{"id":430,"date":"2023-03-27T18:25:31","date_gmt":"2023-03-27T09:25:31","guid":{"rendered":"http:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/article304\/"},"modified":"2023-11-18T11:07:24","modified_gmt":"2023-11-18T02:07:24","slug":"post_228","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/mansion\/column\/article430\/","title":{"rendered":"中古マンションは建て替え前に売却すべき?売却にかかる費用と流れを解説"},"content":{"rendered":"\n
老朽化したマンションの建て替えは自分だけで決められるものではなく、区分所有者の決議で決まります。そのため、自分は建て替えの必要性を感じていなかったとしても、他の区分所有者の大半が賛成することで建て替えが決まってしまう場合もあるでしょう。\n\n\n\n
では、建て替えの可能性が生じた場合、建て替え前にマンションを売却すべきなのでしょうか?この記事では、建て替えの可能性が生じたマンションの建て替えや売却について詳しく解説します。\n\n\n\n マンションが老朽化した場合、それぞれの所有者(「区分所有者」といいます)が自由に建て替えを決められるわけではありません。1つの専有部分のみを建て替えることは技術的に不可能であり、建て替える場合はマンション1棟をすべて建て替える必要があるからです。この点で一戸建て住宅とは大きく異なります。\n\n\n\n しかしすべての区分所有者が建て替えに賛同するケースはほとんどないでしょう。なぜなら建て替えには費用がかかるなど負担も少なくないためです。\n\n\n\n 将来子どもにそのマンションを継がせたい人は、費用をかけてでもより長期的に資産価値を維持できる「建て替え」に賛同するかもしれません。一方でマンションを継がせる予定もなく、すでに高齢であるなどの場合にはあえて費用をかけてまで建て替えるメリットが感じにくいことでしょう。\n\n\n\n そのため建て替えが良いか売却が良いかは、その区分所有者の考え方や状況などによって異なります。建て替えとそれぞれの概要は次のとおりです。\n\n\n\n マンションの建て替えとは、マンションの1棟(または複数棟)をまるごと建て替えることをいいます。\n\n\n\n マンションの建て替えの要件は、これまで非常に高く設定されていました。しかし今後老朽化して周辺に危害が及んだり、管理組合の担い手不足が顕著となったりする高経年マンションが急増することが懸念されています。\n\n\n\n これを受け令和2年(2020年)に「マンションの管理の適正化の推進に関する法律(マンション管理適正化法)」と「マンションの建替え等の円滑化に関する法律の一部を改正する法律(マンション建替円滑化法)が改正され、マンションの建て替えのハードルがやや下がりました。\n\n\n\n それでもマンションの建て替えはさほど容易なわけではありません。マンションを建て替えるには、区分所有者の5分の4以上と議決権の5分の4以上の賛成が必要です。この「議決権」とは、規約で特段の定めがない限り専有部分の床面積の割合によるものとされています。\n\n\n\n 平たくいえば広い部屋を持っている人の方がより影響力があるということです。一見不公平なようですが、広い部屋を持っている人はそのマンションの取得や維持のためにより多くの費用を負担しているため当然ともいえるでしょう。\n\n\n\n そのうえで建て替えが決議された場合においては、組合が建て替え決議に賛同しなかった区分所有者に対してそのマンション1室の所有権を時価で売り渡すよう請求できることができることとされています。\n\n\n\n マンションの建て替えに賛同しない場合には、建て替えの前にマンションを売却することが選択肢の1つとなります。ただし建て替えを控えたマンションの場合、老朽化が相当程度進んでいる可能性が高いうえ、建て替え費用の負担が生じる可能性も低くありません。\n\n\n\n そのためこのような事情を踏まえて査定を行い、買い手を見つけてくれる不動産会社に売却を依頼することがカギとなるでしょう。しかし自分で1社ずつ回ってそのような不動産会社を探すことは容易ではありません。\n\n\n\n そこでおすすめなのが「おうちクラベル」の不動産一括査定のご利用です。おうちクラベルでは一度の入力で複数の不動産会社へ査定を依頼することができます。\n\n\n\n 複数社の査定額やその説明などを比較することでそのエリアや建て替えを控えたマンションの売却に強い不動産会社を見つけやすくなるでしょう。\n\n\n\n おうちクラベルの不動産一括査定はこちら\n\n\n\n そもそもマンションが建て替えになるのはどのようなケースなのでしょうか?主なケースは次のとおりです。\n\n\n\n 先ほども触れたように、このような条件に当てはまったからといって即座に建て替えが確定するわけではありません。ここで挙げる事情などを踏まえ、区分所有者間での決議がなされることでマンションの建て替えが決まります。\n\n\n\n マンションが建て替えとなる最大の理由は、築年数が古く耐用年数を超えていることです。\n\n\n\n 耐用年数とは、通常の維持補修を加えつつその資産の本来の用途用法により使用した場合において通常予定される効果をあげることができる年数をいい、年数は「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」で定められています。簡単にいえばそのマンションが通常の使用に耐える年数ということです。\n\n\n\n マンションの耐用年数は構造により異なり、それぞれ次のとおりです。\n\n\n\n1.マンションの建て替えと売却はどちらが良い?\n\n\n
1-1.建て替え\n\n\n\n
1-2.売却\n\n\n\n
2.マンションが建て替えになるケース\n\n\n
\n
2-1.築年数が古く耐用年数を超えている\n\n\n\n