マンションの売却には、どの程度の期間がかかるのでしょうか？具体的な期間はマンションの状態や条件などによって異なりますが、ポイントを踏まえて準備をすることでスムーズな売却へとつながります。
そこで本記事では、マンションの売却に要する期間や早く売るためのコツ、なかなか売れないときの対処法などについて詳しく解説します。この記事で紹介する知識を活用すれば、マンションの早期売却を期待できるでしょう。
1.マンション売却にかかる期間はどのくらい？
マンションの売却開始から成約までにかかる期間は、およそ3〜4ヵ月といわれています。
ただし、マンションの条件や媒介契約を結ぶ不動産会社によって正確な期間は異なります。
マンションの条件が良く買主からの需要が高いと、売却期間が早くなる可能性が高いです。早い場合は1ヵ月ほどで買主が見つかるケースもあります。
売却活動を積極的に行い、契約などの手続きがスムーズに行える不動産会社であれば、期間が短くなる確率が上がるでしょう。
市場の状況によっても変動します。マンションの需要が高まる時期に売却を行えば、すぐに買主が見つかる可能性が高いです。
なかなか買主が見つからない場合、4ヵ月以上売却にかかる場合もあります。状況によっては、半年以上必要になるケースもあるでしょう。
早めに売却を完了させるためには、早く売るためのコツなどを把握して売却活動を行うことが大切です。
1-1.まずは査定を申し込む
マンションの売却を検討したら、まずは査定に申し込むと良いでしょう。査定を行うと、マンションのおおよその売却価格が把握できます。
売却価格が予想できれば売却活動の準備が円滑に進められ、マンションの売却がスムーズに始められるでしょう。
最初の査定としておすすめなのが、不動産一括査定サイトの利用です。マンションの情報を入力することで、複数の不動産会社に査定依頼が届きます。
おうちクラベルの不動産一括査定サイトでも、査定にお申込みいただけます。売却を検討している方はぜひご利用ください。
2.売却期間に関わる要素
マンションの売却期間には、様々な要素が関わってきます。マンションの売却条件に関わる要素は以下の4つです。
- 築年数
- 専有面積
- 立地条件
- 最寄り駅までの距離
これらの要素に関して条件が良く買主の需要が高いと、買主が早く見つかる可能性が高いです。売却したいマンションの状態はどうか、事前に調べておくと良いでしょう。
2-1.築年数
マンションの築年数は、売却期間に大きく影響する要素です。築年数が経過していないマンションほど早く売れやすい傾向にあります。
築年数が古いマンションは設備や構造が古く需要が低いです。特に耐震性が低いマンションは、なかなか買主が見つかりにくいでしょう。
2-1-1.建築基準の「旧耐震」と「新耐震」
耐震性は、マンションが建築された時期によって異なります。
改正前に建てられたマンションは「旧耐震」、改正後のマンションは「新耐震」と呼ばれます。新耐震のマンションの方が耐震性は高く、大きな地震でも損壊が起きにくいです。
そのため、新耐震基準に則って建てられたマンションの方が需要は高くなります。
ただし、築年数が経過するほど需要が低くなりやすいです。築年数が古いマンションは、他の面をアピールして買主を探すと良いでしょう。
2-2.専有面積
専有面積もまた、マンションの売却期間に重要な影響を与える要素の1つです。専有面積とは、マンション内の部屋といった所有者が専有して使える面積のことを指します。
広々とした専有面積のマンションは、買主の目に魅力的に映る可能性が高いです。広々としたスペースが使えれば、買い手にとって生活しやすい環境となるでしょう。
しかし、大きすぎる専有面積のマンションは買主がつきにくい傾向にあります。狭い専有面積のマンションと比較すると価格が高くなるため、1ヵ月以上売却期間が長期化する可能性があるでしょう。
専有面積が広いマンションは、売却価格を少し低めに設定することで早期の売却が期待できます。
2-3.立地条件
立地条件もマンションの売却期間に関わる要素として挙げられます。立地条件とは、そのマンションが存在する地域の特徴や周辺環境のことです。
例えば、都心や高級住宅地などに位置するマンションは需要が高いです。売却してすぐに買主が見つかる可能性もあります。
逆にいえば、都心から遠く離れた郊外に位置するマンションは需要が高いとはいえません。買主が少なくなるため、売却期間が長期化しやすいでしょう。
