できるだけ高く査定してもらうためには、注意したいポイントを知っておく必要があるでしょう。
今回はマンションの査定を行う際の注意点や査定価格に影響するポイントなどを詳しく解説します。
1.マンションの査定の注意点
マンションの査定は売却価格を決める重要なものです。
納得のいく売却ができるかどうかを左右するポイントでもありますが、具体的にどのような点に注意が必要なのでしょうか。
まずはマンションの査定の注意点を解説します。
1-1.相場を把握しておく
マンションの査定を行う前に、相場を把握しておきましょう。
不動産の査定を行う際、不動産会社によっては相場にかけ離れた、高額な査定価格を提示されることがあります。
この場合、高い査定価格を提示して売買の仲介契約を結ぶことを目的としている可能性があります。
相場を事前に把握しておけば、査定価格が妥当なものかどうかをある程度判断できるでしょう。
マンションの相場は、過去の取引価格などからある程度把握できます。
取引価格は不動産会社が公開している取引実績の他に、公的な機関からの情報提供サイトなどで確認できます。
ご自身のマンションと近い条件のマンションが、過去にどの程度の価格で取引されていたのかを確認しましょう。
ただし、これらの情報サイトで確認ができるのは、あくまでも過去の取引での価格です。
不動産の価格は景気の動向や周辺の開発状況などによっても左右されるため、過去と実際に売却する際の相場が変わっている可能性があることも念頭においておきましょう。
1-2.査定前に掃除をする
マンションの査定時には部屋の状態も査定価格に影響するため、査定前に掃除をしましょう。
査定時には、壁や床に損傷や汚れがないかなどの部屋そのものの劣化の状態をチェックされます。
軽微な汚れなどであれば査定価格に大きな影響はありませんが、散らかったままでは正確な査定ができず、不動産会社の担当者からの印象も悪くなってしまう可能性があります。
印象を落とすことなく正確に査定をしてもらうためにも、可能な範囲での掃除をしておくことがおすすめです。
1-2-1.水回りの状態
特にチェックされているのが、水回りの状態です。キッチンやお風呂などの水回りは内覧時にチェックされやすい場所の1つであり、部屋の印象を左右するポイントでもあります。
水回りが清潔な状態であれば購入希望者が内覧する際にも好印象を持ってもらいやすく、購入へとつながる可能性を高められます。
1-2-2.部屋のにおい
床や壁などの傷や汚れの他に、部屋のにおいも同様にチェックされやすいものですが、ご自身では気づきにくいポイントです。
部屋全体にしみついたにおいを完全に消すことは難しいものですが、査定前の掃除で換気や消臭剤を使うなどをしてにおい対策をしておきましょう。
査定前の掃除はご自身で行える範囲で問題なく、ハウスクリーニングなどを行う必要はありません。
清潔な状態に保っているという印象を不動産会社へ与えられる程度に部屋を掃除しておきましょう。
1-3.リフォームはしない
マンションを査定する前に、部屋をきれいな状態にするためにリフォームを検討している方もいるかもしれません。しかし、査定の前にリフォームをする必要はありません。
1-3-1.リフォームをしても費用が回収できない可能性がある
査定時に部屋の状態もチェックされていますが、査定価格はそれだけで決まるわけではなく、周辺の環境やマンションそのものの構造など部屋以外の要素も含めて決定します。
そのため、部屋の状態を良くしようとリフォームを行っても、期待通りの査定価格にならない可能性があるのです。
また、リフォームは多額の費用が必要となりますが、それを売却価格で回収できるとは限りません。
場合によっては掃除や修繕で十分だったところをリフォームし、無駄な出費になってしまったとも考えられるでしょう。
さらにリフォームを行っても、購入希望者のニーズとマッチしていなければなかなか売却へと至らない可能性もあります。
リフォームが必要かどうかは査定前に個人で判断せず、査定後に不動産会社へ相談することをおすすめします。
1-3-2.査定前に個人で修繕を行う
リフォームまでは必要ありませんが、個人で可能な範囲での修繕は実施しておいた方が良いでしょう。
例えば電球が切れたままであったり、ドアの建てつけが悪くなっていたりする場合、そのままだと査定時にマイナスの評価を受ける可能性があります。
