{"id":86,"date":"2022-01-27T19:26:33","date_gmt":"2022-01-27T10:26:33","guid":{"rendered":"http:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/article12\/"},"modified":"2023-11-17T17:42:51","modified_gmt":"2023-11-17T08:42:51","slug":"test","status":"publish","type":"post","link":"https:\/\/column.ouchi-kurabel.com\/realestate\/column\/article86\/","title":{"rendered":"不動産会社に支払う仲介手数料とは?相場や計算方法についてご紹介"},"content":{"rendered":"\n
不動産の売却や賃貸にかかる費用のなかでも大きな割合を占めるのが、不動産会社に支払う仲介手数料です。今回は、不動産売買・賃貸を検討する方が疑問を抱きやすい仲介手数料の仕組みや安くするコツについて解説します。\n\n\n\n
仲介手数料とは、売買・賃貸の仲介を依頼した不動産会社に支払う成功報酬のことです。不動産取り引きは専門知識や経験がないとトラブルが発生しやすいため、不動産会社が売り主と買い主の間に立ってサポートするのが一般的です。不動産会社に仲介を依頼すると、不動産査定や購入希望者探し、内見同行、契約締結まで幅広いサポートを受けられます。
その仲介手数料ですが、金額はどのように決まるのか気になることもあるのではないでしょうか。仲介手数料は不動産会社が自由に金額設定できますが、上限額は宅地建物取引業法で決められています。
ここからは、仲介手数料の相場や支払うタイミングを解説します。また計算方法や早見表もまとめているので、ぜひ参考にしてください。\n\n\n\n
仲介手数料の上限額は、売買価格や家賃に応じて変動します。したがって売買価格や家賃が高い物件ほど仲介手数料は高くなり、安い物件ほど仲介手数料も安くなるのが一般的です。売買価格や家賃の設定は物件それぞれで異なるため、仲介手数料の相場は一概にいくらとはいえません。
売買における仲介手数料の上限額は、売買価格に特定の料率を乗じて算出する仕組みです。詳しい計算方法は後述しますが、売買価格帯によって異なる料率を使用します。
一方で賃貸における上限額は売買と仕組みが異なり、家賃1ヶ月分の1.1倍の金額が上限となります。貸主と借主の両方から仲介手数料を受け取る場合も同様で、金額は1ヶ月分の家賃額の1.1倍以内としなければなりません。
実際の不動産取り引きでは、上限額を満額で請求する不動産会社がほとんどです。しかし、なかには割引を実施している不動産会社もあります。初期費用の大部分を占める仲介手数料が安くなることは、売り主や買い主にとって魅力を感じやすいポイントといえるでしょう。\n\n\n\n
仲介手数料の位置づけは、不動産会社による一連のサポート、すなわち仲介業務に対して支払う成功報酬です。売買契約が成立しなかった場合は目的を達成していないので、仲介手数料を支払う必要はありません。
したがって仲介手数料を支払うタイミングは、売買契約締結時以降となります。売買契約締結が終わっていないのにもかかわらず請求することは違法になるので応じないようにしましょう。
支払い方法は不動産会社によって異なりますが、売買契約締結時と物件引き渡し時の2回に分けて半額ずつ支払うことが多いです。そのほかに、物件引き渡し時に一括で支払うケースもあります。
売買契約締結時に一括で支払うことも問題はありませんが、その後もローン審査や決済、物件引き渡しという重要な業務が残っています。できれば、すべての業務が完了するまで半額の支払いを留保しておいたほうが安心です。\n\n\n\n
売買における仲介手数料の計算方法は、売買価格を「200万円以下の金額」「200万円を超え400万円以下の金額」「400万円を超える金額」という3つの価格帯に分けて計算した後に合算します。価格帯ごとの料率は次の通りです。\n\n\n\n
1,000万円の不動産を売ったケースを事例に、上限額がいくらになるか計算してみましょう。\n\n\n\n
11万円+8.8万円+19.8万円=39.6万円\n\n\n\n
仲介手数料の上限額は消費税込みで39.6万円となりました。しかしこの方法では複数の計算式を立てなければならず大変ですね。
もっと簡単に計算したい場合は、1つの式で完結する速算式が便利です。速算式は次の通りです。\n\n\n\n
売買価格1,000万円の場合、速算式では次のように計算します。 \n\n\n\n
1,000万円×3%+6万円=36万円\n\n\n\n
消費税込みの上限額は39.6万円となり、先程の計算結果と同額になりました。\n\n\n\n
先に仲介手数料の計算式や速算式をご紹介しましたが、おおよその金額をつかみたい場合は早見表を使いましょう。ここでは、売買価格100万円から1億円の仲介手数料を早見表にまとめました。\n\n\n\n
売買価格\n | 仲介手数料(消費税込み)\n\n |
---|---|
100万円\n | 5万5,000円\n\n |
200万円\n | 11万円\n\n |
300万円\n | 15万4,000円\n\n |
400万円\n | 19万8,000円\n\n |
500万円\n | 23万1,000円\n\n |
600万円\n | 26万4,000円\n\n |
700万円\n | 29万7,000円\n\n |
800万円\n | 33万円\n\n |
900万円\n | 36万3,000円\n\n |
1,000万円\n | 39万6,000円\n\n |
2,000万円\n | 72万6,000円\n\n |
3,000万円\n | 105万6,000円\n\n |
4,000万円\n | 138万6,000円\n\n |
5,000万円\n | 171万6,000円\n\n |
6,000万円\n | 204万6,000円\n\n |
7,000万円\n | 237万6,000円\n\n |
8,000万円\n | 270万6,000円\n\n |
9,000万円\n | 303万6,000円\n\n |
1億円\n | 36万6,000円\n\n\n\n\n\n\n\n2.仲介手数料は安く抑えられる?\n\n\n |