2-3-1..周辺の施設も含まれる？
周辺の施設も立地条件に含まれます。買主にとって良いとされる立地条件は、買主の希望する生活スタイルやニーズによって異なります。
マンションの周辺に学校や病院などの施設が充実していれば、買主にアピールできるポイントとなるでしょう。
より多くの買主に魅力的に思われやすい立地条件をアピールすることで、短期間での売却完了が期待できます。
2-4.最寄り駅までの距離
マンションの売却期間に重要な要素の1つとして、最寄り駅までの距離といった交通の便の良さが挙げられます。
駅から近い場所にあるマンションは、市内への移動や出張などが容易に行いやすくなるため、需要が高いです。
一方、駅から遠い場所にあるマンションは、交通の便の悪さから売却期間が長期化するケースがあるでしょう。
2-4-1.騒音問題が生じる可能性がある
駅へのアクセスが良くてもマンションの近くに線路があると、買主が見つかりにくい可能性があります。なぜなら、騒音問題が生じやすいためです。
マンションの防音設備が整っていなければ、買主にとって心地の良い生活ができない環境になってしまいます。騒音の心配がある場合は、マンションの設備を見直してみましょう。
交通の便の良さは売却価格にも影響します。駅に近い場所にあるマンションは、高値で取引されやすいです。
2-4-2.マンションの売却価格を事前に知りたい方は？
マンションの売却価格を事前に知っておきたい方は、査定に申し込むと良いでしょう。査定結果を基に、おおよその売却価格を予想することが可能です。
より正確な売却価格が知りたい方は、複数の不動産会社から査定を受けてみましょう。結果を比較することで、正確性の高い価格が予想できます。
複数社に査定を申し込むには、不動産一括査定サイトを利用すると良いでしょう。一度の申し込みで複数社から査定が受けられるため、何度も申し込む手間が省けます。
おうちクラベルは、不動産一括査定サイトの1つです。インターネット上で申し込みが可能なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
3.マンションを早く売るためのコツ
マンションを早く売るためには、以下のような4つのコツがあります。
- 売れやすい時期に販売活動をする
- 適正な売り出し価格にする
- 室内をきれいにする
- マンション売却が得意な会社に依頼する
これらのコツを意識して売却活動を行うことで、通常よりも早くマンションが売却できる可能性があります。
以下でそれぞれのコツについて詳しく解説するので、早くマンションを売りたい方は参考にしてください。
3-1.売れやすい時期に販売活動をする
マンションの売却には、売れやすい時期と売れにくい時期があります。マンションを早く売るためには、売れやすい時期に販売活動をすると良いでしょう。
売れやすい時期は、多くの人が新生活を始める時期です。新しい学校や会社での生活が始まるにあたって、引っ越しをする人が増えます。
そのため、マンションの需要が高まり、売却が早期に完了する可能性が高いです。
3-1-1.マンションが売れやすい具体的な時期とは？
新生活に合わせて引っ越しする人が増える2〜3月が売却の狙い目となります。
ただし、確実にその時期に売るためには、1月には売却活動を始めておくと良いでしょう。
売れにくい時期は、正月やお盆休みなどの長期休暇に入る時期です。不動産取引が行われにくくなるため、早期の売却は望めないでしょう。
また、経済情勢や不動産市場も影響します。情勢が活発な時期に売却をすると、早期の売却が見込みやすくなります。
3-1-2.市場調査
売却にあたって、不動産市場の情勢や買い手の動向を調べておくと良いでしょう。適切な時期に売却活動を行うことで、早くマンションを売ることが期待できます。
不動産市場のことを調べるなら、不動産会社への相談することがおすすめです。専門の知識をもっているため、売却に適切な時期について詳しく教えてもらえます。
相談する不動産会社を探す際には、不動産一括査定サイトを利用すると良いでしょう。複数社から査定を受け、結果の比較から希望に合った不動産会社を選んで相談できます。
不動産一括査定サイトの利用には、ぜひおうちクラベルをご利用ください。複数の不動産会社から査定が受けられるため、不動産会社の選択に大変便利です。
