{"id":3862,"date":"2024-01-29T21:17:07","date_gmt":"2024-01-29T12:17:07","guid":{"rendered":"http:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/?p=3862"},"modified":"2024-01-29T21:17:07","modified_gmt":"2024-01-29T12:17:07","slug":"100%e4%b8%87%e5%86%86%e3%81%a7%e5%9c%9f%e5%9c%b0%e3%82%92%e5%a3%b2%e5%8d%b4%e3%81%99%e3%82%8b%e9%9a%9b%e3%81%ae%e7%a8%8e%e9%87%91%e3%81%af%ef%bc%9f%e3%81%8b%e3%81%8b%e3%82%8b%e7%a8%8e%e9%87%91","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/land\/column\/article3862\/","title":{"rendered":"100万円で土地を売却する際の税金は?かかる税金と費用を解説"},"content":{"rendered":"\n

土地を売却すると、さまざまな税金がかかります。\n\n\n\n

土地を100万円で売却する場合、どのような税金がどの程度かかるでしょうか?\n\n\n\n

また、税金を安くする特例にはどのようなものがあるでしょうか?\n\n\n\n

今回は、100万円で土地を売却する場合の税金の概要や、特に金額が大きくなる可能性のある譲渡所得税の計算方法、譲渡所得税が安くなる特例などについて詳しく解説します。\n\n\n\n

100万円で土地を売却する場合にかかる税金の総額\n\n\n\n

100万円で土地を売却する際にかかる主な税金と税額は、次のとおりです。\n\n\n\n

税金の種類概要税額
印紙税契約書にかかる税金1通あたり500円
登録免許税(抵当権抹消)抵当権抹消登記にかかる税金1筆あたり1,000円
譲渡所得税と住民税土地の売却益にかかる税金0円~約37万6,000円
(所有期間の長短や取得費の額、特例適用の可否などによって変動)\n\n\n\n

これらを合計すると、100万円で土地を売る場合の税金は、1,500円から38万円程度となります。\n\n\n\n

税額の幅が非常に大きいのは、譲渡所得税と住民税が原因です。\n\n\n\n

100万円で土地を売る際は、譲渡所得税と住民税について試算をしておくとよいでしょう。\n\n\n\n

100万円で土地を売却する場合にかかる税金の概要\n\n\n\n
\"100万円で土地を売却する場合にかかる税金の概要\"\n\n\n\n

100万円で土地を売却する場合にかかる税金は、どのように計算するのでしょうか?\n\n\n\n

ここでは、先ほど概要のみを紹介した100万円で土地を売る場合にかかる税金について、もう少し詳しく解説します。\n\n\n\n

印紙税\n\n\n\n

印紙税とは、契約書や領収書などの文書に対して課される税金です。\n\n\n\n

土地の売買契約書も印紙税の課税対象であり、契約書には税額分の収入印紙を貼付して消印しなければなりません。\n\n\n\n

収入印紙を貼付しなかったからといって契約が無効となるわけではないものの、本来貼付すべきであった額の印紙税とその2倍の過怠税が課される可能性があります。\n\n\n\n

収入印紙は政府が発行する切手程度のサイズの証紙であり、市区町村役場や法務局、郵便局などで購入できます。\n\n\n\n

コンビニエンスストアでも収入印紙の取り扱いがあることもあるものの、領収書への貼付でよく使用される200円の印紙しか取り扱いがないことが少なくありません。\n\n\n\n

土地の売買契約書にかかる印紙税は、契約書に記載の契約金額に応じてそれぞれ次のとおりです。\n\n\n\n

2024年3月31日までに作成する土地の売買契約書には軽減税率が適用されます。\n\n\n\n

契約金額印紙税額
(2024年年3月31日までの軽減税率)
50万円以下200円
100万円以下500円
500万円以下1,000円
1,000万円以下5,000円
5,000万円以下10,000円
1億円以下30,000円
5億円以下60,000円
10億円以下160,000円
50円以下320,000円
50億円超480,000円\n\n\n\n

この表から確認できるように、100万円で土地を売る場合の売買契約書に貼付すべき印紙税は、軽減税率の適用後で「500円」です。\n\n\n\n

なお、印紙税は契約単位ではなく契約書の原本1通ごとに課されるものであり、土地の売買契約書を2通作成する場合は2通分の印紙税が必要です。\n\n\n\n

土地の売買契約書は売主と買主がそれぞれ1通保管することが多く、印紙税もそれぞれが保管する分の契約書に貼付すべき分を負担することが一般的です。\n\n\n\n

最近では電子署名を付して契約を締結する「電子契約」も増えていますが、土地の売買契約を電子契約で締結する場合には印紙税はかかりません。\n\n\n\n

登録免許税(名義変更)\n\n\n\n

登録免許税とは、不動産の登記などに対してかかる税金です。\n\n\n\n

土地を売却すると土地の名義を買主から売主に変える登記を申請することになりますが、この名義変更登記にかかる登録免許税額は次のとおりです。\n\n\n\n