リフォームまでは必要ありませんが、物件本来の機能を保つための修繕であれば事前に実施していた方が査定価格を上げられるでしょう。
1-4.物件の欠陥を隠さない
物件の欠陥を隠さないことも、マンションの査定時に注意したいポイントです。
マンションの欠陥を正直に伝えると査定価格が下がってしまうのではないかと思い、隠したいと考える方もいるかもしれません。
しかし、欠陥を隠して売却する場合、契約不適合責任に問われてしまう可能性があります。
1-4-1.契約不適合責任とは
契約不適合責任とは、売却する不動産に欠陥があった場合に売主側が負う責任のことです。
売却する不動産が、本来有しているべき機能や性質を満たしていない場合に責任に問われることがあるのです。
契約不適合責任には、物理的瑕疵・法律的瑕疵・環境瑕疵・心理的瑕疵などが挙げられます。瑕疵(かし)とは法律用語で欠点のことです。
1-4-2.契約不適合責任の具体例
契約不適合責任の一例として、雨漏りや排水管の詰まりなどの欠陥を隠して売却した場合、売却後に判明すれば買主側から損害賠償を請求される可能性があります。
機能的な欠陥の他に、住人が自殺した部屋などのいわゆる事故物件にも適用されます。
買主が住みたくないと感じる出来事があったことを隠している場合には、心理的な瑕疵がある物件とみなされることもあるのです。
こうした欠陥を隠すことを法的な問題へと発展することもあるため、欠陥がある場合は査定時に正直に担当者へ伝えましょう。
1-5.査定は複数の不動産会社に依頼する
マンションの査定は複数の不動産会社へ依頼しましょう。
マンションの査定価格は複数の要素によって左右されるため、1社だけでは査定価格の妥当性を判断できません。
前述したように、不動産会社によっては査定価格を高く見積もって契約へとつなげようとしているケースもあります。
妥当な金額での売却を行うためにも、複数の不動産会社へ依頼して比較することをおすすめします。
ただし、複数の不動産会社へ査定依頼を出すのは時間も手間もかかるため面倒に感じる方もいることでしょう。
その場合に便利なのが不動産一括査定サイトです。
不動産一括査定サイトでは簡単な情報の入力で複数の不動産会社へ査定依頼ができます。
ソニーグループが運営するおうちクラベルは、優良な不動産会社へ査定依頼ができる不動産一括査定サイトです。
簡単な入力で手間なく査定依頼ができるため、ぜひご活用ください。
2.査定価格の算出方法は?
マンションの査定時の注意すべきポイントの他に、査定価格はどのように算出されているのかも気になるポイントでしょう。
不動産の査定価格を計算する際には、主に下記の3つの方法で計算されます。
- 原価法
- 取引事例比較法
- 収益還元法
このうち、マンションの査定で主に使用されるのは取引事例比較法です。
取引事例比較法は、査定するマンションの近隣物件の過去の取引事例を複数ピックアップし、それと比較した上で計算する方法です。
前述した通り、査定価格はマンションそのものの状態の他、周辺の状況なども考慮して計算されます。
取引事例として比較する対象の周囲の状況が異なっていれば査定価格も変動してしまうため、近隣の事例を比較対象とすると決まっているのです。
取引事例比較法では「取引事例の平米あたりの平均価格×査定対象の不動産面積(平米)×補正点」で計算します。
補正点は比較事例と査定対象であるマンションの条件の違いを考慮して決まるものであり、下記の4つの観点があります。
- 事情補正
- 時点修正
- 個別的要因比較
- 地域要因比較
2-1.事情補正
事情補正は比較対象の事例の売却価格に対して、個別の事情を考慮するものです。
例えば転勤などで急いで売却を行った事例が含まれている場合、「売り急ぎ」によって売却価格が相場よりも安くなっている可能性があります。
逆に相場より高く買い取られた「買い進み」が疑われる事例が含まれているなど、個別の事情が取引価格に影響している場合に価格の補正が行われます。
ただしこうした事情が考えられる事例は比較対象として適切とはいえないため、事例として採用されないケースが多いでしょう。
2-2.時点修正
時点修正は取引時点での相場にあわせるために補正を行うものです。
取引事例比較法は過去の取引をもとに計算しているため、比較対象の取引時と査定時点では相場が異なっている場合があります。