不動産会社をお探しの方は、ぜひおうちクラベルの不動産一括査定サイトをチェックしてみてください。
3-2.適正な売り出し価格にする
マンションには適正な売り出し価格があります。価格が適正でないと、売却が長期化してしまう可能性が高いです。
売り出し価格が相場よりも高い場合、買主は見つかりにくいため売却が長期化しやすいでしょう。
逆に、相場より低い価格の場合は、すぐに買主が見つかる可能性が高いです。しかし、早く売りたいからといって価格を必要以上に下げてしまっては、売却の成功とはいえません。
売り出し価格は、相場に見合った適正なものにすることが大切です。適正価格であれば買主からも注目され、早期の売却が望めます。
3-2-1.相場を知るためには
相場を知るためには、周辺地域の不動産価格や不動産市場の相場を調べることが有効です。似た条件のマンションの価格を調べ、価格を設定しましょう。
マンションの価格は立地条件や設備など、細かい要素によって決定します。そのため、できるだけ条件が同じマンションの価格を参考にしてみましょう。
しかし、自力で似た条件のマンションを見つけることが難しい場合は、不動産会社に相談すると良いでしょう。
3-2-2.不動産一括査定サイトを利用しよう</h4
相場を知るためには不動産一括査定サイトの利用もおすすめです。複数の不動産会社から一括で査定を受けて結果が比較できるため、より正確な相場が把握できます。
相談をする不動産会社を見つける場合にも役立つでしょう。
おうちクラベルの不動産一括査定サイトをご利用いただければ、売却したいマンションのおおよその相場が分かります。ぜひ活用して、早期の売却に役立ててください。
3-3.室内をきれいにする
室内をきれいにすることは、マンションの早期売却に効果的です。買主に良い印象を与えられるため、購入意欲をそそります。
室内の様子は内覧の際に細かくチェックされます。内覧の前には室内に問題がないかを確認してみてください。
汚れや臭いがある場合、買主に悪い印象を与える可能性があります。まず、床・壁・天井などに汚れがないかをチェックし、清掃しておきましょう。汚れや臭いがある場合、買主に悪い印象を与える可能性があります。
必要があればハウスクリーニングの依頼をすることもおすすめです。
また、傷が目立つ場合、買主の購買意欲を下げることがあります。補修が必要だと判断したら事前に直しておくと良いでしょう。
3-3-1.水回り
室内で汚れやすいのは水回りです。衛生面で気にする人も多いため、水垢やカビがある場合は清掃することが推奨されます。
新鮮な空気を入れることも重要です。定期的な換気や、内覧の前には空気を入れ替えを行いましょう。
3-3-2.内覧時
内覧の際には部屋が広く見えるようにすることも効果的です。照明や窓の開閉などを調整し室内を明るく照らすことで、部屋が広く見せられます。
室内を清潔に保つことは、買主が心地よさを感じることにつながります。早くマンションを売りたい方は、室内の清潔さにも気を配りましょう。
3-4.マンション売却が得意な会社に依頼する
不動産会社には、それぞれ売却が得意な物件があります。
マンション売却が得意な不動産会社は、売却に関する独自のノウハウをもっているため、早期の売却が可能になります。
早期の売却を希望する方は、マンション売却を得意とする不動産会社に依頼すると良いでしょう。
また、マンション売却が得意な不動産会社を選ぶ際は、売却実績も調べましょう。マンションの売却実績が多いと、売却がスムーズに進められる可能性が高いです。
3-4-1.口コミサイト
口コミサイトなどを調べることもおすすめです。実際に売却を依頼した方の意見が見られるため、選ぶ際の参考にできるでしょう。
3-4-2.不動産一括査定サイト
信頼できる不動産会社を選ぶなら、不動産一括査定サイトの利用がおすすめです。複数社からの査定結果を踏まえて、信頼できると判断した不動産会社と契約が結べます。
おうちクラベルの不動産一括査定サイトをご利用になると、複数の不動産会社の中から希望に合った会社と契約が締結できます。
依頼する不動産会社に迷っている方はぜひご利用ください。
4.媒介契約も売却期間に関係する
マンション売却の媒介契約もまた、売却期間に関係する重要な要素です。媒介契約とは、売主と不動産会社との間で締結される契約のことです。
媒介契約には、以下の3種類があります。
- 専任媒介契約
