{"id":4901,"date":"2024-01-29T21:28:16","date_gmt":"2024-01-29T12:28:16","guid":{"rendered":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/?p=4901"},"modified":"2024-01-29T21:28:17","modified_gmt":"2024-01-29T12:28:17","slug":"%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e5%80%9f%e5%9c%b0%e6%a8%a9%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e3%81%af%e5%a3%b2%e3%82%8c%e3%81%aa%e3%81%84%ef%bc%9f%e5%a3%b2%e5%8d%b4%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%84%e3%81%a8","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/mansion\/column\/article4901\/","title":{"rendered":"定期借地権マンションは売れない?売却のコツと注意点をわかりやすく解説"},"content":{"rendered":"\n

売却しようとするマンションが定期借地権マンションである場合、売れないのではないかと心配になるかもしれません。\n\n\n\n

定期借地権マンションは、通常のマンションとどのような点が異なるのでしょうか?\n\n\n\n

また、定期借地権マンションを売却するには、どのようなコツがあるでしょうか?\n\n\n\n

今回は、定期借地権マンションの特徴やメリット・デメリット、定期借地権マンションの売却を成功させるコツなどについて詳しく解説します。\n\n\n\n

定期借地権マンションとは\n\n\n\n
\"定期借地権マンションとは\"\n\n\n\n

定期借地権マンションとは、「定期借地契約」を締結することで、敷地を他者から借りているマンションです。\n\n\n\n

通常のマンションでは、各部屋の所有者(「区分所有者」といいます)が敷地の権利を有しています。\n\n\n\n

そして、区分所有者がマンションを売却する際は、各部屋の権利と、これと一体となっている敷地の権利(「敷地権」といいます)をセットで売却することとなります。\n\n\n\n

そのため、敷地も「自分たちのもの」であり、当然ながら使用期間の制限などはありません。\n\n\n\n

一方、定期借地権マンションでは、区分所有者が敷地の所有権を有しておらず、賃料を支払って他者から借りています。\n\n\n\n

借地権には「普通借地権」と「定期借地権」があり、このうち定期借地権は更新がない借地権です。\n\n\n\n

定期借地権の存続期間は50年以上であり非常に長期であるものの、あらかじめ設定した契約期間が満了したら土地を更地にしたうえで、所有者に返還しなければなりません。\n\n\n\n

鉄筋コンクリート造であるマンションの耐用年数(通常のメンテナンスをした場合に本来の用途で使用できるとされる年数)は47年であるため、50年程度の定期借地権方式でマンションを建築することには、一定の合理性があるといえます。\n\n\n\n

なお、地主との合意ができる場合、契約満了後に新たに定期借地契約を結び直したり新たに普通借地契約を締結したりすることは可能です。\n\n\n\n

とはいえ、地主側に新たに契約を締結する義務があるわけではないうえ、あえて定期借地権方式で土地を貸した地主が新たな契約に応じる可能性は未知数であるため、これに過度に期待することはおすすめできません。\n\n\n\n

そのため、「契約満了とともにそのマンションには住めなくなる」ことを前提に、売却の計画や住み替えの計画を立てる必要があります。\n\n\n\n

定期借地権マンションにはこのような特徴があるため、売主の希望どおりに売れないかもしれません。\n\n\n\n

そのため、売却にあたっては信頼できる不動産会社のサポートを受けて進めることをおすすめします。\n\n\n\n

その定期借地権マンションの売却に強い不動産会社をお探しの際は、東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営する「おうちクラベル」をご利用ください。\n\n\n\n

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複数社による査定額や売却へ向けたアドバイスなどを比較することで、その定期借地権マンションの売却ノウハウを持つ不動産会社を見つけやすくなります。\n\n\n\n

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定期借地権マンションのストック件数\n\n\n\n

日本に、定期借地権マンションはどの程度あるのでしょうか?\n\n\n\n

不動産に関する統計データを多く有している東京カンテイが2023年7月31日に公表したプレスリリース「定期借地権分譲マンションのストック数」によると、2022年12月末日時点における定期借地権分譲マンションのストック数は、全国で657棟(33,915戸)とのことです。\n\n\n\n

契約期間の満了した定期借地権マンションはまだ存在しない\n\n\n\n

定期借地権マンションは、1992年8月に施行された「借地借家法」により新たに誕生しました。\n\n\n\n

定期借地権の契約期間は50年以上でなければならず、1992年8月からはまだ50年が経過していないため、実際に契約期間を終えた定期借地権マンションはまだ日本に存在していません。\n\n\n\n

そのため、今後契約期間が近づくにつれて、定期借地権マンションのデメリットが顕在化してくる可能性があります。\n\n\n\n

定期借地権マンションを所有している場合、契約期間の満了までに余裕がある今のうちに売却を検討することをおすすめします。\n\n\n\n

定期借地権マンションと一般のマンションの違い\n\n\n\n

定期借地権マンションと一般のマンションの主な違いは、次のとおりです。\n\n\n\n

定期借地権マンション一般のマンション
居住可能期間定期借地権の契約期間による(50年以上)制限なし
契約期間満了時の対応建物を取り壊し、更地にして地主へ返還する
地代支払いの要否必要不要
土地分の固定資産税の負担なしあり
取引相場一般のマンションの6割~7割程度一般的な相場
解体積立金の負担ありなし
住宅ローンの組みやすさ組みにくい一般的\n\n\n\n

中でも、居住可能期間や契約期間満了時の対応、住宅ローンの組みやすさの違いが、定期借地権マンションが売りづらい要因となる可能性があります。\n\n\n\n

このように定期借地権マンションは一般のマンションとは大きく異なる特徴があるため、希望の条件では売れない可能性があります。\n\n\n\n

そのため、実際に売却する際は、そのマンションの売却ノウハウを有する不動産会社に相談しながら売却を進める必要があります。\n\n\n\n

その定期借地権マンションの売却ノウハウを持つ不動産会社をお探しの際は、不動産一括査定である「おうちクラベル」をご活用ください。\n\n\n\n

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定期借地権マンションの主なメリット\n\n\n\n
\"定期借地権マンションの主なメリット\"\n\n\n\n

定期借地権マンションには、どのようなメリットがあるでしょうか?\n\n\n\n

ここでは、3つのメリットを解説します。\n\n\n\n