査定時点の相場が比較対象の査定時より3%高くなっていれば、その分を考慮して計算します。
査定時点での相場は、周辺地域の地価公示価格の変動率をもとに計算されるのが一般的です。
2-3.個別的要因比較
個別的要因比較ではマンションの築年数や日当たりなど、査定を行うマンションそのものの個別の違いを考慮します。
2-4.地域要因比較
地域要因比較では比較対象の事例と査定を行うマンションの地域要因を比較した上で、査定価格へ反映させるものです。
例えば比較対象の事例は近隣の駅から徒歩10分のエリアにあり、査定を行うマンションは徒歩5分のエリアにある場合に査定価格が考慮されます。
査定価格はさまざまな要因を考慮して計算されるもののため、正確な査定価格を知るためには不動産会社への査定依頼がおすすめです。
3.査定価格に影響するポイント
これまでにご紹介してきたように、マンションの査定価格には複数の要素が影響します。
では具体的にマンションの査定価格に影響するのはどういった要素なのでしょうか。
続いてマンションの査定価格に影響するポイントを解説します。
3-1.築年数
査定価格に大きく影響する要素の1つがマンションの築年数です。
一般的に、築年数が経過しているものほど価格が下がる傾向にあります。
築年数が古い場合、設備も古く、メンテナンスが難しい場合があります。
部屋そのものはきれいであっても、マンションの共用部の設備が古いなどのケースもあるため査定価格が低くなるでしょう。
逆に築年数がそれほど経っていない場合は査定価格が高くなる傾向にあり、特に築5年以内の築浅マンションであれば購入時よりも高く売却できる可能性もあります。
高く評価される傾向にあるのは新築の場合で、建築後1年未満かつ未入居物件に限られます。
もし建築後短期間でも入居があった場合は、建築後1年未満であっても中古物件とみなされることも覚えておきましょう。
3-2.構造
マンションの構造も査定価格に影響する要素です。
マンションの構造は主に下記のようなものがあります。
- 鉄骨造
- 鉄筋コンクリート造
- 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)
- 木造
これらの違いによって変わるのが、耐震性やメンテナンス費用です。
3-2-1.耐震性やメンテナンス費用
木造の場合は火災や地震などの自然災害に弱い傾向にあり、査定価格は低くなる傾向があります。
一方鉄筋コンクリート造などの場合は耐震性に優れているため、査定価格も高くなりやすいです。
3-2-2.遮音性
また構造によって、遮音性も異なります。
特にチェックされるのが隣や上の階など別の部屋の生活音が聞こえるかどうかです。
人の話し声や足音・テレビ・掃除機などの生活音が聞こえる場合、購入希望者によってはこれを理由に購入を控えるケースもあります。
音の感じ方は人それぞれのため、売主自身は気にしていなくても買い手がつきにくい物件としてマイナスの評価を受ける可能性があります。
3-3.立地
マンションの立地も査定価格に影響する要素の1つです。
査定時に特にチェックされるポイントには下記のようなものがあります。
- 交通の便の良さ
- 生活に必要な施設が近くにある
- 治安の良さや周辺の環境
3-3-1.交通の便の良さ
交通の便の良さでは、最寄駅やバス停までどのくらい近いのかをチェックされます。
最寄駅まで徒歩圏内であればアクセスの良い物件として査定での評価が高くなります。
特に駅から10分以内のマンションは一般的に「駅近物件」として需要が高く、駅に近いほど高い評価を得られるでしょう。
また最寄駅が快速や急行の停車駅の場合や、複数の路線がまたがっている場合も評価が高まる要素になります。
3-3-2.生活に必要な施設
生活に必要な施設としては、スーパー・コンビニ・病院・学校などが近くにあるかどうかをチェックされます。
これらの施設も最寄駅と同様に徒歩10分圏内にあるかが目安となっており、これらの施設がより近くにあればプラスの評価を受けられるでしょう。
3-3-3.治安の良さや周辺の環境
治安の良さや周辺の環境では、住人が安心して快適に過ごせる環境かがチェックされます。
例えば近くに高速道路や新幹線がある場合、騒音や振動の懸念からマイナスの評価を受ける場合があります。