- 専属専任媒介契約
- 一般媒介契約
媒介契約は種類によって契約内容が異なります。売却活動に関わる内容であるため、売却期間にも影響するでしょう。
売却がなかなか進まない場合は、媒介契約を変更することで早期の売却につながる可能性があります。それぞれの契約内容を把握し、適切な契約を選ぶようにしましょう。
4-1.専任媒介契約
専任媒介契約とは、売主が不動産会社に対してマンションの売買についての専任の媒介を委託する契約です。売主が自分で探してきた買主以外は、契約を結ぶ1社だけに売却活動を任せる契約になります。
専任媒介契約を結んだ場合は、結んだ不動産会社以外との契約はできません。
4-1-1.専任媒介契約のメリット
専任媒介契約のメリットは、不動産会社が専任の媒介を行うため買主の募集や取引の手配を熱心に行ってくれることです。その結果、売却期間が短縮される可能性が高くなります。
4-1-2.専任媒介契約のデメリット
専任媒介契約を結ぶ場合には適切な不動産会社を選ぶことが重要です。信頼性や実績などを確認し、信頼できると思った不動産会社を選びましょう。
選んだ不動産会社によっては、逆に売却期間が長引く可能性があります。1社としか契約できないため、売却活動はその不動産会社に一任されます。
そのため、不動産会社が売却活動を上手く行えなければ、買主を早く見つけることは難しいでしょう。専任媒介契約を結ぶ際は、適切な不動産会社の選択が大切です。
4-2.専属専任媒介契約
専属専任媒介契約とは、売主が不動産会社に対して不動産の売買についての専任の媒介を委託することを約束する契約です。
専属専任媒介契約のメリットは、売却活動が熱心に行われることです。
契約した不動産会社は売却が成功すれば利益を得られるため、熱心に売却活動してくれるようになります。
4-2-1.専属専任媒介契約のメリット
専任媒介契約では2週間に1回以上だった報告義務が、1週間に1回以上になります。
報告が定期的にあるため、売主は安心して活動を任せられるでしょう。報告を受けての相談も頻繁に行えます。
その結果、売却期間が短くなる可能性がより高くなります。
4-2-2.専属専任媒介契約のデメリット
専属専任媒介契約では、売主が見つけてきた買主と売買契約が結べません。売却活動は不動産会社だけが行うものになります。
そのため、契約が結べそうな知人がいる人には不向きの契約です。却って売却期間の長期化につながってしまうでしょう。
また、契約を結ぶ不動産会社の選定も重要です。様々な要素から信頼できる不動産会社を選び、契約を結ぶようにしましょう。
4-3.一般媒介契約
一般媒介契約は、媒介契約の中で最も一般的に行われる契約です。
4-3-1.一般媒介契約のメリット
一般媒介契約では、複数の不動産会社と契約を結べます。
複数の不動産会社がマンションの売却をするために競合する形となります。多くの不動産会社は熱心に売却活動を行うため、早期に売却が完了する可能性が高いです。
また、複数の不動産会社が営業を行うので、マンションが宣伝される機会が増えます。多くの人の目に触れることから、買主が見つかる可能性も高くなるでしょう。
専任媒介契約・専属専任媒介契約で売却が進まなかった方は、一般媒介契約への変更を検討してみてください。
4-3-2.一般媒介契約のデメリット
一般媒介契約で失敗するケースもあります。売却活動を行っても十分な利益が得られない場合、活動を熱心に行わない不動産会社があるためです。
そのため、売却に意欲的な不動産会社を複数選ぶことが大切です。
一般媒介契約を結ぶ不動産会社を選ぶ際には、不動産一括査定サイトに申し込むと良いでしょう。
一般媒介契約では、複数の不動産会社と契約を結ぶことになります。そのため、複数社の情報を把握しておくことが必要です。
4-3-3.複数の不動産会社で査定を受けるには？
不動産会社と関わりをもつには査定を受けることがおすすめですが、複数社に申し込むには手間がかかります。その手間を省くために活用できるのが、不動産一括査定サイトです。
不動産一括査定サイトでは、一度の申し込みで複数社に査定を依頼できます。自分で不動産会社を選ぶ必要がないため、選択肢を絞るために大変便利なサービスです。
興味をもった方は、ぜひおうちクラベルの不動産一括査定サイトをチェックしてみてください。複数社から査定を受けて、適切な不動産会社と媒介契約を結ぶことが可能です。
