マンション査定の注意点!査定に影響するポイントや査定額を上げるコツとは?

マンション査定にはいくつか注意する点があり、注意点を知らずに査定に進んでしまうと、最終的な査定額が著しく下がってしまう場合もあります。
今回の記事では、マンション査定の注意点と、査定額をアップできるコツを詳しく紹介していきます。
事前に注意点を把握して、高価査定に繋がる対策を行いましょう。

マンション査定を受ける前にチェックしておきたい注意点

マンションをできるだけ高く売るためには、査定が鍵を握ります。

どのような形で査定を受けるかによって、金額が大きく変わってくるため、事前に注意点を知っておくことが重要になってきます。

この見出しではマンション査定を受けるにあたって、事前にチェックしておきたい注意点を4つ紹介していきます。

注意点①いくつかの不動産会社を利用して査定を受ける

マンション査定を受ける前にチェックしておきたい注意点1つ目は、必ず複数の不動産会社を利用して査定をすることです。その理由は、不動産会社によって査定価格に幅があるからです。

得意としている地域や種類(マンション・一戸建て・賃貸など)によって査定価格は大きく変わってくるため、1つの不動産会社に限定することなく積極的に査定を利用するようにしましょう。

不動産会社を無駄な時間と労力をかけずに探す方法は、一括査定です。たとえば、おうちクラベルを利用することで、自分に最適の不動産会社をみつけることができる可能性が高まります。

注意点②査定前に掃除・修繕をしておく

マンション査定を受ける前にチェックしておきたい注意点2つ目は、できる範囲で掃除や修繕をしておくことです。

国土交通省が作成した価格査定標準マニュアルにも、清掃の程度というチェック項目があるため綺麗に維持されているかどうかはかなり重要になってきます。

しかし、ハウスクリーニングやリフォームといった大規模なものは必要がありません。

部屋の中だけではなく共有部分も掃除をして、できるだけ査定前に家全体を掃除しておくと価格アップに繋がってきます。

注意点③自ら相場を調べておく

マンション査定を受ける前にチェックしておきたい注意点3つ目は、不動産会社に査定を依頼するだけではなく、自分である程度相場を調べることです。

その理由として、相場が分からないまま不動産会社に任せると、著しく相場から低い査定結果であったとしても気付けないまま売却を決めてしまい、損をする可能性があるためです。

周辺の物件情報や同じ建物で売りに出されている部屋の価格を調べることで、ある程度の相場観を知ることができます。また、おうちクラベルのAI査定を活用することでも査定価格の相場を把握することができます。

注意点④不動産会社に共有する情報をピックアップしておく

マンション査定を受ける前にチェックしておきたい注意点4つ目は、不動産会社に共有する情報をピックアップすることです。売ろうとしているマンションに住んでいなければ分からない情報は以下のようなものがあります。

  • 治安
  • 便利な施設
  • リフォームの有無
  • 周辺住民の様子

このような情報をしっかり伝えることで査定アップに繋がる可能性も出てきます。また、売却時に必要な管理規約や使用細則、重要事項説明書なども事前に用意しておくとスムーズに査定を進めることができるためおすすめです。

マンション査定でチェックされる9つのポイントとは?

マンション査定ではいくつかチェックされるポイントがありますが、清潔に保たれているかなどを除いて自らの手で今すぐ対策できるところは少ないかもしれません。

まずは下記の表から確認してください。

確認部分 みられるポイント
建物 ・建築(新築、増改築等又は移転)の年次
・面積、高さ、構造、材質等
・設計、設備などの機能性
・施工の質と量
・玄関、集会室等の施設の状態
・建物の階数
・建物の用途および利用の状態
・維持管理の状態
・居住者、店舗などの構成の状態
・耐震性、耐火性等の建物の性能
・有害な物質の使用の有無及びその状態
敷地 ・敷地の形状および空地部分の広狭の程度
・敷地内施設の状態
・敷地の規模
・敷地に関する権利の態様
専有部分 ・階層および位置
・日照、展望および景観の良否
・室内の仕上げおよび維持管理の状態
・専有面積および間取りの状態
・隣接不動産の利用の状態
・エレベーター等の共用施設の利便性の状態
・敷地に関する権利の態様及び持分
 