また、街灯がどのくらい設置されているかなどの防犯面や、公園が近く子育てのしやすい環境かなども評価のポイントの1つです。
これらの要素は不動産会社によって評価が異なり、査定価格も変動しやすいものです。
より妥当な査定価格を知るためには、複数の不動産会社に査定してもらいましょう。
しかし、1社ずつに直接依頼をすればその分やり取りの手間や時間がかかってしまいます。
そこで便利なのが複数の不動産会社へ査定依頼ができる、不動産一括査定サイトです。
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複数の不動産会社への査定依頼を検討されているのなら、ぜひおうちクラベルの不動産一括査定サイトをご利用ください。
3-4.階数・方角
マンションの査定では売却する部屋がどの階にあり、どの方角に面しているかも査定価格に影響します。
3-4-1.階が高い程査定価格も高くなる
一般的に、マンションは階の高い方が査定価格も高くなる傾向にあり、特に高層マンションの場合は階が上がるほど評価も高くなります。
例えば階が高い部屋であれば窓からの眺望がよく、購入希望者から良い印象を持たれやすくなるでしょう。
逆に1階や2階の部屋は防犯性への心配や、カーテンを開けると近くの建物から部屋の中が見えてプライバシーが守れない場合があり、マイナスの評価を受けやすいのです。
また、日当たりや風通しの良さなどの観点から、部屋がどの方角に面しており、窓がどこにあるのかも査定に影響します。
3-4-2.日当たりが悪い部屋はマイナスの評価を受けやすい
日当たりの良い南向きの部屋は評価が高く、日当たりが悪くなりがちな北向きや西向きの部屋はマイナスの評価を受けやすい傾向にあります。
さらに、窓の位置によって風通しの良さが変化するため、中部屋よりも窓が多くなる角部屋の査定価格は高くなりやすいでしょう。
3-5.面積・間取り
査定の際には、部屋の面積や間取りも必ずチェックされます。
一般的に面積が広いほど査定価格は高くなり、間取りは特殊なものよりも一般的な間取りの方が高く評価されます。
面積が広い場合、使用スペースが広くなり部屋数も多くなる傾向にあるため高い評価を得やすいでしょう。
部屋の間取りは、入居者の生活のしやすさに直結する要素の1つです。
間取りが特殊なものの場合、購入希望者が内覧などを行ってもどのように部屋を使用するか、生活のイメージができない可能性があります。
一般的な間取りであれば、購入希望者が購入後の生活をイメージしやすく、購入へとつながりやすい傾向にあるのです。
間取りで特に重要視されるのがリビング・ダイニング部分で、この2つがどのくらいの広さなのかが査定価格に影響します。
また、部屋全体として収納スペースがどのくらいあるのかも生活のしやすさに関わるポイントであり、評価に影響します。
3-6.共有部分
マンションの共有部分も査定価格に影響します。
査定時にチェックされやすいポイントは下記の通りです。
- セキュリティ対策
- エレベーターの有無
- エントランスのきれいさ
3-6-1.セキュリティ対策
セキュリティ対策においては、オートロックや監視カメラの設置などの防犯面での対策がしっかりと取られているかが評価に影響します。
セキュリティ対策がしっかりと取られており、安心して生活できる環境であれば高い評価が得やすくなるでしょう。
3-6-2.エレベーターの有無
エレベーターの有無については、特に4階以上のマンションの場合に影響します。
3階以下であればエレベーターがなくとも生活に不便を感じない場合が多く、あまり影響しない傾向にあります。
しかし4階以上になると毎日階段の上り下りをしなくてはならないため、購入希望者が負担に思う可能性が高まるのです。
特に子どもや高齢者のいるファミリー層向けの物件の場合は、エレベーターがあった方がプラスの評価を受けやすいでしょう。
3-6-3.エントランスのきれいさ
エントランスのきれいさは、マンションのイメージを左右する要素として評価されるポイントです。
エントランスがきれいなマンションだと清潔感があり、管理が行き届いているとして査定時の評価も高くなります。
この他にも、宅配ロッカーの設置や入居者用のフィットネスルーム、歓談スペースなどがあるとプラスの評価を受けられるでしょう。
3-7.駐車場