5.早く売りたいなら買取を選択しよう
マンションの早期の売却を希望するなら、買取を選択しましょう。買取とは、不動産会社が買主となってマンションを直接買い取ってくれる方法です。
これにより、買主の公募・内覧・売買契約などの手間が省けます。不動産会社とのやり取り以外は必要ないため、売却期間の大幅な短縮が可能です。
買取にかかる期間は、およそ2週間〜1ヵ月です。通常の売却では3〜4ヵ月ほどがかかるので、半分以上の短縮となります。
また、買取は基本的にはすぐに現金化できるため、まとまった現金が必要な場合にも有効です。
5-1.買取の注意点
買取価格は市場価格よりも低くなる傾向が強いです。相場価格の7〜8割程度の価格になると考えましょう。
そのため、より高値での売却を希望している方には、不向きな方法となります。売却期間と価格を考慮して、自分の希望に合った方法で売却を行いましょう。
また、買取を依頼する不動産会社は信頼できるところを選ぶようにしましょう。不動産会社によっては、相場よりも大幅に低い価格で買取される可能性があります。
信頼できる不動産会社を選ぶなら、不動産一括査定サイトの利用が便利です。おうちクラベルは、不動産一括査定サイトの1つです。不動産の査定価格が知りたい方は、ぜひご利用ください。
6.マンションがなかなか売れないときの対処法
マンションがなかなか売れない場合には、以下の3つの対処法が有効です。
- 売り出し価格を見直す
- 契約不適合責任に対応した保険を付保する
- 不動産会社を変える
これらの対処法は、売却が進まない原因に合わせて実施することが大切です。まずは売却が進まない原因を考え、適切な対処法を行うようにしましょう。
6-1.売り出し価格を見直す
不動産には適正な売り出し価格があります。
マンションの売却がなかなか進まない場合は、売り出し価格を見直してみましょう。
適正価格を知るためには、似た条件のマンションの市場価格を調べてみると良いでしょう。
売り出し価格が市場価格よりも高い場合は、適正価格ではない可能性があります。
売り出し価格に悩んだら市場価格と比較して、価格を調整してください。
ただし、売り出し価格は下げすぎないように注意しましょう。買主が早く見つかる可能性は高くなりますが、正しい売却とはいえなくなってしまいます。
6-1-1.価格の判断に迷ったら？
価格の判断に迷った場合は、不動産会社に相談しましょう。不動産会社は市場動向や買主の需要などを熟知しています。
そのため、売却したいマンションの適正価格に関して相談すれば、有効なアドバイスがもらえる可能性があります。
相談できる不動産会社を探すなら、おうちクラベルの不動産一括査定サイトをご利用ください。複数の会社からの査定結果を基に、希望に合った不動産会社をお選びいただけます。
6-2.契約不適合責任に対応した保険を付保する
契約不適合責任とは、引き渡し後に発覚した物件の瑕疵（かし）を、売主が補償しなければならない法律上の責任のことです。
瑕疵とは欠点のことで、契約時の内容と著しく異なるものを指します。契約不適合責任に対応した保険を付保することで、早期に売却が進む可能性があります。
6-2-1.どのようなマンションがおすすめ？
特に築年数が経過しているマンションは、契約不適合責任に対応した保険を付保することがおすすめです。建物は時間が経つにつれて劣化し、様々な瑕疵が出てくるようになります。
その瑕疵が売却後に発覚すると売主は責任が問われ、損害賠償や契約の破棄が請求された場合は受けなければなりません。
しかし、保険に加入していれば瑕疵の補修に対して一部保険金が支払われます。そのため、買主だけでなく売主も安心して売買契約が結べます。
そもそも築年数が古いマンションは、需要が低い傾向にあります。しかし、保険が付保されることで補償が生じるため、買主の需要も高まりやすいです。
ただし、契約不適合責任に対応した保険に加入するには、要件を達成した物件である必要があります。事前に調べておき、売却したい物件に保険が付保できるのかを確認しておきましょう。
6-3.不動産会社を変える
マンションがなかなか売れない場合、不動産会社に問題がある可能性も考えられます。その場合は、不動産会社を変えることも対処法の1つです。
不動産会社には、それぞれ売却を得意とするエリアや物件があります。
この得意分野にマッチしていない不動産会社に依頼をすると、売却活動が思うように進まない可能性が高いです。