査定ポイント①立地

マンションの査定ポイント1つ目は、マンションの立地です。駅からの距離や周辺施設などの立地条件はマンションの査定においてもっとも重要視されています。

ファミリー向けのマンションの場合は、子育て環境が重視されるため、学校・保育園・商業施設・公園などがあるかもポイントです。

査定ポイント②間取り・広さ・設備

マンションの査定ポイント2つ目は、間取り・広さ・設備です。

たとえば、駅から近くてファミリー層に人気のあるエリアにもかかわらず、狭くて部屋数の少ない間取りであれば売却しにくくなります。

間取りや広さが周辺のエリアの需要と一致しているかは重要です。立地条件と、間取り・広さが一致していない場合、査定価格が下がってしまう恐れもあるため注意しましょう。

査定ポイント③築年数・規模・構造・品質

マンションの査定ポイント3つ目は、築年数・規模・構造・品質です。

建築基準法に基づく現行の耐震基準は、昭和56年6月1日に制定されています。そのため、耐震性の観点から、この基準を建物が満たしているかチェックするようにしましょう。

また、マンションが鉄筋・木造なのかなど査定の際には確認されます。その理由としては、鉄骨鉄筋・鉄筋コンクリートは強固で防音性も高いからです。そのため、鉄骨鉄筋・鉄筋コンクリートは査定の際に高く評価されます。

査定ポイント④位置・方角・階段

マンションの査定ポイント4つ目は、位置・方角・階段の有無です。

階数は3階以上になると査定で有利になり、方角は南向きで陽の光が入ってくると評価は高くなります。また、バルコニーつきや角部屋などのマンションでの位置も重要になってきます。

査定ポイント⑤施工・販売会社

マンションの査定ポイントの5つ目は、新築時にどういった企業の施工・販売であったかどうかです。過去に実績がある会社や大手企業が施工・販売したマンションの場合は、安心感があるため、売れやすくなり査定額もアップします。

自分の売りたいマンションがどのような会社に施工・販売されたのかを確認するようにしましょう。

査定ポイント⑥共有部分

マンションの査定ポイントの6つ目は、共有部分の設備の状況が整っているかどうかです。
共有部分の設備は以下のような部分を指します。

  • 管理員室
  • ゴミ置き場
  • エントランスやオートロック
  • 監視カメラの有無

外壁の状態やエントランスの明るさなどが査定対象となります。

また、二重鍵構造であったり、宅配ロッカーが設置されていたりするとプラス評価になるでしょう。

査定ポイント⑦マンションの管理

マンションの査定ポイントの7つ目は、マンションの管理の状況です。

マンションの管理状況のポイントは以下になります。

  • 管理員が常駐しているかどうか
  • エントランス・廊下の清掃具合
  • ゴミ置き場の使用状況
  • 外壁塗装などのメンテナンスが行われているか

公益財団法人不動産流通推進センターが発表している資料でも、マンションの管理が適切に行われていればいるほど査定評価が高くなることが明示されています。

特に管理・修繕、保守・清掃の状況、管理員の勤務形態などをチェックされます。

管理が良好であればマンション全体の価値が上がるため、清掃は自ら行うことで対策をするようにしましょう。

修繕は管理会社や管理員に依頼すれば対策できるため、査定前に行っておくことをおすすめします。

査定ポイント⑧管理費・修繕積立金

マンションの査定ポイント8つ目は、管理費用・修繕積立金です。

管理費・修繕積立金が著しく高い場合、マンションの査定額が低くなる可能性があります。その理由として、管理費・修繕積立金が高いとマンションを購入した方に長期間経済的な負担が必要になってくるからです。マンションの管理費・修繕積立金がいくらかを確認しておくようにしましょう。

査定ポイント⑨駐車場

マンションの査定ポイント9つ目は、駐車場があるかどうかです。

駐車場の台数が十分にあること、平面か機械式か、また、積載可能重量やサイズなどがポイントになってきます。

マンション査定に影響を与える外部要素

マンションの査定では、外部要素も査定価格には重要なポイントとなります。外部の要素としては、以下のようなものがあります。

  • 周辺物件
  • 売却時の景気
  • マンション周辺の開発状況

それぞれ説明していきます。

周辺物件

マンション査定に影響を与える外部要素の1つ目は、周辺物件の価格です。

査定金額を算出するために、売り出されている周辺の物件もチェックされています。周辺物件の価格は査定に大きく影響を与えるため、周辺で売り出されている物件の金額が高ければその分査定価格も上がることも認識しておきましょう。