マンションの査定時には駐車場の有無もチェックされる要素の1つです。
都市部などの公共交通機関が発達している地域によってはそれほど影響しない場合もあります。
しかし、地方などの交通の便が良くない地域では駐車場があると査定価格も高くなるでしょう。
駐車場がある場合、確保されている台数や駐車場のタイプによっても査定価格が変化します。
マンションそのものに駐車場がない場合でも、近くに月極の駐車場が確保されていればプラスの評価を得られる場合もあります。
マンションの査定価格は多くの要素から算出されており、どの要素がどのくらい影響しているのか判断が難しいものです。
納得のいく査定をしてもらいたいのであれば、複数の不動産会社へ依頼しましょう。
おうちクラベルの不動産一括査定サイトであれば、一度に複数の不動産会社へ査定依頼ができます。
マンションの売却を成功させるためにも、おうちクラベルの不動産一括査定サイトをぜひご利用ください。
4.査定価格に影響する外部要因
ここまでマンションそのものの査定価格に影響する要素を解説しました。
マンションの価格は部屋やマンションの状態だけでなく、周囲の環境や景気の動向などによっても変化します。
続いてマンションの査定価格に影響する代表的な外部要因について、詳しく解説します。
4-1.周辺物件の価格
まず考えられる査定価格に影響する外部要因の1つが、売却したいマンションの周辺物件の価格です。
前述した通り、マンションの査定価格は近隣の物件の取引事例や査定時の周辺物件の相場をもとに計算されます。
もし周辺の物件が安く売り出されている場合、売却するマンションの状態が良くても査定価格も安くなってしまうことがあるのです。
過去の取引から相場を把握することは個人でも可能ですが、査定時に相場が変動していた場合は把握が難しいことがあります。
また、もし同じマンションの別の部屋が売りに出されていた場合、売り出し価格から査定価格をある程度把握できますが、それもあくまで参考値です。
4-1-1.妥当な売却価格を知るには
実際の相場をもとに妥当な売却価格を知るには、複数の不動産会社へ査定依頼をする方法が確実です。
複数の不動産会社への査定依頼なら、不動産一括査定サイトを利用してみてください。
おうちクラベルの不動産一括査定サイトであれば実績豊富な不動産会社へ一括で査定依頼ができます。
さらに不動産会社の査定後にはAI査定も行えるサービスもあり、不動産会社の査定価格とAI査定の価格を比べてより妥当な価格を把握できるでしょう。
マンションの売却を検討しているならぜひおうちクラベルをご利用ください。
4-2.立地エリアの開発予定
マンションの立地エリアの開発予定も、マンションの査定価格に影響する外部要因です。
例えば立地エリアに大型の商業施設ができる計画や新しく路線が整備される予定がある場合、エリアの利便性が高まるため査定価格にもプラスに影響します。
これは将来的に立地エリアの環境が良くなるため、購入希望者にもアピールできるプラスのポイントと考えられるためです。
逆に、近くに大きなビルができて日当たりが悪くなるなどのマイナスの影響が出る場合は、査定時にもマイナスの評価を受けてしまうでしょう。
もし査定価格が想定より低くなった場合、こうした要因が関係している可能性があります。
査定を受ける際には事前に都市計画などを確認し、立地エリアが将来的にどのように変わるのかも調べておくと査定価格の妥当性も考えやすくなるでしょう。
4-3.景気
景気の良し悪しもマンションの査定価格に影響します。
不動産は高額な取引となるため、景気が良い場合は不動産市場の動きが活発になる傾向があります。
不動産の購入が増えたり、新しい不動産が建てられたりするため、不動産への需要が高くなり価格が上昇しやすくなるのです。
逆に景気が悪い時には個人も企業も財布の紐が固くなり、不動産の需要も低くなり、それにあわせて査定価格も低くなります。
さらに売却を行ってもなかなか買い手がつかず、売却活動の期間が長期化する可能性もあります。
マンションの売却を考える際には、景気の動向にも注目しておきましょう。
4-3-1.景気に合わせてマンションの売り時を見定めるには
景気に合わせてマンションの売り時を見定めるためには、不動産会社への相談がおすすめです。
