n\n

報酬基準型は、不動産鑑定会社が鑑定対象不動産の種別ごとに設定した基準額をベースとして、鑑定費用を算定します。不動産鑑定会社が基準額を決めるにあたっては、国が公共事業に係る土地買収などで用いる「基本鑑定報酬額表」を参考にするのが一般的です。\n\n\n\n

報酬基準型では基準額が設けられており、事前に費用を明示してもらえることから、依頼する人にとってわかりやすい費用形態と言えます。基準額はあるものの、最終的な費用は土地の権利関係や調査・分析に要する時間・手間などによって変動します。\n\n\n\n

2-3.③定額型\n\n\n\n

最後の「定額型」は、鑑定対象となる物件の種別や鑑定に係る作業量などに関わらず、一定の費用で鑑定を行う費用形態です。\n\n\n\n

どんな鑑定内容であっても定額になるので、依頼する側からすれば安心でわかりやすい費用形態であるものの、実際に採用している不動産鑑定会社はあまりありません。なぜなら、鑑定対象の不動産によって業務量が大きく異なるためです。\n\n\n\n

裏を返せば、定額型を採用する事務所は仕事を受ける物件の面積や種別などを絞っているか、もしくは作業の過程で手抜きをしている可能性もあるため、設定を十分に確認しておく必要があります。\n\n\n\n

3.無料査定と有料鑑定の違い\n\n\n
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不動産鑑定と似た言葉で、「無料査定」あるいは「不動産査定」といった言葉を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。この2つの違いを簡単にまとめると次のとおりです。\n\n\n\n