売却時の景気

マンション査定に影響を与える外部要素の2つ目は、売却時の景気状況です。

マンションの売却に関わらず、不動産の売買は市場の景気の動向が大きく関係してきます。

日本経済が不景気のときは、買い手もいないため当然価格も下がる傾向にあるため、売却時の景気の動向に注意するようにしましょう。

周辺地域の開発状況

マンション査定に影響を与える外部要素の3つ目は、周辺地域の開発状況です。

大型商業施設・高速道路・新規駅の開設といった開発が予定されている地域のマンションは評価も高くなります。しかし、高層ビルなどが隣接地域に建築される予定がある場合、日当たりが悪くなる関係で評価が下がる可能性があるため注意しましょう。

マンション査定を成功に導くコツ

マンション査定を成功させるためにはいくつか知っておきたいコツがあります。

マンション査定を成功に導くコツは主に以下の3つです。

  • マンションの現状を把握する
  • 一括査定サービスを利用して複数の不動産会社に査定してもらう
  • 査定額の出し方を把握して相場を知っておく

このコツを知らないと最終的な査定価格が大きく下がってしまう可能性が出てきます。

それでは、1つ1つ詳しく解説していくため、参考にしてください。

マンションの現状を把握する

マンションの査定を成功に導くコツの1つ目は、マンションの現状を把握することです。

マンションの現状とは以下のようなものを指します。

  • 住宅ローンの有無・抵当権がついているかなど物件の権利関係
  • 所有権は誰に帰属しているのか(複数だと売却の際にトラブルになることも)

売却したい物件の状態や売主の状況といった「現状の整理」が高価査定に繋がり、売却の成功を近づけるのです。事前によく確認しておくようにしましょう。

一括査定サービスを利用して複数の不動産会社に査定してもらう

マンションの査定を成功に導くコツの2つ目は、一括査定サービスを利用することです。

査定価格は不動産会社によってかなり上下してきます。そのため複数の会社に査定してもらうことが重要なのです。

査定依頼している間に、AIによる高精度な査定価格をその場で確認できます。今の相場目安を知ったうえで不動産会社による査定価格を比較できるため、物件を客観視しながら最高価格もわかります。

査定額の出し方を把握して相場を知っておく

マンションの査定を成功に導くコツの3つ目は、査定額の出し方を把握して相場を知っておくことです。

不動産の査定方法は全部で3つあります。

  • 取引事例比較法
  • 原価法
  • 収益還元法

取引事例比較法は、マンションの査定として一般的な査定方法です。売りたいマンションと似ている条件のマンションを比較して、取引事例を参考に査定額を出す方法になります。

原価法は、マンションを立て直す場合にどのくらいのコストが必要になってくるのかを算出して、それをもとに査定する方法です。

そして、最後に収益還元法とは、売りたいマンションの部屋を賃貸として貸し出す場合、年間どれくらいの利回りを見込めるかを算出して、査定額を決めていく方法です。

どの方法だと自分の売却したいマンションの査定額が分かるのかを把握し、相場を知っておくようにしましょう。

査定のポイントを押さえてマンションを高く売ろう

マンションの売却査定額における9つのポイントを紹介しましたが、ご自身で対策をすることが困難なものも多いです。

そこで、ご自身ができない部分をカバーする役目として売却をサポートする不動産会社が重要になります。

一括査定サービスであれば、一度に複数の不動産会社に査定してもらえるため、自分が納得のいく査定価格を選定できるようになるでしょう。一括査定サービスでお悩みなら、まずはおうちクラベルを利用してはいかがでしょうか?

Q.マンションの査定で特に注意しておきたいことは何ですか?
A.マンションの査定で特に重要なことが、不動産会社選びです。複数の不動産会社を利用して査定を受けるようにしましょう。

Q.マンションの査定額を上げる方法は何ですか?
A.マンションの査定額を自分で計算をして相場を把握しておくことが大切です。そして、一括査定サービスを利用して複数の不動産会社に査定してもらうようにしましょう。

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