不動産会社は業界の情報網をもとに不動産売買の動向を把握しており、相談すればそれをもとにしたアドバイスを受けられます。
マンションの査定に関する相談もできるため、より納得のいく形での売却が可能になるでしょう。
おうちクラベルは優良な不動産会社へ査定依頼ができる不動産一括査定サイトです。査定を依頼した会社の中から信頼できる不動産会社を見つけられるため、ぜひご活用ください。
5.査定価格を上げるコツ
マンションの査定価格を上げるためには、大きく2つのポイントがあります。
- 物件の良い点をアピールする
- 複数の不動産会社へ査定依頼をする
5-1.物件の良い点をアピールする
まずマンションの良い点をアピールしましょう。
査定の際に、マンションの間取りや耐震性などのマンションそのものの良い点に加えて、周辺地域の利便性などもアピールしましょう。
これらを担当者に伝えることで、不動産会社からの評価を高められます。
また不動産会社が購入希望者へ物件を紹介する際にアピールポイントを複数紹介できるため、購入へとつながりやすくなるでしょう。
5-2.複数の不動産会社へ査定依頼をする
そしてもう1つの査定価格を上げるためのコツが、複数の不動産会社へ査定依頼をすることです。
マンションの査定価格はさまざまな要因で左右されるからこそ、不動産会社によって査定価格が大きく異なる可能性があります。
複数の不動産会社へ査定依頼をすることで、査定価格の妥当性を判断できるでしょう。
また、大手企業と地域密着型の企業では査定を行う際の基準が異なっているケースもあります。
大手企業が豊富な取引実績から査定を行う一方、地域密着型の企業は地域の事情に鑑みた上での査定価格を提示するといったケースがあり得るのです。
より納得のいく価格で売却するためにも、査定は複数の不動産会社への依頼がおすすめです。
おうちクラベルの不動産一括査定サイトであれば、一度に複数の不動産会社へ査定依頼ができます。
納得のいく価格で売却するために、ぜひご活用ください。
6.マンションの査定で準備するもの
マンションの査定を行う際には、事前に売却するマンションに関する資料をまとめておきましょう。
準備しておくべき資料としては下記のようなものが挙げられます。
6-1.間取り図
間取り図は売却する部屋の間取りを正確に伝えるために必要な資料です。
6-2.マンション購入時の売買契約書、重要事項説明書
マンション購入時の売買契約書や重要事項説明書には、マンションに関わる事項が全て記載されています。
これらの資料があれば、査定を行う不動産会社へ部屋の間取りや特徴を1から説明をする手間を省略できます。
6-3.マンションのパンフレット
マンションのパンフレットも準備しておくと、部屋だけでなくマンションそのものの特徴やアピールポイントも説明しやすくなるでしょう。
7.マンションの査定で悩んだときは
マンションの査定では部屋そのものだけでなくマンションの構造や周辺の環境などもチェックされており、査定価格にも影響します。
不動産会社によって査定価格が大きく異なる場合もあり、妥当な価格を判断するのが難しい場合もあるでしょう。
マンションの査定を依頼したいけれど、どの不動産会社へ依頼すれば良いのか分からないという場合には、おうちクラベルの不動産一括査定サイトをご利用ください。
おうちクラベルでは複数の実績豊富な不動産会社へ査定依頼ができるため、査定価格を比較できます。
また、売却に関わる相談もできるため、安心して売却へと進められるでしょう。
8.マンションの売却は信頼できる不動産会社に依頼しよう
マンションの売却を成功させるためには、査定の際に信頼できる不動産会社を見つけられるかどうかが大きく影響します。
高額な取引になるからこそ、信頼できる不動産会社へ依頼して納得のいく形で売却を進めたいものです。
査定の際には不動産会社の査定価格だけを比べるのではなく、不動産会社の販売実績や担当者の対応も確認しておきましょう。
販売実績を確認すれば、マンションの売却に強い不動産会社かどうかが確認できます。
また、査定時の担当者の対応を見て、査定後にも誠実に対応してくれるかどうかを見極められます。
複数の不動産会社から信頼できる会社を見極めたいという方には、おうちクラベルの不動産一括査定サイトがおすすめです。
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