{"id":5135,"date":"2024-01-29T21:34:56","date_gmt":"2024-01-29T12:34:56","guid":{"rendered":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/?p=5135"},"modified":"2024-01-29T21:34:56","modified_gmt":"2024-01-29T12:34:56","slug":"%e8%87%aa%e5%ae%85%e3%82%92%e5%a3%b2%e5%8d%b4%e3%81%97%e3%81%a6%e3%82%82%e4%bd%8f%e3%81%bf%e7%b6%9a%e3%81%91%e3%82%89%e3%82%8c%e3%82%8b%e3%80%8c%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%83%90%e3%83%83%e3%82%af","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/house\/column\/article5135\/","title":{"rendered":"自宅を売却しても住み続けられる「リースバック」とは?メリット・デメリットを解説"},"content":{"rendered":"\n

何らかの事情で自宅を売却せざるを得ないものの、その後も新たに賃貸物件を探すのではなく、住み慣れた自宅への居住を希望する場合もあるでしょう。\n\n\n\n

その場合は、リースバックが選択肢に入ります。\n\n\n\n

自宅の売却後も住み続けることができる「リースバック」とはどのような制度でしょうか?\n\n\n\n

今回は、自宅のリースバックの概要やメリット・デメリット、リースバックを活用する流れなどについて解説します。\n\n\n\n

自宅を売却しても住み続けることができるリースバックの概要\n\n\n\n
\"自宅を売却しても住み続けることができるリースバックの概要\"\n\n\n\n

リースバックとは、自己所有であった自宅をリースバック会社に売却し、その後は賃借して住み続ける制度です。\n\n\n\n

まとまった資金が必要であるなど自宅を売却する必要が生じたものの、住み慣れた自宅から離れたくない場合もあると思います。\n\n\n\n

その際には、このリースバックが有力な選択肢となるでしょう。\n\n\n\n

リースバックを選択すると、リースバック会社に対して自宅不動産を売却し、売却の対価を受け取ります。\n\n\n\n

その後は、そのリースバック会社に対して家賃を支払うことで、自宅に住み続けることが可能となります。\n\n\n\n

「リースバック」と「リバースモーゲージ」の違い\n\n\n\n
\"「リースバック」と「リバースモーゲージ」の違い\"\n\n\n\n

リースバックとしばしば比較される制度に、「リバースモーゲージ」があります。\n\n\n\n

リバースモーゲージとは、自宅不動産を担保として金融機関から融資を受け、自身が亡くなった後で金融機関が自宅を売却することで借入金を返済する制度です。\n\n\n\n

いずれも、「まとまったお金を手にしつつも、自宅に住み続けられる」という点で共通しています。\n\n\n\n

では、リースバックとリバースモーゲージにはどのような違いがあるのでしょうか?\n\n\n\n

ここでは、両者の主な違いについて解説します。\n\n\n\n

売却か融資か\n\n\n\n

リースバックは、リースバック会社に対して自宅を売却する制度です。\n\n\n\n

そのため、リースバックの活用時に受け取るお金は、自宅不動産の売却対価です。\n\n\n\n

一方、リバースモーゲージは自宅を担保とした融資制度であり、受け取るお金は借入金です。\n\n\n\n

自宅を担保に入れるだけであり、制度の利用開始時に自宅を売却するわけではありません。\n\n\n\n

お金の受け取り方\n\n\n\n

リースバックは、制度開始時(つまり、自宅不動産の売却時)に、一括して対価が支払われることが原則です。\n\n\n\n

一方で、リバースモーゲージでは年金形式でお金を受け取る(融資を受ける)ことが一般的です。\n\n\n\n

売却時期\n\n\n\n

リースバックでは制度の利用開始時にリースバック会社に自宅不動産を売却するため、この時点で自身は自宅の所有者ではなくなります。\n\n\n\n

一方、リバースモーゲージでは生存中は自宅不動産を売却せず、所有者が亡くなってから自宅が売却されることとなります。\n\n\n\n

年齢の条件\n\n\n\n

リースバックの活用に、原則として年齢制限はありません。\n\n\n\n

ただし、その後長期間住む場合は結果的に賃料がかさみやすいため、若い世代が活用する場合には特に慎重な検討が必要です。\n\n\n\n

一方で、リバースモーゲージは「55歳以上」や「65歳以上」など、年齢に下限が設けられていることが一般的です。\n\n\n\n

そのため、原則として若い世代がリバースモーゲージを使うことはできません。\n\n\n\n

資金用途の制限\n\n\n\n

リースバックの場合に受け取るお金は売却対価であるため、受け取った資金の用途に制限はありません。\n\n\n\n

一方で、リバースモーゲージの場合は融資であるため、活用する制度によっては資金用途が一定程度制限されることもあります。\n\n\n\n

具体的な用途の制限は利用する制度によって異なるため、あらかじめ金融機関へご相談ください。\n\n\n\n

家賃などの支払い\n\n\n\n

リースバックの場合は、制度を活用した時点で自宅不動産が自身の所有ではなくなります。\n\n\n\n

そのため、それ以後その自宅に住み続ける限り、毎月の家賃を支払っていかなければなりません。\n\n\n\n

一般的な賃貸住宅と同様に、家賃の滞納を繰り返すなど所有者との信頼関係を破壊する行為をすると、退去を迫られる可能性もあります。\n\n\n\n

一方、リバースモーゲージの場合は、所有者が亡くなるまで自宅の名義は変わりません。\n\n\n\n

そのため、引き続き自身の持ち家として、家賃を支払うことなく住み続けることが可能です。\n\n\n\n

自宅に売却後も住み続けられるリースバックのメリット\n\n\n\n
\"自宅に売却後も住み続けられるリースバックのメリット\"\n\n\n\n

リースバックを活用することには、どのようなメリットがあるでしょうか?\n\n\n\n

ここでは、リースバックの主なメリットを6つ解説します。\n\n\n\n