そのため、マンションがある地域やマンション自体の売却が得意な不動産会社に変えることで、売却が進みやすい環境を整えられるでしょう。
また、信頼性の高い不動産会社を選ぶことも大切です。売却活動を熱心に行ってくれる不動産会社であれば、早期に売却が進む可能性が高くなります。
相談も行いやすくなるため、不安や悩みを解消しながら売却がスムーズに進められるでしょう。
6-3-1.信頼できる不動産会社を選択するには？
信頼できる不動産会社を選択するには、不動産会社の信頼性や実績などを確認すると良いでしょう。ウェブサイトや口コミサイトを見ることで確認できます。
また、不動産一括査定サイトの利用もおすすめです。一括で複数の不動産会社から査定を受け、その中から信頼できる不動産会社が選べます。
おうちクラベルの不動産一括査定サイトをご利用いただくと、複数の不動産会社の中から信頼性の高い不動産会社が選択できます。
不動産会社の変更を検討している方は、ぜひおうちクラベルの不動産一括査定サイトをご利用ください。
7.マンション売却で悩んだときは
マンションの売却が思うように進まないと、焦りや悩みを抱えてしまうでしょう。そのような悩みを解消するためには、売却活動を見直してみることがおすすめです。
マンションが売れない場合は、まずは市場状況を調べてみましょう。市場の相場を調べ、その相場に合わせて価格を設定することが大切です。
また、市場状況は売却のしやすさにも関係します。市場が活発になりマンションの需要が高まる2〜3月は、マンションの売買が成立しやすいです。
加えて、売却したいマンションの状態を整えることも重要です。きれいな物件は需要が高く、早期の売却が期待できます。
マンションはきれいに清掃し、清潔な状態を保つようにしましょう。補修できるところは補修し、状態の良いマンションを売り出すことを心がけてみてください。
8.信頼できる不動産会社に依頼してスムーズに売却しよう
マンションの売却が上手くいかないときは、様々な要因が考えられます。例えば、マンションの状態・市場動向・売却価格などです。
不動産会社も売却期間に影響する大きな要素です。マンションの売却の際は一般的に不動産会社と契約します。しかし、契約した不動産会社が適切でない場合、売却が長引く可能性があります。
マンションの売却は、非常に大きな取引です。一生に一度しか行わないという方も多いでしょう。
契約を結んだ不動産会社とは、売却活動や取引の重要なパートナーとなります。
そのため、信頼できる不動産会社と契約することが重要です。パートナーを信頼できなければ、売却が失敗する確率も高くなるでしょう。
マンションの売却を行う方はぜひ信頼できる不動産会社を選んで、重要な取引を成功させましょう。
信頼できる不動産会社との契約に役立つのが、不動産一括査定サイトです。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
おうちクラベルの無料一括査定なら、カンタン60秒で大手から地域密着不動産会社まで、複数社の査定価格をまとめて比較することができます。
この記事の監修者
水野総合FP事務所 代表（ファイナンシャルプランナー、不動産エージェント、講師）
2003年、30歳で子どもの誕生を機に早期退職し株式専業トレーダーとして独立。
年間最高売買代金350億円超、月間最高利益2414万円を達成。合わせて法人経営に携わり複数事業のスタートアップに参画、スモールM＆Aを経験。現在は幅広い世代に対して金融リテラシー啓蒙活動を行い、個別相談、執筆・記事監修、取材協力、講師など多分野で活躍。
独立系FPとしてライフプランや投資・資産運用、不動産・住宅ローン相談を中心に、年間100名以上の相談業務に従事。学校法人や事業法人で講師を務め、年間80回以上登壇。マネー教室を運営し中学生から社会人までを指導。
日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ。中小企業庁「中小企業119」専門家。楽しい暮らしを叶える不動産エージェント。学校法人専門学校非常勤講師。
＜保有資格＞
CFP®︎認定者｜1級ファイナンシャル・プランニング技能士｜宅地建物取引士｜日本証券アナリスト協会検定会員補｜証券外務員1種｜DC(確定拠出年金)プランナー2級｜SP融資コンサルタント
